50歳を過ぎたら要注意!「加齢黄斑変性」自分でわかるセルフチェック法
更新日
50歳を過ぎたら半年に1回セルフチェックを!

加齢黄斑変性は、50歳を過ぎたころから発症の危険性が高くなり、場合によっては、40歳代後半で発症することもあります。放置していると、日常生活が困難になるほどの視覚障害になるおそれがあります。50歳を過ぎたら半年に1回を目安にセルフチェックするようにしましょう。セルフチェックに使うのが、アムスラーチャートというマス目が並んだシートです。
【やり方】
30cmほど離してシートを持ち、必ず片方の目を隠して、真ん中にある中心点を見ます。めがねやコンタクトレンズをしている場合は、装着したまま行います。
印刷が出来ない場合は、升目の間隔が5mm程度の方眼紙でもチェックできます。中心に印をつけ、目から30cmほど離して方眼紙を持ち、片方の目を隠して片目で方眼紙の印を見てください。

「線がゆがんで見えていないか」「中心点ははっきり見えているか」「欠けている部分はないか」を片方ずつチェックします。1つでも当てはまる症状があると、加齢黄斑変性など黄斑の病気の可能性があります。黄斑とは、網膜の中心部にあり、最も良い視力が得られる部分です。黄斑に障害が起きると、それ以外の網膜に異常がなくても、視力が著しく低下します。

シートがない場合は、障子の桟や風呂場のタイルなど格子状のものを片方ずつ見ることでもチェックできます。
セルフチェックをして、異常を感じた場合は、早めに眼科を受診しましょう。