本当の血圧を家庭でチェックする方法 毎日同じ時間、環境で測定

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高血圧動悸(どうき)がする息切れがする・息苦しい循環器・血管

血圧が高いかどうかを調べるには?

一般的な血圧の変動

最近は、家庭血圧計が広く普及したこともあり、誰もが手軽に血圧を測定できるようになりました。その一方で、「計測するたびに血圧の値が変わるので、どれが本当の血圧なのかわからない」と感じる人も少なくありません。
そもそも血圧は、常に変動しているので一定ではありません。たとえば日中活動しているときは高く、就寝中は低くなるのが自然な血圧の変動です。また、怒っているときと穏やかな気持でいるときでも血圧は変わります。
自分の血圧が高いかどうかをきちんと調べるには、毎日できるだけ同じ時間帯、同じ環境で測定し、平均を出すことが大切です。

家庭血圧を測定することでわかる危険な「仮面高血圧」とは

家庭血圧の測り方

家庭で血圧を測定するタイミング
診察室&家庭で測定

家庭での血圧を測るタイミングは、起床後1時間以内と就寝前の2回行うことをおすすめします。ただし、散歩や運動の直後に測ったり、極端に寒い場所で測ったりすると、正しい値にはなりません。また、値が気に入らないからと納得する値が出るまで何回も測るのもやめましょう。

家庭での計測は、診察室など医療機関で測るときよりもリラックスしやすいので、上下とも5mmHg低い値で診断しましょう。診察室血圧の場合は、上が140mmHgまたは下が90 mmHg以上、家庭血圧の場合は、上が135 mmHg以上または下が85 mmHg以上が、高血圧の診断基準になります。

高血圧のQ&A

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この記事は以下の番組から作成しています

  • きょうの健康 放送
    これを見れば下げたくなる!高血圧「どれが本当の血圧?」