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広島ドラゴンフライズ 地元出身期待の星☆三谷桂司朗選手×木村文子さん・STU48工藤理子さん

  • 2024年03月13日

 

木村文子さん 三谷桂司朗選手 工藤理子さん

終盤に入ったバスケットボール、Bリーグ。広島ドラゴンフライズは2年連続のチャンピオンシップ出場に向けて正念場です。去年12月に加入したルーキー、三谷桂司朗選手が「ひろしま コイらじ」に初出演しました。ブースター待望の“フランチャイズプレーヤー”からはあふれ出る広島愛、プロとしての覚悟が感じられました。

(広島放送局 アナウンサー 武本大樹)

待望の“フランチャイズプレーヤー”

 

提供:広島ドラゴンフライズ

三谷桂司朗選手は広島市出身の22歳。身長1メートル91センチのスモールフォワードです。広島市立井口小学校3年生の時にバスケットボールを始め、広島皆実高校ではインターハイや全国高校選手権、「ウィンターカップ」に出場。世代別の日本代表にも選ばれました。筑波大学ではキャプテンとしてチームをインカレ3位に導き、去年12月、子どもの頃から親しんできた地元のクラブ、広島ドラゴンフライズとプロ契約を結びました。

工藤)三谷選手は私と同学年なんです!今月、私も22歳になるのでもうすぐ追いつきますよ(笑)。ラジオへの出演、そして生放送も初めてと聞いていますが、いかがですか?
三谷)とても緊張していましたが、皆さんがアットホームな雰囲気で迎えてくださったので、緊張が取れてきましたよ。
武本)今月最初の試合は強豪・千葉ジェッツをホームに迎えての2連戦。悔しい連敗となりましたが、一進一退の手に汗握る好ゲームとなりましたね。
三谷)2試合とも負けはしてしまったのですが、終盤までどちらが勝利するかわからない状況まで持っていくことができました。チームとしての成果も見えたと思います。下を向かずに次の試合に向けて練習を頑張っています。
武本)第1戦、両チーム通じて初めての得点が三谷選手でしたね。
三谷)レイアップをした位置が遠かったので大丈夫かなと…。でも、何とか入ってくれたので、きょうは行けそうだと思いました。
木村)2日間とも広島グリーンアリーナに6000人を超える観客が詰めかけました。満員のアリーナでのプレーはどうでしたか?
武本)広島出身の僕にとってグリーンアリーナはいつかプレーしたいとずっと思っていた場所でした。満員のアリーナは本当に圧倒されるものがありましたし、その中で広島を代表してプレーできることにすごくうれしさを感じました。

昔、ここでドリブルつきよった子よね

木村)地元のクラブに入団して、ご家族もとても喜んでいるのでは?
三谷)毎試合、会場に足を運んでくれています。でも、家族にバスケットの話をするのは少し恥ずかしい気持ちがしてあまり話さないんです…。アウェーの試合も映像で試合を見ていて、とても気にしてくれているので、感謝しないとなと思います。
木村)家族に競技のことを話すのが恥ずかしいという気持ちはわかりますよ、私も現役時代そうでしたから。
木村)広島にプロ選手として帰ってきて感じたことはどんなことですか?
三谷)今は一人暮らしをしているのですが、帰ってきてすぐは実家に住んでいたんですよ。実家から練習に行く時に近所の方が「昔、ここでよくドリブルつきよった子よね」と言ってくださったんです。覚えてくださっているんだと。帰ってきたなという気持ちがその時、すごくしました。
工藤)素敵ですね。
三谷)子どもの頃、家の前にいつも小さなバスケットボールを置いていたんですよ。学校から帰ってから友だちとシュートを打つ練習をしていました。それを見てくださっていたんだと思います。
木村)地元の人たちにとっても三谷選手の活躍が誇りでしょうね。

3度目のドラフラ

武本)Bリーグには高校生や大学生が大会のない時期に期間限定でプレーできる「特別指定選手制度」があります。三谷選手は高校3年生、大学3年生の昨シーズンもドラゴンフライズでプレーしました。
工藤)高校3年生でBリーグデビューしていたんですね!
三谷)サンプラザでホームデビューしたのですが、コートに足を入れた瞬間に感じたファンの方の応援の迫力をいまだに忘れられません。一瞬で頭が真っ白になったことを今でも覚えています。
工藤)プロへの意識は強くなりましたか?
三谷)はい、より一層。地元で活躍したいという気持ちが強くなりました。
木村)今回はプロとしての加入ですが、特別指定選手の時と気持ちは違いますか?
三谷)全然違いますね。去年は大学のラストシーズンも控えていたので、そこに生かせる経験を積みたいという気持ちもありました。今はプロ契約なので結果を残さないという気持ちです。去年よりもより一層、広島ドラゴンフライズで勝ちたい気持ちが増しています。
工藤)大学ではキャプテンを務めていました。どんなタイプのキャプテンでしたか?
三谷)小中高と一度もキャプテンをしたことはありませんでした。大学で初めてやることになった時には人をまとめていくような性格ではないので不安しかなかったのですが、いい経験になると思って覚悟を決めました。それまでのキャプテンは結構かっちりしたタイプ、「ザ・キャプテン」という方が務められていました。僕は型にはまらず、自分なりのスタイルでやっていこうと思いました。チームの温かい雰囲気を作れるようなキャプテンを目指して、ぶらさないようにやっていました。
工藤)素晴らしいキャプテンですね。そのチームに入りたいです。
三谷)キャプテンの僕を1年間支えてくれた同期にとても感謝しています。最後、インカレ3位になることもできました。ついてきてくれた仲間にはサンキューと伝えたいと思います。
木村)こう言ってくれる三谷選手だからこそ、みんなついてきたんだと思いますよ。ドラゴンフライズからプロ契約のオファーがあった時はどんな気持ちでしたか?
三谷)高校3年生から関わらせていただいていたので、ドラゴンフライズからプロのキャリアをスタートできることになった時は本当にうれしかったです。ずっと広島で活躍したいという気持ちがあったので、これからもっと頑張ろうと強く思いました。

ミタニ・イズ・〇〇

木村)去年12月に加入して早くも先発に定着しつつあります。出場機会をたくさん得られていることをどう感じますか?
三谷)ヘッドコーチをはじめ、チームのスタッフ、関係者の皆様に期待していただけているからこそだと思います。その期待に応えられるようにもっと頑張っていかないといけないと思いますし、もっと自信を持ってプレーしないといけない。特に先発で出場する時は「自分がやってやるぞ」という強い気持ちを持ってプレーしていきたいと思います。
武本)先日、三谷選手の強みをカイル・ミリング ヘッドコーチに聞いた時に、ある「道具」に例えて表現していました。そこでクイズです!①カッティングボード(まな板)②クロスピンズ(洗濯ばさみ)③アーミーナイフ(缶切りやねじなどがついた折り畳み式のナイフ)。さあ、どれでしょう?
工藤)がっちりした体格なので、カッティングボード!
木村)私はアーミーナイフです!
三谷)僕はクロスピンズで!
武本)正解は木村さん!「アーミーナイフ」です。アーミーナイフは缶切りやねじ、様々な機能がついている、つまり“万能”の道具です。ドライブ(ドリブルをしてゴール下に切れ込む)、3ポイントシュート、ディフェンスに優れていて、しかも1メートル91センチの高さもある。何でもできるのが三谷選手の強みだと。
三谷)初めて言われたのですが、アーミーナイフはかっこいいですね。万能だと評価してもらえたのはすごくうれしいです。すべての要素でもっともっと質を上げていきたいと感じます。
武本)2月には日本代表のアジアカップ予選の直前合宿に参加しました。どんなことを感じましたか?
三谷)Bリーグを代表する選手とプレーすることができ、ひとつひとつのメニューから学ぶことがたくさんありました。試合のメンバーに残れなかった悔しさもあるので、次に呼んでいただいた時には今回の経験を生かして、もっとガツガツと自分らしさを出して積極的にプレーしたいです。
工藤)Bリーグのレギュラーシーズンは残り20試合を切りました。終盤戦への意気込みを教えてください!
三谷)1試合1試合、経験を重ねて成長している姿を皆さんに見せたい気持ちが強いです。残りの試合もどんどん成長していけるように頑張ります!

 

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