NHKさいたまブログ

きょうの「ひるどき!さいたま~ず」は、戸田市教育委員会 教育政策室の杉森雅之さんさいたま市教育委員会 不登校等児童生徒支援係の篠谷瞳さん・大髙恭介さんを迎えて、インターネット上の仮想空間=メタバースを使った学習支援のあり方を考える「子どもプロジェクト」をお送りしました。

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さまざまな事情で「学校に行きづらい子どもたち」に向けて、県内で「メタバース」登校に取り組む自治体があります。これは、インターネット上の仮想空間=メタバースを活用し、子どもたちがアバター(画面上のキャラクター)を駆使して、授業や学習を行うものです。

画面だけを見ると、まるでロールプレイングゲームの世界のようです。時間になると、仮想空間の「教室」に児童・生徒が通学してきます。授業のほか、ホームルームもクラブ活動もあるんです。

その「現場」に携わっている杉森さん、篠谷さん、大髙さんから、興味深い話をうかがうことができました。

県内で先行しているのは戸田市です。こうした取り組みをすすめているNPO法人と去年7月に締結を結び、その後、メタバース登校している子どもの出席も認めるようにしました。さらに、さいたま市では、教職員や大学生がタッグを組んで、同じようにメタバースを使った教育空間を構築、学習支援に取り組んでいます。

戸田市でも、さいたま市でも、バーチャルだからこそ生まれる「安心感」や、共感しあえる「雰囲気」づくりが功を奏して、ここで知り合った仲間たちが直接、集う「オフ会」を行っています。さいたま市では、まさにきのう、仲間たちが集まって歌や踊りを披露したり、作品を展示したりする、リアル空間での「文化祭」も開かれました。

学習の進度については、「より学びたい!」という子どもの希望をかなえる(中学生の数学の単元を学びたい!という小学生もいるそうです)。その一方で、基礎的なところに戻って「学びなおしたい!」という子どもにとっても重要な場になっています。

また、子どもを見守る保護者の方たちにとっても、「メタバース登校をしている」ことで、自分も子どもも生活のリズムを整えることができたという声もありました。

このほかにも、興味深いエピソードやメタバース「ならでは」の工夫が盛りだくさん。

聴き逃し配信はこちらから、ぜひお聴きください!

【サイタマの防災】のテーマは、「積雪・凍結した道路を安全に走行するために」
国土交通省 関東地方整備局 道路管理課 課長の松澤 尚利さんと電話をつないで、冬用タイヤやタイヤチェーンの重要性について改めて話していただきました。

「早めのタイヤ交換で大雪・凍結に備える!」大切な事ですね。

また、関東地方整備局では、今月1日から「大雪時の注意喚起や通行規制情報」をカーナビゲーションの画面にポップアップして表示する取り組みも始めています。これは、関東甲信地方では初です。大雪の時の注意喚起や通行規制情報などについて、埼玉県内でもこうした恐れがある場合はカーナビ画面にポップアップ表示がされるので、天候が急変したときに、ぜひ活用してください。