NHKさいたまブログ

きょうの「ひるどき!さいたま~ず」は、彫刻家で埼玉大学教授と附属小学校の校長を務める石上城行(いわがみしろゆき)さんを迎えて、齋藤恵梨キャスターとともに「子どもプロジェクト」をお送りしました。

231117_thum.jpg

「さいたま国際芸術祭2023」が開かれています。そこで、さいたま放送局では先週、総合テレビ・首都圏ネットワークの中で「埼玉発!芸術が街を変える」と題して、5日間にわたってキャスター・アナウンサー総出演(といっても5人ですが)で、県内各地から、アート(芸術)による表現や、アートが生む人と人との交流について、放送してきました。

その「スピンオフ」というわけではないのですが、今回の「子どもプロジェクト」は、芸術祭にも作品を自ら出展、様々な人たちにアートの魅力や楽しさを伝える「アウトリーチプログラム」にも携わっている、石上城行さんにスタジオにお越しいただき。アートを通じて、子どもたちにどんなことを感じて、成長してもらいたいか?というお話を、収録でうかがいました。

アーティストと研究者、そして教育者という3つの顔を持つ石上さん。

知っているようで知らなかった「図工・芸術」という科目のこと(世界的に見ても、日本のように義務教育の9年間で、絵を描き、粘土で作品を作り、木彫、版画などを学ぶことと並行して、「美術鑑賞」で西洋や東洋の芸術家の名作について基本的な知識を学ぶ、ということが行われているのは、珍しいんだそうです)。

また、とかく難解だと言われる「現代アート」は、何のためにあるのか?ということ。

さらに、ここ何年かで「大切」だとされている3つのキーワード。「自己肯定感」を引き出し、「コミュニケーション能力」を高め、「多様性」を認め合うためにできることが、まさに「アートの役割」でもあるという話は、目からウロコでした。

アートが大好きだ!という方も、ちょっと縁遠いナアという方も、聴き逃し配信をぜひお聴きください!

 

【サイタマの防災】のテーマは、動物の「クマ」。
この秋、全国で「目撃した!」という情報や「襲われた!」という被害についてのニュースが盛んに伝えられている。「クマ」について、(いわゆる「災害」対策とはちょっと違いますが、リスナーのみなさんの「くらしと安全を守る」ために)「県内でもクマに注意」と題して、埼玉県環境部 みどり自然課・野生生物担当の新井沙紀さんと電話を繋いで、県内での現状と、クマを避けるためにはどうしたらよいのか?もし、クマと遭遇してしまったときには具体的にどういう対処法があるのか?聞きました。

県内のクマの出没状況や注意点については、県のホームページでも発信しています。ハイキングや登山で山に入るというリスナーのみなさんには、とくに参考にしていただきたいです。