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観光・ビジネス

やみつき自転車旅 メイプル耶馬サイクリングロード④(最終回) ~道の駅 なかつ編~

アナウンサーの和田弥月です。メイプル耶馬サイクリングロードの旅もいよいよ最終回!今回は「道の駅 なかつ」の魅力を中心にお届けします。 秋の行楽シーズン、お出かけの参考になりましたら嬉しいです。 ◆重厚な「厚ケ瀬トンネル」からスタート! 大正2年に作られ、国の登録有形文化財に指定されています。いくつもトンネルが続くここをかつては電車が走っていたんですね。 まだ暑い季節でしたので、トンネルの中はひんやりとして気持ちが良かったです!道の駅 やまくにからずっと走ってきましたが、自然がいっぱいの楽しいサイクリングでした! ◆道の駅なかつに到着   出迎えて下さったのは、駅長の柳田いずみさんです!◆名物「黒田官兵衛ソフト」をいただく 早速、自転車コーナー恒例の、ご当地ソフトを紹介してもらいました! 中津城を築城した黒田官兵衛にちなんで作られたそうです。いったいどんな味なんでしょうか。 柳田さん)「黒のペーストは黒田丸を使ったペーストです。赤いところが黒田官兵衛の兜です。黒いところは鎧です」。 見た目も楽しく、和菓子のような上品な味わい!クリームの甘さに黒田豆のコクがよく合っていて、とっても美味しかったです! ◆直売所も魅力たっぷり ずらりと並ぶ野菜や果物。この日も朝早くから出荷のために生産者が訪れていました。 ◆高校生とともに地域課題を解決! 駅長さんに店内を案内してもらっていると、、、気になるものを見つけました。 パッケージには「大分産トマトから作られたフードロスを削減するラーメン」と書いてあります。詳しく教えてもらいました。 「中津東高校のマーケティング科の生徒とコラボして作ったラーメンです。大分県産のトマトの中でも、規格外で出荷が難しくなったものを使っているので、フードロス削減につながっているんです」。 高校生と一緒に地域の問題を解決する取り組み、ステキですよね! ◆道の駅名物!はも釜めし 隣接するレストランでは中津の食材を使ったランチを楽しむことができます。その中でも特に人気なのが、中津名物の「はも」を使ったはも釜めしです! ふたを開けると、思った以上にはもで埋め尽くされていて、ご飯が見えないくらいたっぷり。 口に入れた瞬間にふわっふわで、口いっぱいにおいしさが広がりました。 ◆最高の旅の締めくくり テラス席からのはご覧の景色!地域の魅力がたっぷり詰まった道の駅なかつを楽しみ尽くしました。

執筆者 和田弥月アナウンサー
2023年11月01日 (水)

やみつき自転車旅 メイプル耶馬サイクリングロード③ ~道の駅 耶馬トピア編~

秋には紅葉も楽しめる“メイプル耶馬サイクリングロード”の魅力をシリーズでお伝えしています!行楽シーズン、お出かけの参考になりましたら♪ 第3回となる今回は、道の駅 耶馬トピアを味わい尽くし、耶馬渓が誇る絶景も楽しんできました。 ◆美しい緑ときれいな川に囲まれた、道の駅 耶馬トピア 駅のおススメは、なんといっても本耶馬渓の自然の中で育てられたそば!打ちたてを味わえるだけでなく、そば粉を使ったスイーツやドリンクも楽しむことができる、まさにそば尽くしの道の駅です。 駅長の髙橋和美さんに、特に人気の商品を教えてもらいました。それがこちら! そば粉がはいった「そばコーヒー」と、そばのまんじゅうです。髙橋さんによると、中身がちょっと変わってるとのことで・・・ なんと、あんこではなく高菜が入っています!たべると皮の部分はふわふわでそばの香りがし、ピリ辛の高菜がアクセントになっていてとってもおいしいです。なぜ高菜を入れることにしたのか、髙橋さんに聞いてみると・・・ 髙橋さん)「大きいまんじゅうをつくってしまったので、自家製の高菜が人気があるので入れてみようと」。という、なんともおおらかなお返事!いくつでも食べられるようなおいしさで、人気メニューだというのも納得です。ちなみに、あんこいりのまんじゅうも売っていますよ!◆続いて、そばコーヒーをいただく ストローを入れた瞬間にそばのいい香り!その後、コーヒーの苦みも味わえて、いいとこどりのおいしさでした。 髙橋さん)「そばを殻ごと炒って、粗く砕いたものをコーヒーとあわせています」。 ◆親子でサイクリングを楽しむ人たちの姿も! 「家族では月1回くらい、夫婦では1週間に1回。健康のために走っています」。「秋は紅葉、春は新緑、四季折々楽しめるのがいいところ。特に線路の跡、川を渡る橋を走るときがすごく気持ちいいです」。 ◆サイクリングを楽しむご家族に元気をもらって、出発!髙橋さんに見送っていただきました ◆有名な景勝地「青の洞門」に向かって走ります ◆いよいよ青の洞門に入りまーす! ◆かつて交通の難所として知られ、鎖を伝って命がけで渡るような場所だったそう ◆道路から下に降りられるようになっていて、明かり採りのための窓など、当時の面影が残っている場所も ◆青の洞門を抜けた先には、「耶馬渓三名橋」の一つ、耶馬渓橋が 建てられたのは100年前。近代までに作られた石橋では日本最長の長さを誇り、国の重要文化財に指定されています。 (※橋は2023年7月の豪雨災害で一部の欄干が流されるなどの被害が出たため、この記事を書いている10月末現在で通行止めとなっています。一日も早い復旧をお祈りしています)。   ◆橋を渡り切るとかわいい蛙の像が! むかえる、さかえる、ぶじかえると書いてありました。「この親子かえるは橋を渡る人々の安全と郷土の繁栄を願っております」とのこと。なんだか温かい気持ちになりました。 ◆今回の旅はここまで。次はいよいよ最終回、道の駅なかつを目指します。次回もお楽しみに!

執筆者 和田弥月アナウンサー
2023年10月31日 (火)

やみつき自転車旅 メイプル耶馬サイクリングロード② ~道の駅 耶馬トピアを目指して~

アナウンサーの和田弥月です。 秋の行楽シーズンに合わせて、ぶんドキの「やみつき自転車旅」のコーナーで過去に放送した中から、中津市の「メイプル耶馬サイクリングロード」をシリーズでご紹介しています。 第2回は、耶馬渓ダムを出発して道の駅 耶馬トピアまでの旅の様子をお届け。一押しスイーツもいただきました!   ◆今回のスタート地点は耶馬渓ダム 水も空もキラキラしていて、私は小さい頃にいとこと一緒にこの近くのプールで遊んだことを思い出しました。◆面白い橋を発見! 第二山国川橋です。平成24年の豪雨で橋の一部が壊れてしまいましたが、2年間の復旧作業を経て復活しました。 サイクリングロードの中でも特に人気スポットなんです。なぜかと言うと・・・ こんな感じで、橋が川の中をカーブしているところを走ることができるんです!「鉄道の線路跡を走っているんだな」という気がすごくする橋です。わざわざこの橋の様子を撮影に来る鉄道ファンもいるんだそう。 ◆橋の次は、木のトンネル 鳥の鳴き声と綺麗な緑、こんなに気持ちのいいサイクリングロードはそうそうありません! ◆ホーム跡で休憩もできます このスペースはかつての平田駅があった場所で、今は休憩スペースとして利用されています。大正3年に作られた石造りのプラットホームが今も残されていて、国の登録有形文化財に指定されています。 私がひと休みしているこの場所で、100年以上前に汽車を待っていた人がきっといたんですよね。 ◆休憩を終え出発したら、絶景が待っていた 見てください!この景色!見渡す限り田んぼで、遮るものが何もない中を風を切って走りました。 ◆耶馬渓といえば、そば! 旅をした日はちょうど満開で、可憐な花がたくさん咲いていました! ◆道の駅 耶馬トピアに到着!  施設内には駐輪場もあり、サイクリングの休憩にも利用することができます。 ◆道の駅の名物は、そばのソフトクリーム! その名も「そばん子ソフト」。バニラソフトの上にそば粉がたっぷりかかっています。 そば粉の香ばしくて深みのある味わいのあとに、バニラのさっぱりした味がやってきます。見た目には「粉っぽいかな?」と思ったのですが、ソフトクリームと一緒だとそんなことは全く感じませんでした。焙煎したそばの実を殻ごとひいているため、香ばしくてとてもおいしかったです! ◆次回は耶馬渓が誇るあの絶景を楽しむ旅の様子をお届けします。お楽しみに!

執筆者 和田弥月アナウンサー
2023年10月30日 (月)

やみつき自転車旅 メイプル耶馬サイクリングロード① ~道の駅やまくに編~

アナウンサーの和田弥月です。夕方ニュース「ぶんドキ」で、県内の道の駅を自転車で巡り、その魅力を伝える「やみつき自転車旅」というコーナーを担当しています。こちらは自転車運転中の私の様子をハンドルに付けたカメラで撮影したもの。旅の途中で多くの方と出会えることを、毎回とても楽しみにしています。 さて、今回は秋の行楽シーズンに合わせて、過去に放送したコースの中から、中津市の「メイプル耶馬サイクリングロード」をご紹介します。中津市内を走る全長36キロのコースで、1982年(昭和57年)に整備されました。耶馬溪鉄道の廃線跡を利用して作られていることから比較的勾配が緩やかなことが特徴で、初心者でも走りやすいサイクリングロードとなっています。 耶馬渓の美しい渓谷や田園風景が楽しめ、年間を通じてたくさんのサイクリストで賑わいます。特に紅葉の時期は、こちらのような紅葉のトンネルになるところも!コースが長いので、このWEB記事でも何回かに分けてご紹介します。初回は「道の駅やまくに編」です(以下の画像は今年5月撮影)。 ◆自然豊かな源流の町、中津市山国町。夏は山国川の支流にホタルが群生します。 ◆美しい緑に囲まれたこちらが「道の駅やまくに」。山小屋風の建物にわくわく! ◆案内してくれたのは、道の駅やまくにの副支配人・坂口玉江さん。   ◆駅の魅力は、なんといっても新鮮な野菜!朝早くから地元の皆さんが運んできます。  この日も多くのお客さんが訪れていました。 道の駅を訪れたお客さんにお話を伺うと、、、 「玉ねぎとニンニクを買いました。玉ねぎは日持ちがいいからね。いっぱいあってもいいなと思って」。 「1か月に1回くらい来ます。お野菜が町より安くて助かります」。 ◆私が特に気になったのが、こちらの黒ニンニク! 実は黒ニンニクというものの存在を、今回初めて知りました・・・坂口さんに食べ方などを伺いました。 坂口さん)「この薄皮を向いて食べます。外から見ると白っぽいでしょ。でも中は黒いんですよ」。   食べてみると、ちょっと甘酸っぱい味わいが。ニンニクの独特の風味はまったくしないのでびっくりしました! ☆黒ニンニクは、高い温度と湿度を保った状態で3~4週間熟成させることでこのように黒くなります。そしてうまみがぎゅっと詰まった黒ニンニクになるんです。☆冷やして食べるとさらに甘くなるんだそう!坂口さんも毎日食べているそうです。   ◆もう1品、坂口さんのイチオシをおしえてもらいました。それがこちら! 黒糖豆乳です。地元の大豆を原料に、やまくにの温泉水を使って作られています。 坂口さん)「すごく飲みやすくてね、1本すーっと飲めちゃいます。黒糖が入ってるんですけど甘くなくて」。 味わってみると、最初にお豆腐の風味がして、黒糖の甘さがあとから追いかけてきました。甘いお豆腐を飲んでいるようで、とってもおいしかったです。   ◆エネルギーをチャージしたら、いよいよ旅に出発! サイクリングロードは山国川沿いが中心。   ◆途中にあるサイクリングターミナルで自転車を借りることもできます。 いろいろな種類の自転車がそろっていて、子どもから大人まで楽しめそうです。 ◆自然豊かなコースが気持ちいい! 頭の上には緑、すぐ隣は川。自然を体いっぱいに感じながら走ることができました。鉄道の廃線跡だけあって、勾配も穏やかで走りやすかったです。 ◆「道の駅やまくに編」はここまで。次回は「道の駅耶馬トピア」を目指す旅の様子をお届けします♪   

執筆者 和田弥月アナウンサー
2023年10月27日 (金)

ボタンボウフウでまちおこし!

おいしそうなソフトクリームまわりに振りかけられている緑色の粉なんだと思います?ちなみに抹茶ではありませんこの粉になるのはある植物大手化粧品メーカーが化粧水や栄養補助食品として注目しているんです大分県内では豊後高田市の香々地地区でこの植物を活用したまちおこしをしているということで取材に行ってきました 香々地で味わえるボタンボウフウ 取材には体力も必要まずは甘いものを食べて元気をつけて…と自分に言い訳をしてみましたがこの粉の正体はセリ科の植物 ボタンボウフウ葉っぱがボタンの葉に似ていることからこの名がつきました専門機関の調査では野菜の王様といわれるケールよりも鉄やビタミンなどを多く含んでいるとのこと地元では「一株食べれば一日長生き」沖縄では「長命草」とも言われているそう   おすすめの食べ方は「天ぷら」葉をそのまま揚げていますお味のほどは?西垣:かめばかむほどボタンボウフウの風味が広がります思ってたよりも苦みが少なくて食べやすいです!ほかにもボタンボウフウを刻んで入れた卵焼きなどどんな料理にもあうんですやはり先人はいいものを知っていたんですね 自生から栽培への挑戦 海沿いに生えていたボタンボウフウを採ってくるだけではいつかなくなってしまいますそんなボタンボウフウを栽培していこうと取り組んでいるのが渕秀幸さんです本職は90年近く続く和菓子屋さん10年ほど前からボタンボウフウを使ったまちおこしに取り組んでいますここがボタンボウフウの畑です海沿いに生えていたのを畑に持ってきて植えたのが最初です 1年中採れますが主な収穫時期は春と秋なんだそう 地域を活性化させる産業に育てたい! 渕さんが住む香々地地区は人口の減少などで旧豊後高田市と合併過疎と高齢化が進むふるさとを元気にしたいと海に近い香々地ならではの特産品としてボタンボウフウに注目しましたボタンボウフウで地域おこしをしているところが沖縄にあると聞いて人が少なくなった香々地地区の新たな産業になればなと 畑での作業には地元の農家や地域おこし協力隊の人たちがあたっています収穫量も安定商品化も幅広く行えるようになりましたお茶や青汁、まんじゅうなどなど次々と新商品が開発され道の駅や「昭和の町」で販売され人気を集めていますそれにあわせ渕さんたちは畑を今の2倍に拡大地域を支える産業としての足掛かりを作っていますまだ知名度もないんで皆さんに知ってもらって我々もおいしく食べられる方法や産業として成り立つ方法を今後も探っていって地域の雇用につながるようなものにしていければと   外からのものをありがたがるのではなくもともと地域にあったものに注目する 地域おこしの大切な視点だと思います豊後高田では去年第1回となるボタンボウフウフェアを開催渕さんたちの取り組みが実をむずびつつありますさらなる可能性を秘めたボタンボウフウ今後の展開に期待したいところです

執筆者 西垣 光(いろどりOITAキャスター)
2023年01月23日 (月)

気分はお殿様⁉ 人をつなぐうすき"輪"菓子

あ、タイトルの輪菓子は誤植ではありませんよ  この謎は読み進めていっていただければおよそ2分後に解けます…  城下町として栄えた臼杵には 今も当時の風情ある街並みが残っています  その臼杵市で今、 江戸時代にお殿様が食べたとされる 和菓子を再現する取り組みが進んでいます  挑戦した理由 そこでの工夫やこだわりを知るために 臼杵を訪ねてきました    ひとつの古文書に記された謎が謎を呼ぶ  臼杵藩を治めていた稲葉家には ある古文書が伝わっています  それがこちらの「菓子製法」 見せていただいたのは複写したものです  当時の藩主がおやつを選ぶために使っていた メニュー表ではないかとのこと  彩り豊かなお菓子が描かれていますね その数、およそ100種類   ただ、この古文書には、実は大きな問題が…  臼杵商工会議所の吉田さんによると  これお菓子の絵が載っているんですけど、  絵と名前は書いてあるんですが  レシピは一切ないんですよ   え?そんなことってあるんですか?もう一度見てみましょうたしかに絵と名前は書いてありますが 材料や作り方に関する記述は一切なし…    これだけでも十分に謎なのですが さらに謎を呼ぶのがこちら  これ、見た目はしいたけですよねでも赤線のところを見てください 「きんとん」と書かれています しいたけなのに、きんとん?    さらに吉田さんが見せてくれたのは…  吉田:和田さん、これ何に見えます?  和田:これ、お刺身ですよね 鯛のお刺身かなんか?  吉田:ぽいですよね   ただぼくもちょっとわからないですけど  おそらくお菓子であろうと…    刺身のように見えるけど、実はお菓子…  だんだんわからなくなってきました       謎の和菓子に現代の粋人が挑む     お殿様が食べていた 「しいたけ」や「刺身」とはどんなものなのか その謎に挑もうと考えたのがこの方  臼杵商工会議所の中村充さん 300年続く呉服屋の16代目です  中村さん、なぜ再現してみようと思ったんですか? 菓子製法が臼杵市の市報の裏にいくつか載っていて すごいなんかいろどりが良くてきれいだなと思って 僕自身が茶道をしていたので茶道時代の仲間と  このレシピを復刻させて、みんなでこう楽しめたら  何か面白いことが起こるかなと思って  この取り組みをスタートしました    臼杵市内の和菓子屋に声をかけ 再現する作業にとりかかりました  まず挑戦したのが、こちらの芋ようかん  ただ、わかっているのは、この鮮やかな色味だけ  そこで用意したのが、 臼杵産のサツマイモ「紅はるか」  作業に当たった芦刈さん曰く有機野菜のお芋で本当にそのお芋がよくて  色もすごくきれいなので  やっぱり原材料の素材がいいと  すごくきれいに仕上がるんじゃないかなと    「紅はるか」の特徴はその柔らかさ  それを活かすためていねいに裏ごしすることに  すると、どうでしょう♪なめらかな食感の黄金色の芋ようかんに 仕上げることができました  もう一つ再現したのが琥珀糖  寒天という文字がみえますが味の手掛かりは一切なし  ならばそこは現代風にアレンジしてみようということで… 特産のカボスを使い酸味を生かすことで お殿様も味わったことのない現代風の味わいに   特に苦心したのは透き通るような淡い緑色 カボスの皮を一度茹でてからミキサーにかけ 更にそこから煮込むという手間と細かい手順を踏むことで できあがったのが…この透明感、いかがですか?    中村さんたちは この和菓子を“うすき輪菓子”と名付けました さあ、ここで冒頭の謎が解き明かされます!ここまで何分かかりました? 中村さん、「和」を「輪」に置き換えたそのこころは?   この“輪菓子”を通じて人と人とのつながりが  どんどん輪っかのように広がっていってくれたら  うれしいなという思いがあります  そしてこの復刻したお菓子を  臼杵のいろいろな町並みで  いろんな方が召し上がれるようになれば  嬉しいなと思います    中村さんはうすき輪菓子の未来をこんな風に思い描いていますここからはイメージ映像でご覧ください臼杵では訪れた人が和服に着替えて街を歩く そんな粋な取り組みが行われています   参加した人たちに再現した和菓子を食べてもらう その場所は…  臼杵藩主下屋敷の茶室で開かれるお茶会  お茶うけの和菓子はもちろん“うすき輪菓子”  お抹茶と一緒に 「黄金の芋ようかん」と 「カボスの琥珀糖」をいただきます 参加者:自然な甘みでお抹茶にとてもあって美味しかったです    中村さんはこの輪菓子が 臼杵を知ってもらうきっかけになればと考えています    この“うすき輪菓子”の味や歴史を通じて 臼杵の素晴らしい場所を皆様に知っていただいて  盛り上げたいという気持ちがありますし 市の外、県外、日本へとどんどんつながりを増やして  盛り上げていきたいと考えています。     これまで再現されたお菓子は4種類 現在は高校生と5種類目のお菓子を開発中です    うすき輪菓子の販売の予定はいまのところありませんが これからは臼杵市内での販売のほか インターネットなども利用しながら 多くの人に手に取ってもらえるようにしていきたいということです  中村さんをはじめ、プロジェクトにかかわる皆さんが 楽しみながら和菓子の再現に取り組まれている姿が とても印象的でした 「うすき輪菓子」が人と人とをつないでいき 大きな輪になっていってほしいと思います

執筆者 和田 弥月(NHK大分アナウンサー)
2022年12月22日 (木)