種がなく皮ごと食べられて、爽やかな味の シャインマスカット‼
6月ごろからハウスものの出荷が始まっていて、9月が露地ものの出荷の最盛期となっています。
大分放送局の早川愛キャスターが、旬のぶどうで賑わう街・宇佐市安心院町を訪ねました。
【旬のシャインマスカットを訪ねて】
まず訪ねたのは農産物直売所。
平日にも関わらず、ぶどう売り場には行列が…。
(お客さん)
「横浜の孫に送ってあげようと思って、シャインマスカットとぶどうの詰め合わせを買いに来ました」
(JAおおいた ふれあい市場 安心院店 岩男美智徳さん)
「ことしはぶどうの粒が大きいですし色合いもよいですから、また購入したいというお話もいただいています」
【生産現場へ・・・!】
農家の國年真悟さんです。
安心院でぶどう栽培を始めてことしで6年目。福岡県から移住してきました。
早川キャスター「この袋の中がシャインマスカットなんですよね?」
國年さん「見てみますか?」
早川キャスター「すごい!一粒一粒が大きくてずっしりしていますね!きらきらと輝いています!」
試食した早川キャスター 「パリッとした皮の中に、想像以上にみずみずしい果汁!口に入れた瞬間、ジュースを飲んでいるような感覚です!」
妻と2人でぶどうを育てている國年さん。家族みんながぶどうが好きだったため栽培を始めたそうです。
栽培にあたっての工夫は、土づくり。
堆肥を入れたり、落ち葉を入れたり、麦わらを入れたり…土を柔らかくして根っこが出やすいように工夫をしています。
毎日の丁寧な作業の積み重ねでおいしいぶどうが出来ていることを感じました。
【5年ぶりのワインまつり】
続いて、台風やコロナ禍による中止を経て、2023年に5年ぶりの開催となった「安心院フェア葡萄酒(ワイン)まつり」を訪ねました。
皆さん笑顔で楽しんでいて、久しぶりのワインまつりを待ち望んでいた様子でした。
会場には地元の高校生の姿も!県立安心院高校のみなさんです。
葡萄酒まつりとしては初めてのイベントを企画したそうです。
地元の高校生の視点で安心院の観光名所をバスで巡るおよそ2時間のツアー。
バスの中ではおいしいぶどうの見分け方など、ぶどうについての豆知識なども紹介されていました。
バスを降りて緑豊かな道を歩いていくと、、、
生徒たちがぜひ案内したかったという東椎屋(ひがししいや)の滝が見えてきました。
落差85メートル。日本の滝百選にも選ばれています。勢いよく流れ落ちる姿に、参加者も見入っていました。
(参加したお客さんは・・・)
「高校生が自主的にやっていて好感が持てます」
「生徒さんが上手に案内していてびっくりしました」
高校生による地元愛が詰まった観光ツアー。ほかにも「地獄極楽」という江戸時代後期に掘られた洞窟などにも案内したそうです。若い視点で地域を盛り上げようとする姿が印象的でした。
旬のぶどうで賑わう街、大分県宇佐市安心院町でした。