新人 和田弥月アナウンサー 大分宮崎県境をグルメ旅!
和田 弥月(アナウンサー)
2022年11月15日 (火)
皆さん、こんにちは。NHK大分放送局新人アナウンサーの和田弥月(わだ・みつき)です。
私は大分市出身なのですが、これからアナウンサーとして成長していくために九州各地のこともしっかり知らなければと思い、大分県とお隣宮崎県の県境の町を旅することにしました。
実は宮崎県に足を踏み入れるのは、今回が初めてなんです!とても沢山の発見がありましたので思い出を皆さんにご紹介します。
まずは大分と宮崎の県境の駅から!
大分と宮崎の県境の旅。この日は晴天に恵まれ、絶好の旅日和でした。まずは大分側からスタート!佐伯市に知る人ぞ知る駅があるのだとか。数軒ほどの住宅の間の坂道を進むと、線路が見えて来ました。宗太郎駅です。駅舎もなくあるのは駅の表示と跨線橋と待合所だけ!
駅舎の代わりにあるのは運賃箱と運賃表。そして時刻表が掲げられています。宗太郎駅の隣りの市棚駅はもう宮崎県。時刻表を見て驚きました。延岡方面行きの列車は朝の1本しかありません!こんなに停車する列車が少ない駅もあるんですね。
跨線橋を渡って可愛いグリーンの待合所に行ってみると、鉄道ファンの皆さんが置いたのでしょうか、メッセージの書かれた石がずらりと並んでいます。面白いメッセージがありました。『秘境駅、何にもないが、何かある…』深いですね。
ちょうど延岡方面行きの列車が来ましたが、乗ることは出来ません。優しく警笛を鳴らしてゆっくり通過していきます。私も県境を越えて、はじめて宮崎県に行きます!
おしゃれな延岡駅
宮崎県に入ってまず訪れたのは延岡駅です。とてもきれいでおしゃれな駅ですね。人気のカフェや書店が併設されていて、ここで本を読みながらお茶したいなと思いました。大分にもこんな駅が欲しい!
駅の周辺を歩いていると気になるポスターがありました。鮎やなって書いてありますね。鮎が獲れるのでしょうか?折角、県境を越えて初めて宮崎県に来たんですから、どこにでも行ってみよう!見てみよう!いざ、鮎やなへ…。
延岡市の鮎やなで鮎を堪能!
延岡市内を流れる大瀬川沿いを歩いていると、何かで川をせき止めています。これが延岡の鮎やなですね。仮設の遊歩道が設けられていて、鮎やなの中央付近まで歩いて行くことが出来ます。秋の青空のもと、清流の上を歩くと心が洗われるようです。時間はちょうどお昼時。お腹も空いてきましたね。
鮎やなの近くの河川敷にはテントが張られていて、お食事処になっているようですね。食欲を刺激する香ばしい香りがしてきました。あ~!鮎をたくさん焼いています!炭火でじっくりこんがり!それにしても一匹一匹が丸々と太って大きな鮎ですね。
これまで何度か食リポは経験しましたが、こんがり焼いたお魚にかぶりつくのは初めてです。上手く食リポ出来るかな~?『食べてみてもとってもふっくらしていておいしいです~』ん~、感じた味を言葉にするって難しい~。
日之影町で足湯に浸かる
次に訪れたのは延岡市の隣で、こちらも大分県との県境の町、日之影町です。五ヶ瀬川沿いを歩いていると、列車が停まっていました。よく見ると、これは列車を活用した宿で、車両に泊まることが出来るんですね。聞くところによると、いまから17年前の台風で鉄道が壊滅的な影響を受け廃線になってしまったのだとか。その鉄道の遺産を活かしているのですね。元々、温泉のある駅として営業していた日之影温泉駅は、廃線になったあとも温泉の営業は続けています。ここまでだいぶ歩いたので、足湯に浸かって一休みです。
高千穂町で芸道の神様にお参り
最後にやってきたのは、こちらも大分県と県境を接する高千穂町です。数々のパワースポットがあることで有名な高千穂町ですが、私が訪れたのは「芸道」の神様として知られる荒立神社です。新人としてスタートしたばかりの私ですが、今後アナウンサーとして精進していくために、しっかりお参りさせて頂きました。
境内には「芸道進栄板木」という分厚い板があって、これを木槌で7回心を込めて打つと願いが叶うとされています。数を間違えないように打つのに緊張しました。取材で多くの方と出会えますようにとお願いしました。
旅の終わりは国見ヶ丘
最後に訪れたのは高千穂の町を一望出来る国見ヶ丘です。標高513メートルで雲海の名所として知られています。霧が高千穂の町や山々を覆って、墨絵の世界のようになるとのこと。その幻想的な風景を見に、もう一度訪れたいです。
この日は大分県側からスタートして、宮崎の県境の町を旅して来ました。お隣の県なのに知らないことが沢山あってもっと新しい町の発見をしたいなと思いました。食リポも頑張って地域の名産品の美味しさを上手く伝えられるようになりたいです。みなさん、ありがとうございました!