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【インタビュー】沼崎一郎さん「DVは家庭や地域だけで解決できるものじゃない」

2015年01月13日(火)

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1月15日放送(1月22日再放送)
明らかになったDV被害―東日本大震災後の女性たち―
ご出演の沼崎一郎さんにメッセージをいただきました。

 

《沼崎一郎さんプロフィール》

東北大学教授。DVや性暴力の被害を受けた女性の支援活動に関わり、DV加害者についての著作も。

 

 

――今回は東日本大震災をきっかけに、被災地で明らかになった女性のDV被害の実態について見ていきました。どのようなことを伝えたいと思われますか。

DVというのは特別な問題じゃないんだということですね。どこにでもあるし、誰だって被害者・加害者になるかもしれないのです。うちは関係ないと思っているからなかなか気付かないわけですから、もしかしたら私もそうかもしれないというのは男の人も女の人も考えなければいけないと思います。

 

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【インタビュー】遠藤智子さん「暴力には"主体と客体の違い"が常に存在している」

2015年01月13日(火)

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1月15日放送(1月22日再放送)
明らかになったDV被害―東日本大震災後の女性たち―
ご出演の遠藤智子さんにメッセージをいただきました。

 

《遠藤智子さんプロフィール》

24時間無料であらゆる生活の悩みを受け付ける電話相談「よりそいホットライン」(別ウインドウ ※クリックするとNHKサイトを離れます)事務局長。

 

 

――今回は、東日本大震災をきっかけに、被災地で明らかになった女性のDV被害の実態について見ていきました。収録の感想を教えてください。

日本は首都圏や人口密集地と、そうではないエリアで、情報量が全然違うんですね。だから、地方になればなるほど気づきの度合いが低いわけです。それが震災をきっかけに、DVは私にも関係があったんだというふうに顕在化して、いろんな気持ちの波、気づきの波が被災地で起きています。そういう波がもっと活性化していくことが大事だし、一方で支援とセットにして考えないと逃げるところがなくなってしまいますから、そこも気をつけないといけないなと思っています。

 

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【寄稿】災害とソーシャルワーク :東北福祉大学大学院教授 大橋謙策さん

2014年12月02日(火)

大規模な災害が起きたとき、被災した人たちへの支援は、長期的に、様々な段階で必要になります。しかし、支援が必要な人たちのなかには、自ら声を出せない人、自分が何に困っているのかうまく伝えられない人も多くいます。阪神大震災の復興住宅で孤立を深めている人、東日本大震災の仮設住宅でアルコール依存におちいってしまった男性、広島土砂災害で友人を亡くして落ち込む女性・・・・様々な課題を、これまでの番組でお伝えしてきました。こうした被災地の福祉を考える上で、重要になってくるのが、ソーシャルワーク機能です。その意義について、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会代表、東北福祉大学大学院教授の大橋謙策さんに、寄稿いただきました。


“災害救援ソーシャルケアチーム”派遣制度を
阪神淡路大震災を契機に「DMAT」と呼ばれる、発災直後からの救命・救援のための医療・看護チーム派遣制度ができました。しかし、社会福祉分野のソーシャルワークやケアワークは、災害時支援の体系的取り組が十分でなく、社会福祉協議会が設置する災害ボランティアセンターによるボランティアの受け入れ、派遣のコーディネート業務が中心でした。
しかし、急速に核家族化・高齢化した社会で、東日本大震災では、一般被災者への支援以上に、何らかの配慮が必要な福祉サービスを必要としている人への避難所での支援、あるいはライフラインが破壊された状況下にある自宅で福祉サービスを利用して生活していた人への支援、更には被害を受けた社会福祉施設入所者への救援など、改めて災害時支援のソーシャルワーク、ケアワークのあり方が大きく問われることになりました。
 

【取材記】シリーズ広島土砂災害 第二夜"隠れたSOSを見つけ出せ"

2014年10月09日(木)

10月9日(木)放送のシリーズ広島土砂災害 第二回 隠れたSOSを見つけ出せ、を担当した、柚木です。

9月初旬。
安佐北区の災害ボランティアセンターの取材に入ったその日、「隠れたSOSを聞き取って支援につなげようというスペシャルチームがある」と聞き、そこから被災者支援チームの取材を始めました。
専門家によると、ボランティアセンターに、こうした様々な専門職が組になって困りごとを聞いて回る支援チームが出来たのは、おそらく初めてではないか、と。しかし、安佐北区の皆さんの口癖は、「安佐北だけ出来た、じゃ駄目なんだ」です。
チームの活動を2週間近く密着させていただいて見聞したことを書きたいと思います。


最初に感じたのは、「困っている時は、困っていると言うことにすらエネルギーがいる」ということです。
大変な状況でパニック状態だけれども、自分が具体的に何に困っているか分からない、分かったところで人に言っていいものかわからない、そして、人に言おうにも誰に言っていいのか分からない・・・
人によっては、困りごとを勇気を持ってそれらしきところに相談したものの、たらい回しにされ続け、さらに疲れる、そして困りごとは解決しない…という方も多くいらっしゃいました。

では、こうした状況にある方々のSOSをどう汲み取るか?
 

【取材記】シリーズ広島土砂災害 第一夜"被災者が見えない"

2014年10月08日(水)

10月8日(水)放送の「シリーズ広島土砂災害 第一回 被災者が見えない」を担当したディレクターです。
今回、私の目から見た被災地について少し綴らせて頂きたいと思います。

広島で災害が発生した8月20日、私は別の番組の制作が追いつかず、NHK広島局で夜中まで仕事をしていました。
窓の外では、今までにないほどの雨が降り続き、ときおり雷がすごい音で鳴り響いて建物が停電になったりしていました。
その時はまさかこんな大災害がすぐ近くで起きているとは思ってもみませんでした。

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一晩で変わり果てた被災地
 

原発事故後の南相馬に芽生えた希望

2014年05月09日(金)

3/4(火)のシリーズ【被災地の福祉はいま】「頑張るよりしょうがねえ~南相馬市・瀬戸際の介護現場で~」の担当ディレクターです。
前回のブログでご案内したとおり、桑折(こおり)さん夫婦の‘その後’を継続取材した内容を、総合テレビの『明日へ―支えあおう―』という番組でお伝えします。

番組の「語り」は、俳優の國村隼さん。
妻を介護するために、津波で流された自宅を再建しようという桑折さんの一途な思いを、あたたかいナレーションでつつんでくださいました。
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5/11(日)午前10:05~10:53【総合テレビ】
明日へ―支えあおう―
頑張るよりしょうがねえ 
福島県南相馬市・瀬戸際の介護現場で

 

思ったほどには伝わらない

2014年03月21日(金)

2014年3月4日(火)のシリーズ【被災地の福祉はいま】「頑張るよりしょうがねえ~南相馬市・瀬戸際の介護現場で~」の担当ディレクターです。
番組をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。

さて先日、南相馬での追加取材を終えて東京・渋谷にある放送センターへ戻ってきた私は、町の真ん中に出現したあるオブジェを前に、文字通り目が点になりました。


◆オブジェ/2014年3月 東京・渋谷 
20140319_101037.jpgのサムネイル画像


 

◆手付かずの被災地/2014年2月 福島・南相馬(小高区)
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福祉現場の若手の人材不足などの課題とどう向き合っているか・・・

2014年02月28日(金)

以前、シリーズ 原発被災の地で語る(1)
避難できなかった人々はいま、にご出演いただいた
特定非営利活動法人さぽーとセンターぴあ
青田由幸さんにブログを寄稿いただきました。


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震災後3年が過ぎようとしています。
南相馬市は震災後原発事故の影響で
7万人の住民のうち6万人が避難しました。
現在も自宅に戻ってきている人は3万5千人程で
2万5千人が市内(仮設住宅等)、県外に避難を余儀なくされています。
市内に戻ってきた人たちの多くは高齢者や障がい者で、
避難生活が困難な人たちでした。
子供さんを抱えた世代の方たちはまだ、
放射能の不安から戻ることが出来ません。

目に見えない"宝物"~宮城県石巻市より

2014年02月28日(金)

3月5日(水)放送分
「支えあいの“縁”を創る ―石巻市・地域福祉コーディネーター―」の担当ディレクターです。

地域福祉コーディネ―タ―の活動から、
いま被災を受けた地域ではどんな支援ニーズがあるのか?
そんな目線で取材に入りました。

カメラマンから見たハートネットTV~岩手県・陸前高田市のロケを終え

2014年02月28日(金)

岩手県陸前高田市。
震災で中心市街地は壊滅しました。
被災後、人口の流出も続き、かつての8割ほどまで減少しています。
その陸前高田市がまっさきに始めたのが
障害者の声を町づくりに直接活かそうという試みでした。

3/3(月)に放送する
シリーズ 被災地の福祉はいま
誰もが暮らしやすい街を目指して ―岩手県・陸前高田市―

担当したカメラマンNに思いを伺いました。

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