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カメラマンから見たハートネットTV~岩手県・陸前高田市のロケを終え

2014年02月28日(金)

岩手県陸前高田市。
震災で中心市街地は壊滅しました。
被災後、人口の流出も続き、かつての8割ほどまで減少しています。
その陸前高田市がまっさきに始めたのが
障害者の声を町づくりに直接活かそうという試みでした。

3/3(月)に放送する
シリーズ 被災地の福祉はいま
誰もが暮らしやすい街を目指して ―岩手県・陸前高田市―

担当したカメラマンNに思いを伺いました。

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今の陸前高田市には絶望と希望が密接に入り組んでいる。
障害者は生活弱者な一面もあるが、
得て不得手があるだけで何もできないわけではない。
震災によって家族を失い孤立した男性が、
とある出会いで社会との接点を見つけ真の“共生”を目指す。
自分が社会に対してできることとは?
自治体もその意見をすくいあげることで障害者はもちろん、
ゆくゆくは高齢者にもやさしい街づくりになると信じている。


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町づくりへの参加を通して
自分の可能性に気づく障害者たち。
住みよい町とは物質的に満たされればいいものではない。
大きな犠牲の上に始まった町づくり。
走るダンプカーの脇で開かれる小さな会議に
陸前高田市の未来の芽を見た気がした。


  

▼シリーズ 被災地の福祉はいま
(本放送=夜8時、再放送=午後1時5分)
だれもが暮らしやすいまちを目指して―岩手県・陸前高田市―
本放送3月3日(月)、再放送3月10日(月)

頑張るよりしょうがねえ 南相馬市・瀬戸際の介護現場で
本放送3月4日(火)、再放送3月11日(火)

支えあいの“縁”を創る ―石巻市・地域福祉コーディネーター―
本放送3月5日(水)、再放送3月12日(水)