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原発事故後の南相馬に芽生えた希望

2014年05月09日(金)

3/4(火)のシリーズ【被災地の福祉はいま】「頑張るよりしょうがねえ~南相馬市・瀬戸際の介護現場で~」の担当ディレクターです。
前回のブログでご案内したとおり、桑折(こおり)さん夫婦の‘その後’を継続取材した内容を、総合テレビの『明日へ―支えあおう―』という番組でお伝えします。

番組の「語り」は、俳優の國村隼さん。
妻を介護するために、津波で流された自宅を再建しようという桑折さんの一途な思いを、あたたかいナレーションでつつんでくださいました。
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5/11(日)午前10:05~10:53【総合テレビ】
明日へ―支えあおう―
頑張るよりしょうがねえ 
福島県南相馬市・瀬戸際の介護現場で

 


今回の番組ではお伝えしきれないのですが、原発事故後の南相馬で始まった新たな取り組みについてご紹介します。
南相馬の介護現場の窮状をなんとかしようと立ち上がった人たちです。

「浜通り訪問リハビリステーション」の皆さん。
復興特別区法のもとで、理学療法士や作業療法士等でも事業所の開設が可能となり、静岡や香川、鳥取、佐賀など全国からリハビリの専門職が集まりました。
そして2012年11月、“日本初”となる「理学療法士等による訪問リハビリステーション」が南相馬に誕生したのです。
現在、仮設住宅や借り上げ住宅で暮らす高齢者およそ90人のもとへ連日リハビリ専門職が出向き、在宅でリハビリテーションを行っています。

こちらも、決して人手が十分とは言えませんが(人材募集中!お問い合わせは「一般財団法人訪問リハビリテーション振興財団」info※hvrpf.jp (※を@に変えてください)、施設へ通うのが難しい高齢者にとって、大きな支えとなっています。
原発事故後の南相馬に芽生えた希望です。