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放送済みの作品(2009年)

『マロース』

(札幌局制作)

【放送日】
2009年12月12日(土曜日)22:00-22:50

作:倉本聰
音楽:倉田信雄
演出:倉本聰
技術:渡部義孝
音響効果:南二郎



出演:森上千絵 水津聡 久保隆徳 納谷真大
石川慶太 大山茂樹 東誠一郎 松木りき
佐々木麻恵 栗栖綾濃 富良野塾の皆さん

あらすじ:「マロース」とは、ロシア語で”冬将軍”の意味。人間の浅はかな行為で、北海道の森に異変が起きる自然破壊をテーマにした物語ー。
舞台は、富良野の森の喫茶店。ある吹雪の夜、記憶を失った一人の男が、この喫茶店の女主人・リ サのもとに迷い込んで来る。「マロ」と名乗るこの男はリサによって介抱され、喫茶店に居着く事にな  る。実はこのマロという男は、人間の自然破壊によって傷つけられた白鳥の群れの長・マロース(“冬将 軍”の意味)だった。冬将軍のマロースが町に居着くことで、富良野は冬に閉ざされたままとなる…。

 

『ボクの誕生物語』

(仙台局制作)

【放送日】
2009年12月5日(土曜日)22:00-22:50

作:さわだみきお
演出:中寺圭木
技術:中森直樹
音響効果:遠藤正昭



出演:嶺岸佑樹 片倉久美子 星野公紀 小畑次郎
丹野久美子 絵永けい 佐々木サビナ なべくらみほ
中山建 汐海翔 綾瀬武 木曽寛子
樋口知紗 箱崎貴司

あらすじ:ボクの母親は美容師、父は楽器店の店員で、ボクはまだ母親のお腹の中だ。だけど大概のことは聞こえていてわかっている。石巻で漁師をしている父の父、つまりボクのお祖父さんが両親の結婚に反対していること。だけどボクが育っている事を知った途端、コロッと態度を変えて、やれ胎教だの何だのとちょっかいを出している事……。七夕祭りなど仙台の情景を交えて、ボクの誕生と家族達の悲喜こもごもをコメディタッチで描く。

 

第24回NHK名古屋創作ラジオドラマ脚本募集佳作

『ココロノコリ』

(名古屋局制作)

【放送日】
2009年11月28日(土曜日)22:00-22:50

作:高田香
音楽:BANANA
演出:川野秀昭
技術:川田修
音響効果:大西斎


出演:蓮佛美沙子 蟹江一平 鈴木惠理 立石凉子 
ほか

あらすじ:「そろそろ父は死んでいるかもしれない。私はそんな思いのまま、彼氏と焼き肉を食べていた…」
父親に過度の愛情を持っていた20歳のさつきが、父の浮気現場を目撃した。理想的な存在だった父の裏切りを許せない彼女は、重病の父の臨終の場にも顔を出さなかった。だが、父の葬儀を進めるうちに、さつきの過去を知る謎の男や、さつきの義理の姉だという女の登場に、さつきはどんどん混乱していく・・・。
父が火葬場で荼毘に付されるまでの間に、父への誤解が溶解していくという『心』の『コリ』がほぐれる過程と、さつきの『父への謝罪』という『心残り』が解消していく様子を通じて、改めて「家族の愛情」を確認し、成長していく若い女性の姿を、瑞々しさにあふれた心象描写を生かして描く。

 

NHK銀の雫文芸賞2009最優秀作

『手の記憶』

【放送日】
2009年11月21日(土曜日)22:00-22:50

原作:松並百合愛
脚色:入山さと子
音楽:森悠也
演出:真銅健嗣
技術:小林清
音響効果:岩崎進



出演:田畑ゆり 眞木めい 山像かおり 檀臣幸
大西加代子 渕野陽子 筒井巧 上楽敦子
出野泉花

あらすじ:小5になる優香は、両親が共働きということもあって、いまだにおばあちゃんっ子だ。一緒に行った夏祭りの後、祖母のタキが脳梗塞で倒れ、それからというもの、介護に明け暮れることになる。症状の一進一退に心を乱されながら、自分も成長していく優香。多感な少女と病気の祖母との日常風景に、家族の情愛を感受性豊かに描く。

 

『しづ子〜魂の俳句』

【放送日】
2009年11月14日(土曜日)22:00-22:50

作:東多江子
音楽:BANANA
演出:今井洋一
技術:小林清
音響効果:岩崎進



出演:片岡礼子 ジョン・オコーナー 千葉哲也 田中実
伊藤洋三郎 深水三章 河井かつし 片山景介

あらすじ:「夏みかん酢(す)っぱしいまさら純潔など」・・・戦後まもなく、このような魂の叫びを俳句として、はき出し続け、33歳で俳壇はおろか、社会から失踪してしまった、伝説の女流俳人・鈴木しづ子。日本の敗戦という混乱期に、もがき苦しみながら、自分自身の人生を俳句に投げつけた、波乱の生涯をドラマ化する。
「コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ」

 

『潜水艦家族』

(大阪局制作)

【放送日】
2009年11月7日(土曜日)22:00-22:50

作:本多筆治
音楽:荻野清子
演出:大久保篤
技術:渡辺暁雄
音響効果:水谷明男


出演:佐川満男 正司花江 三谷昌登 原尚子
小西美帆 結城市朗 阿南健治

あらすじ:住んでいた家が突然潜水艦に変わって大海原に投げ出され、生死の岐路に立たされてしまった6人の家族。逃げようのない狭い空間の中で、傷つき、絶望し、あるいは励ましあい、笑いあって、互いの絆を確認する中から、改めて生きることの意義と希望を見つけていくファンタジック・ヒューマンコメディー。雇用の縮小や家族の崩壊といった苦しい状況の中で、「それでもあきらめずに生きていこう」というメッセージを力強く送る。

 

『観られる女』

(名古屋局制作)

【放送日】
2009年10月31日(土曜日)22:00-22:50

作:鹿目由紀
音楽:榊原大
演出:東山充裕
技術:大塚茂夫
音響効果:高倉潤一


出演:占部房子 手嶋仁美 山中崇敬 とみィ
藤元英樹 中元志津 にへいたかひろ 宮口綾華
尾本侑樹奈 中内こもる 湯浅浩史 永田竜司
伊沢勉

あらすじ:サキコは世の中の占いという占いを信じて生きている。劣等感のかたまりのようなサキコには、同じ会社で常に気になる女、リナがいた。リナは欲しいものを何でも持っているように見えた。ある日、リナは自分が女王アリのようになれるよう観察してほしいとサキコにもちかける。サキコが観察することで、リナは徐々に変化し始める・・・。気鋭の女流劇作家が描きだす、幸せに飢えている女の「本音」と「不安」の心理ドラマ。

 

文化庁芸術祭参加作品

『赤い操り糸』(再)

【放送日】
2009年10月24日(土曜日)22:00-22:50

作:大久保昌一良
音楽:田頭勉
演出:保科義久
技術:小林清
音響効果:石川恭男


出演:嵐広也 松山政路 水野ゆふ 田中世津子
山野史人 大林丈史 谷川俊 小杉幸彦

あらすじ:「糸操り人形」といわれる江戸古来の人形は18本の糸で操られる。人形遣いに操られて、人形の動かぬ表情が命を持つと、ふと人形が人を操っているように見える瞬間がある。実に人形とは不思議で妖しい<生き物>である。ある人形一座の戦中戦後の歩みと人形遣いたちの愛憎劇を描く。昭和20年、「柊(ひいらぎ)人形一座」の九代目・柊綾次郎(31)の襲名披露が大政翼賛会後援で行われた。綾次郎は8年前に出征し上海事変で左腕を失う。一座の後見人で、先代・綾次郎(現・綾次郎の亡父)の弟子・文蔵(54)の下で修行に励んだ綾次郎は、「名誉の負傷」の義手のハンデを克服した「臣民の模範」と帝都の話題を集める。

文化庁芸術祭参加作品

『ミッドナイトレジスタンス』(再)

【放送日】
2009年10月17日(土曜日)22:00-22:50

作:イケタニマサオ
演出:真銅健嗣
技術:久野裕大
音響効果:浜口淳二


出演:下條アトム 夏川加奈子 津嘉山正種 蟹江一平
小磯勝弥 高山和之 香坂夏希 原朋之
祖父江進 加茂美穂子 安藤瞳

あらすじ:定年前に放送局をリストラされた元ラジオ局アナンサーが、自宅の部屋からインターネットで一人ディスクジョッキーを始める。昭和の偉大なDJへの憧れと、自分はもっとできる筈だといううぬぼれに突き動かされていたのだ。放送を始めると意外な好反響が続々。しかし得意になっていた矢先、不穏なメールが…。
商業演劇から映像作品まで幅広く活躍する小劇団・くろいぬパレード代表の劇作家イケタニマサオ、オリジナルドラマ。

 

文化庁芸術祭参加作品

『風に刻む』(再)

【放送日】
2009年10月10日(土曜日)22:00-22:50

作:芳崎洋子
音楽:小林洋平
演出:江澤俊彦
技術:久野裕大
音響効果:今井裕


出演:松岡依都美 笹野高史 岩本多代 中地美佐子
つかもと景子 大西麻恵 鬼頭典子

あらすじ:阪神間にある大学の内科病棟。この病棟で主任看護師をしている加藤瑞希(36)は日々の業務を忙しくこなしていた。一ヶ月ほど前、娘の住んでいる家に近いほうが便利だからと、瑞希の担当の病棟に井上(67)という末期癌の患者が神戸の病院から転院してきた・・・。
“生きること”と“死にゆくこと”を常に見つめている終末期医療に携わる看護主任を務める主人公が、かつて親類の死をめぐる出来事で確執のあった人の“死”を看取ることになる。二人の感情の行き違いと葛藤、そしてその行方を情感豊かに描き、「寛容になりえない他者にこそ寛容であれ」というホスピタリティ(歓待)の視点に立った、人生の終末期を静かに見つめるヒューマンドラマ。

 

文化庁芸術祭参加作品

『生き直すパート3〜理学療法士・砂川晴美〜』

(再)

【放送日】
2009年10月3日(土曜日)22:00-22:50

作:香取俊介
音楽:三柴恵
演出:小林武
技術:高橋英明
音響効果:若林宏


出演:魏涼子 篠田三郎 草笛雅子 夏原遼
李淑子 大橋吾郎 加藤美津子 関えつ子
仲野文梧 冠野智美 小坂優舞 石原身知子


あらすじ:砂川晴美はリハビリ病棟の理学療法士。今度は、実の母親が付き添われて病院にやってきた。クモ膜下出血後の後遺症だ。懸命な対応に励む晴美だったが、身内贔屓だ!といった中傷も耳に入ってくる。医療スタッフと家族の両方を兼ねることで、あらためて親子の絆そして、職業人としてのあり方を問いなおす。

 

第46回ギャラクシー奨励賞受賞

「友子とモコ」(再)

(札幌局制作)

【放送日】
2009年9月26日(土曜日)22:00-22:50

作:今井雅子
演出:家冨未央
技術:宗片将樹
音響効果:三村俊之


出演:奈々葉 木藤玲子 斎藤和子 山野久治
岩尾亮 谷崎尚之 宮田碧 岡田雅夫
中野英一 磯川博

あらすじ:旧炭鉱町で消防署に勤める岩崎友子(愛称・モコ、27歳)は、負けん気と正義感から自分の仕事に張り切っていた。ふとしたきっかけで、かつてこの町で「炭鉱(ヤマ)のナイチンゲール」と呼ばれた助産師兼看護師のトモコさんのことを知る。同じ名前、同じく命を守るという仕事をもった二人の懸命な生き方を通じて、生命の尊さを感動的に描く。

 

シリーズ・北欧の現代文学

『曲芸師ハリドン』

【放送日】
2009年9月19日(土曜日)22:00-22:50

原作:ヤコブ・ヴェゲリウス
訳:菱木晃子
脚色:原田裕文
音楽:小林洋平
演出:小島史敬
技術:小林清
音響効果:巽浩悦



出演:今井悠貴 大島宇三郎 塩田朋子 土師孝也
富岡晃一郎 小林勝也 小笹将継 加藤満
たかお鷹 松村真知子

あらすじ:曲芸師の少年・ハリドンは、父親代わりのような男<船長>と一緒に暮らしている。だがある夜、書置きを残し、家に帰ってこない<船長>を探しに、ハリドンは夜の街へ一人飛び出していく。途中出会う犬と共に、探していると、事態は思わぬ展開に・・・。
少年が様々な人との出会いや困難を乗り越える姿を通じて、人の心の温かみや優しさをを感じられる物語にしたい。
スウェーデンの最優秀児童図書賞を受賞した原作のドラマ化。

 

シリーズ・北欧の現代文学

『羽根をなくした妖精』

【放送日】
2009年9月12日(土曜日)22:00-22:50

原作:ユリヨ・コッコ
訳:渡部翠
脚色:吉村ゆう
音楽:北爪道夫
演出:真銅健嗣
技術:浜中邦基
音響効果:木村充宏



出演:金田明夫 大竹周作 住田隆 浜丘麻矢
重田千穂子 沢りつお 高戸靖広 IKKAN
此島愛子 華村りこ 浦和めぐみ 曽川留三子
下江梨菜 峯村淳二

あらすじ:豊かな森林とムーミンなど妖精(トロール)達が舞い遊ぶイメージのフィンランド。しかし、第二次世界大戦前後は、何年にもわたって美しい国土が戦場となる悲惨な時代を経験していた。従軍生活の長い少佐である「私」が戦場で知り合った妖精のカップルペシとイルージア。彼らから聞いた想像性豊かな話の数々。そして、日々の軍隊のエピソードとが交互に語られていく。平和な自国への祈りを込めたファンタジー小説のドラマ化。

 

シリーズ・北欧の現代文学

『やさしい歌を歌ってあげる』

【放送日】
2009年8月29日(土曜日)22:00-22:50

原作:リンダ・オルソン
訳:野口百合子
脚色:白石マミ
音楽:宮内康乃
演出:今井洋一
技術:小林清
音響効果:原大輔



出演:宮本裕子 岩本多代 川裕也 今橋かつよ
井口春風

あらすじ:雪と氷に閉ざされたスウェーデンの3月、ストックホルム近くの小さな村に移り住んだ女性作家・ヴェロニカ(30)は、ひとり病に倒れ、隣家の老女アストリッド(80)に助けられる。世捨て人のように暮らすアストリッドは、村人達から『魔女』と呼ばれていた。育った環境も人生もかけ離れたふたりの間に、徐々に友情が育まれていく。しかし、実はふたりはお互いに誰にもうちあけられない、深く重い秘密をもっていた。やがて誰にも言えずにきた不幸な過去を互いに打ちあけるが―。スウェーデン生まれの作家リンダ・オルソンの、この処女作は世界15カ国で翻訳され、世界各国の読者の心を揺さぶるベストセラー。

 

『赤い操り糸』

【放送日】
2009年8月8日(土曜日)22:00-22:50

作:大久保昌一良
音楽:田頭勉
演出:保科義久
技術:小林清
音響効果:石川恭男


出演:嵐広也 松山政路 水野ゆふ 田中世津子
山野史人 大林丈史 谷川俊 小杉幸彦

あらすじ:「糸操り人形」といわれる江戸古来の人形は18本の糸で操られる。人形遣いに操られて、人形の動かぬ表情が命を持つと、ふと人形が人を操っているように見える瞬間がある。実に人形とは不思議で妖しい<生き物>である。ある人形一座の戦中戦後の歩みと人形遣いたちの愛憎劇を描く。昭和20年、「柊(ひいらぎ)人形一座」の九代目・柊綾次郎(31)の襲名披露が大政翼賛会後援で行われた。綾次郎は8年前に出征し上海事変で左腕を失う。一座の後見人で、先代・綾次郎(現・綾次郎の亡父)の弟子・文蔵(54)の下で修行に励んだ綾次郎は、「名誉の負傷」の義手のハンデを克服した「臣民の模範」と帝都の話題を集める。

 

『バーバー・レッスン』

(名古屋局制作)

【放送日】
2009年7月25日(土曜日)22:00-22:50

作:宮村優子
音楽:BANANA
演出:村山峻平
技術:伊藤寿
音響効果:沢田智哉



出演:三田和代 忍成修吾 渡辺哲 外山文孝
伊沢勉 藤元英樹 黒田啓之 藪下貴子

あらすじ:理容室を長年ひとりで切り盛りしてきたるみ子(65)だが、最近ひどくなったもの忘れなどから、若い見習いの青年に手伝ってもらうことになった。しかし、この青年こそ、若き日のるみ子にとって忘れることのできない愛人の息子だった・・・。記憶と忘却。人生の終焉に臨み、人間の幸福とはなにかを深く問いかけるヒューマンドラマ。

 

平成20年度中四国ラジオドラマ脚本コンクール 入選

『憂鬱な女神』

(松江局制作)

【放送日】
2009年7月18日(土曜日)22:00-22:50

作:佐々木あず
演出:長谷知記
技術:遠藤博之
音響効果:水谷明男



出演:笛木優子 袴田吉彦 阪田瑞穂 津田恵一郎 
竹田千賀子 清山俊之 石原久江 吉野智美
柏木直人 藤原美樹子 中元みずき 有吉めぐみ

あらすじ:島根県奥出雲に住む地味なOL、なぎ(32)は年始休みに近所の神社で巫女バイトをしていたが、突然、こと恋愛についての「神のお告げ」を聞くことができるという能力を授かってしまう。口コミで広がる噂から、恋愛相談がひっきりなし。大忙しとなってしまうなぎは、私生活もままならない。このまま他人の幸せばかりを「お告げ」するのか、はたまた自分自身も幸せをつかめるのか!?女性の生き方をめぐる地域発のエンターテインメントドラマ。

 

平成20年度中四国ラジオドラマ脚本コンクール 佳作

『石鎚山天狗と戯』

(松山局制作)

【放送日】
2009年7月11日(土曜日)22:00-22:50

作:宙生真一
演出:佐藤俊介
技術:磯部傑
音響効果:嶋野聡



出演:井上順 徳井優 藤田記子 檜山豊
与座嘉秋 井上泰夫 田中允貴 八名信夫
桂吉弥(語り)

あらすじ:四国遍路を手軽にヘリコプターで済ませてしまおう!罰当たりな計画をたてた中小企業の社長以下5名だったが、天狗岳と呼ばれる石鎚山にヘリの故障で不時着してしまう。そこで彼らが見たものは……本物の天狗達だった。四国愛媛を舞台に、奇想天外な天狗達と人間との関わりをユーモラスかつシニカルに描くエンターテインメントドラマ。

 

『僕らはみんな、』(再)

【放送日】
2009年7月4日(土曜日)22:00-22:50

作:樋口美友喜
音楽:小林洋平
演出:江澤俊彦
技術:西田俊和
音響効果:岩崎進


出演:タモト清嵐 春日清花 橋本佳奈 木村昴
高橋理恵子 上杉陽一 山ア千惠子 福士秀樹
武発史郎 池田愛 山口李菜 近江麻衣子
山岡太郎 堀田達也 森島縁 田中里和
重廣礼香

あらすじ:ユージ(16)とヨーコ(16)とリリ(16)の3人は家が隣同士の幼馴染。子供の頃は、3人とも一人っ子だったこともあり、お互い家に上がりこんで遊ぶ仲だった。しかし、別々の男子高、女子高に進学してからはお互い顔を合わせることもなくなっていた。
学校でも遊びでも、日常生活のいたるところでシミュレーションやヴァーチャルリアリティーに接しているユージ。どこか「生きている」という実感に欠けた日々を送っているユージが、突如ふりかかる“想定外”の出来事に遭遇し、自分の頭で考え、自ら行動をとることを余儀なくされる…。
本でもゲームでも予行演習でもない、リアルな“生命の誕生”に立ち会うことで、「生きている」ことの歓びや大切さを感じ取る高校生3人組を瑞々しく描く。

 

第24回NHK名古屋創作ラジオドラマ脚本募集入選作

『手の中のコスモス』

(名古屋局制作)

【放送日】
2009年6月27日(土曜日)22:00-22:50

作:西脇良典
音楽:BANANA
演出:川野秀昭
技術:岡本幹彦
音響効果:上温湯大史


出演:水橋研二 前田綾花 佐戸井けん太 鈴木惠理
藤元英樹

あらすじ:アルバイト暮らしのヒデオ(26)はメグミ(27)と学生時代からの恋人同士だ。天体望遠鏡で星を見ながら、星に、宇宙について、沢山話をしていた。突然、彼女は何も告げずにヒデオのもとを去る。なぜ?原因は?絶望的な思いのなか、メグミの居場所を探しはじめる・・・。新しい人間関係を築こうとするヒデオの苦悩と成長の軌跡を、瑞々しい心象描写で描く。

 

『マルスへの旅』

(新潟局制作)

【放送日】
2009年6月20日(土曜日)22:00-22:50

作:原田裕文
選曲:水津雅幸
演出:山森英輔
技術:堂原浩平
音響効果:井上直美



出演:斉藤陽一郎 高橋かおり 吉見一豊 樋浦勉
小坂優舞 大門真紀 岩崎正寛 小川剛生
佐藤銀平 石井英明 豊田茂 小豆畑雅一

あらすじ:ある日突然失踪し、行方をくらました男。残された女は足どりを追いかけ、男がネットカフェを転々としながら列車で新潟へと向かったことを知る。なぜ、男は姿をくらましたのか。男はネットカフェで繰り返し同じサイトにアクセスし、架空の少女「マルス」と会話していた・・・。悩み多い30代前半世代を軸に、現代社会の闇を描く。

 

『鳥』

(長崎局制作)

【放送日】
2009年6月13日(土曜日)22:00-22:50

作:青来有一
演出:増田靜雄
技術:吉野桂太
音響効果:水谷明男


出演:小田豊 上田しのぶ りゅう雅登 野口ジュン 
山下晶 井手敏子 山本美穂 山下健政
吉岡愛梨咲

あらすじ:原爆投下の日、長崎市。何もかもが吹き飛ばされた荒れ地から発見された乳飲み子(男子)がいた。名前も両親も生まれた日さえわからない。義父母の手で育てられ、60年たった今日も、彼は「自分は誰なのか」という疑問から開放されない……。
長崎市在住の芥川賞作家青来有一氏の原作を、自らの脚色でオーディオドラマ化する。長崎に根深く残る原爆の記憶と悲惨さを、人間性豊かに描く。

 

『ぶたぶた』

(大阪局制作)

【放送日】
2009年6月6日(土曜日)22:00-22:50

原作:矢崎存美
脚色:吉田玲子
音楽:周防義和
演出:吉國勲
技術:福井清春
音響効果:水谷明男



出演:近藤芳正 八田麻住 春留奈舞 南条好輝
宇仁菅真 関秀人 牛丸裕司 和泉敬子
一木美貴子 山本志づ世 押谷かおり 田中杏奈
植田紗帆

あらすじ:見た目は小さなかわいいぶたのぬいぐるみ。心は分別あって仕事がデキて、妻子を愛し料理もうまい、理想的な中年男性。ちょっと不思議な存在、山崎ぶたぶた氏は、普通に暮らしているのです。ひょっとしたらあなたの街で。そんなぶたぶたと出会った人たちはみんな、初めはびっくりするけれど、そのさりげない“おじさん力”に、癒されたり前向きになれたりして、ちょっぴり幸せをもらいます。軽妙なタッチで送る、ハートフルコメディー。


収録現場からひとこと〜演出・吉國勲:
原作のモデルになったとされるぬいぐるみがありまして、それをリハーサルの日に持って行ったら、台本だけ読んでいた演者さんたちから歓声が上がりまして、とっても場が和んでくれました。『これがぶたぶたです』と紹介出来ましたので、演じる上でイメージしやすかったと好評でした。

 

『三月の招待状』

【放送日】
2009年5月30日(土曜日)22:00-22:50

原作:角田光代
脚色:入山さと子
音楽:福島祐子
演出:小林武
技術:壇寛弥
音響効果:米本満



出演:占部房子 富樫真 小林さやか 綱島郷太郎
農塚誓志 中西陽介 宇宙 坂本三佳
小杉幸彦 山根舞 手塚祐介

あらすじ:12年前に大学を卒業した同級生達。30代半ばになろうという人生の転機に、若い時には思いもつかなかった、恋愛と結婚、離婚。家庭のあり方や仕事のことに悩む日々。揺れ動く世代の友情と人間模様を人間性豊かに描く。

 

シリーズ・スペインの現代文学

『嵐のマドリード』(再)

【放送日】
2009年5月23日(土曜日)22:00-22:50

原作:ラモン・センデール
訳:浜田滋郎
脚色:大河内聡
音楽:ツルノリヒロ
演出:江澤俊彦
技術:宮澤智臣
音響効果:浜口淳二


出演:利重剛 大路恵美 山賀教弘 若林久弥
高橋礼恵 祖父江進 吉見一豊 中谷守男
岡村勝之

あらすじ:1936年7月17日。マドリード郊外にあるアルランサ家の当代の侯爵夫人は若く美しい裸身で自宅内にあるプールで一人で泳いでいた。そこへ呼びつけられたのは、庭師のロムロ。ロムロが一糸纏わぬ公爵夫人の裸体にとまどいの表情を浮かべると「ロムロは男なの?」と言う。公爵夫人はロムロを男性としてはおろか、対等の人間とも見なしていないのだ…。
現代スペインを代表する作家、ラモン・センデール(1901〜1982)が1947年に発表した小説のオーディオドラマ化。
スペイン内戦時(1936年)のマドリード市内にある貴族の屋敷を舞台に、若くて美しくも高慢な公爵夫人と、夫人にどこまでも奉仕していく中年の庭師の、徐々に立場が逆転していく関係を重厚な人間ドラマとして描いていく。

 

シリーズ・スペインの現代文学

『パスクアル・ドゥアルテの家族』(再)

【放送日】
2009年5月16日(土曜日)22:00-22:50

原作:カミロ・ホセ・セラ
訳:有本紀明
脚色:入山さと子
音楽:長谷部徹
演出:小林武
技術:宮澤智臣
音響効果:石川恭男


出演:綱島郷太郎 左時枝 河原崎建三 江良潤
小坂優舞 柳下季里 渡辺妙子 関貴昭
中西陽介 佐藤祐四 益富信孝 中村由起子
加山到 荒川大三郎 常石梨乃 ホルゲ・マドリッド


あらすじ:作者は1916年生。本書は1942年刊行。
パスクアル・ドゥアルテは両親と妹の4人家族。生まれたばかりの弟が、大瓶の中に落ちて亡くなった。しかし母親は弟の死にも平然としており、それから母への憎悪が始まる。ローラとの結婚後、飲み屋で友人のサカリアスと口論してナイフで傷害を負わせる。ローラの流産と生まれた子供の夭折。彼は自分の境遇から逃れるようにマドリードなどを放浪する。二年後帰郷し妊娠中の妻と再会する。彼の妹は、その子の父親が情夫エスティラオと告白して亡くなる。怒ったパスクアルはエスティラオを殺害する。
三年間の服役後、故郷で再婚する。しかし妻から母の無愛想な態度や、悪意のこもった話し振りに彼は我慢の限界に達する。
ノーベル賞作家(1989年受賞)の代表的ピカレスク小説のドラマ化。

 

シリーズ・スペインの現代文学

『エトルリアの微笑み』(再)

【放送日】
2009年5月9日(土曜日)22:00-22:50

原作:ホセ・ルイス・サンペドロ
訳:渡辺マキ
脚色:原田裕文
音楽:長生淳
演出:真銅健嗣
技術:鏡唯夫
音響
音響効果:米本満


出演:加藤武 かとうかず子 村治学 平栗あつみ
清郷流号 夏川加奈子 本川嵐翔 占部房子
瑞木健太郎 悠木千帆 渡辺穣


あらすじ:頑固で昔気質、山あいの南部でずっと田舎暮らしをしてきた父親ブルーノを、都会で暮らす息子が引き取る。慣れない共同生活に戸惑う父と息子家族……実は父の残された時間は病魔のせいでそう長くはない。しかし、老翁はここで一つの喜びに出会う、1歳のまだ言葉も話せない孫の男の子であった……。スペインで知らない人はいないと言われる超人気小説をドラマ化し、老人の精一杯な生きざまから「愛」と「死」の意味を問いかける。

 

シリーズ・スペインの現代文学

『狼たちの月』(再)

【放送日】
2009年5月2日(土曜日)22:00-22:50

原作:フリオ・リャマサーレス
訳:木村榮一
脚色:谷登志雄
音楽:近藤譲
演出:保科義久
技術:小林清
音響効果:久保光男


出演:横堀悦夫 森田順平 水島涼太 真堂藍
浜中博史 稲垣隆史 グラシアス小林 平尾仁
柳澤愼一 此島愛子 坂西良太 服部博行


あらすじ:隣人同士が敵と味方に分かれて殺し合う「スペイン内戦」を描きながら、世界中に今も進行中の「内戦」という、今日的悲劇の本質に迫る普遍的な物語である。
1936年スペイン内戦が始まる。
共和国政府を守る人民戦線に参加した小学校教師アンヘル(25)が主人公。
1937年、人民戦線側は壊滅状態となり、アンヘルら青年4人はスペイン北部の山中に潜伏する。
すぐ目の前に、生まれ育った故郷の村があり愛する家族や恋人がいるのに、そこに戻ることができないのだ。
日中は洞窟に身を隠し夜だけが行動できる時間帯。アンヘルの父親の言葉が絶望の中で響く「ほら、月が出ているだろう。あれは死者たちの太陽なんだよ」…。

 

『これが私の歌う道』

【放送日】
2009年4月25日(土曜日)22:00-22:50

作:ブラジリィー・アン・山田
音楽:大河内元規
演出:小島史敬
技術:久野裕大
音響効果:巽浩悦


出演:森口博子 高橋和也 立川三貴 大家仁志
米村亮太朗 木村有里 小林健一 坂口進也
竹本純平 小川隆市 小久保丈二 信川清順


あらすじ:相原めぐみは演歌歌手。12年前ポップス歌手としてデビューし大ヒットしたものの、その後泣かず飛ばず。3年前演歌に転向したが今ではすっかりCDも売れない。歌う気持ちも忘れた彼女に夏祭りの仕事が舞い込んだ。それはかつてのバンドメンバー矢嶋からの依頼だった。めぐみは矢嶋の誘いからバンドを組んでいたが、突然矢嶋からバンドをクビにされていたのだ。以来矢嶋に怒りとわだかまりをずっと抱え続けていためぐみだが、ついに夏祭りの当日、矢嶋と再会。そこには思わぬ事柄が彼女を待ち受けていたのだった。

 

『お顔』

(名古屋局制作)

【放送日】
2009年4月18日(土曜日)22:00-22:50

作:佃典彦
音楽:富貴晴美
演出:上杉忠嗣
技術:纓t治朗
音響効果:大西斎



出演:奥貫薫 近藤公園 藪下貴子 西山諒
伊藤千由李 多田木亮佑 鬼頭卓見 湯浅浩史
中田裕子


あらすじ:祥子(35)は結婚5年目。仕事を続けながら、生まれたばかりの子供の養育に忙しい。ある日自分の娘が醜い別人にしか見えなくなってしまった。なんとか自分に言い聞かせて、育てようとする祥子だったが、この子は自分の娘ではない!という思いにかられ、思うようにいかない……。結婚生活について不安や戸惑いを感じている女性を主人公に家族の愛情を問いなおしていくオリジナルドラマ。

 

第37回創作ラジオドラマ大賞佳作

『前略、桜舞うアパートの庭から』

【放送日】
2009年4月11日(土曜日)22:00-22:50

作:花房朋香
音楽:横山克
演出:江澤俊彦
技術:小林清
音響効果:米本満



出演:千葉一伸 此島愛子 大森暁美 マギー審司
小林勝也 吉見一豊 高橋礼恵 武発史郎
柊紅子 岡村勝之 中谷守男 永友イサム
大山なおこ


あらすじ:今年度の日本放送作家協会主催、NHK後援の≪第37回・創作ラジオドラマ大賞≫の審査結果の大賞は“該当作なし”となり、佳作3編となった。その佳作第一席となった、花房朋香・作「前略、桜舞うアパートの庭から」をラジオドラマ化する。
気仙沼の実家を飛び出すように東京に出てきてから18年、一度も実家に帰ったことのない主人公が、久しぶりに帰って母と再会するまでの数日間の出来事を心温かく描いてゆく。

 

『生き直すパート3〜理学療法士・砂川晴美〜』

【放送日】
2009年4月4日(土曜日)22:00-22:50

作:香取俊介
音楽:三柴恵
演出:小林武
技術:高橋英明
音響効果:若林宏


出演:魏涼子 篠田三郎 草笛雅子 夏原遼
李淑子 大橋吾郎 加藤美津子 関えつ子
仲野文梧 冠野智美 小坂優舞 石原身知子


あらすじ:砂川晴美はリハビリ病棟の理学療法士。今度は、実の母親が付き添われて病院にやってきた。クモ膜下出血後の後遺症だ。懸命な対応に励む晴美だったが、身内贔屓だ!といった中傷も耳に入ってくる。医療スタッフと家族の両方を兼ねることで、あらためて親子の絆そして、職業人としてのあり方を問いなおす。

 

平成20年度文化庁芸術祭優秀賞受賞

『あの人の声がきこえた』(再)

(大阪局制作)

【放送日】
2009年3月28日(土曜日)22:00-22:50

作:土田英生
音楽:サキタハヂメ
演出:吉田努
技術:大成友二
音響効果:定本正治


出演:佐藤直子 後藤飛鳥 山本麻貴 野田晋市
尾方宣久 酒井高陽 亀井妙子 水沼健
土田英生


あらすじ:家庭を省みず自分勝手だった男が、離婚して3年。初めて男の部屋を訪れた元妻と娘が発見する男の意外な一面。留守番電話に録音されていた様々なメッセージから、男の生きざまをたどる感動の家族ドラマ。

 

『島の密航先生』

(大阪局制作)

【放送日】
2009年3月21日(土曜日)22:00-22:50

作:高見健次 川浪ナミヲ
音楽:BANANA
演出:佃尚能
技術:深田次郎
音響効果:吉田秋男



写真:奄美群島広域事務組合

出演:松尾敏伸 益岡徹 楠年明 田畑猛雄
佐川満男 八田麻住 鍋島浩 西村論士
佐藤勝 五馬さとし 隈本晃俊 福田弘則
三好香 多賀勝 亀山忍 Daniel Collins
土井洋輝 松島海斗 山本寛奈 福岡未菜

あらすじ:終戦後、アメリカの占領により日本本土から切り離された奄美大島。ノートも教科書もない島で子供たちに、なんとか本土と同じ教育を受けさせたいと願った2人の教師、深佐と森田は、本土への密航、そして教科書の密輸を決意する。わが身を賭して「島の教育の灯を絶やすまい」と苦難に挑んだ2人の教師の物語を描く。


現場からひとこと〜演出:佃尚能
今回の作品の舞台は奄美大島。鹿児島と沖縄の中間に位置するこの島は、終戦後、沖縄と同様にアメリカの占領下に置かれ、長く苦しい時代を過ごしました。今まで広く語られることのなかった、この島で実際に起こった壮絶な出来事を今回ラジオドラマという形で皆さんに初めてお伝えすることになると思います。ドラマ化にあたって脚色を加えている箇所も多くあります。数々の苦難の道のりをとても50分では語りきれず、代表的なエピソードに集約してしまっている部分もあります。ただ、奄美大島本土復帰55周年の節目に、このドラマを通じて奄美という島にかつてこんな先生たちがいた、ということを皆さまに知って頂ければと願っております。
今作は、この物語に登場する先生方がご存命中に長年に渡って聞き取り調査を行われた、奄美大島の佐竹京子さんの多大なご協力のもと制作致しました。

 

『ミッドナイトレジスタンス』

【放送日】
2009年3月14日(土曜日)22:00-22:50

作:イケタニマサオ
演出:真銅健嗣
技術:久野裕大
音響効果:浜口淳二



出演:下條アトム 夏川加奈子 津嘉山正種 蟹江一平
小磯勝弥 高山和之 香坂夏希 原朋之
祖父江進 加茂美穂子 安藤瞳

あらすじ:定年前に放送局をリストラされた元ラジオ局アナンサーが、自宅の部屋からインターネットで一人ディスクジョッキーを始める。昭和の偉大なDJへの憧れと、自分はもっとできる筈だといううぬぼれに突き動かされていたのだ。放送を始めると意外な好反響が続々。しかし得意になっていた矢先、不穏なメールが…。
商業演劇から映像作品まで幅広く活躍する小劇団・くろいぬパレード代表の劇作家イケタニマサオ、オリジナルドラマ。

 

『カッパどうする!?』

(福岡局制作)

【放送日】
2009年3月7日(土曜日)22:00-22:50

作:日下部信
演出:桶谷武史
技術:奥山操
音響効果:伊藤大介


出演:矢柴俊博 小林隆 上田裕子 瀬口寛之
坂口裕介 山下晶 渡邉梨恵 二橋康浩
鶴賀皇史朗 鈴木新平 石井加代子 塚本樹
小川瑛楽


あらすじ:「カッパの里」として知られる福岡県旧田主丸町(現在は久留米市)を舞台に、カッパは実在するのか、しないのか。そのことに一喜一憂する大勢の地元の人たち!故郷である清流の里への思いを伝えながら、カッパにまつわる人々の可笑しくも、心優しいところをユーモラスに描く。

 

『密航者たち』

(松山局制作)

【放送日】
2009年2月21日(土曜日)22:00-22:50

原作:大野芳「北針」
脚色:原田裕文
演出:鈴木航
技術:満尾智子
音響効果:水谷明男


出演:水橋研二 國村隼 渡辺いっけい 蟹江一平 
波岡一喜 手塚祐介 宮本真希 木澤雅博
中澤優子 マーク・マードック グレゴリー・ペーカー
エリック・アンダーソン マックスウェル・ネルソン 田内和代

あらすじ:大正2年(1913)愛媛の若者15名が遙か太平洋を横断して、アメリカ・カリフォルニアに到着した。日本からの移民が事実上不可能となっていた時代に、夢をもって新大陸に向かい、命がけの航海をした青年達の史実をもとに、仲間を信じ力を合わせて人生を切り開こうとする男達の熱きヒューマンドラマ。

 

『いつも見ていた広島』

(広島局制作)

【放送日】
2009年2月14日(土曜日)22:00-22:50

原作:田家秀樹
脚色:久松真一
演出:池座雅之

技術:藤田晋一郎
音響効果:今井裕



出演:中尾明慶 吉本武史 武田宜裕 笹木真之
末武太 高尾六平 永山安子 新名基浩
井原武文 難波香織 山田健太 芳野潔

あらすじ:原爆投下から20年経った1965年。原爆資料館の一室でライブを行った若者がいた。のちに日本のフォーク界をリードする吉田拓郎。彼が大学に入って結成したバンド「ダウンタウンズ」でドラムに抜擢されたのは、高校の一年後輩で自動車工場で働く青年、小杉紀男だった。1960年代の広島を舞台に音楽に情熱を傾けた若者たちの姿を描く。


現場からひとこと〜演出:池座雅之
「フォークの神様」と呼ばれる吉田拓郎。実は広島で青春時代を過ごし、音楽に情熱を傾けた青年の一人でした。彼のバンド「ダウンタウンズ」のメンバーたちの青春模様をドラマにしました。
拓郎のように上京して成功する人もいれば、地元で生きる決意をする人もいる。収録後の打ち上げでは、東京で活躍する俳優・中尾明慶さんと広島で演じ続ける若手俳優たちの間で、ドラマさながらの熱いトークが繰り広げられました。
ドラマの見せ場、バンドの演奏シーンなどは、5.1chサラウンドで収録しました。そちらもぜひお楽しみ下さい。

 

第32回FMオーディオドラマ脚本募集入選

『一太が教えてくれたこと』

(仙台局制作)

【放送日】
2009年2月7日(土曜日)22:00-22:50

作:辻谷美加
演出:久保健一
技術:志村宏
音響効果:遠藤正昭



出演:高橋光臣 渡部ギュウ 絵永けい 岩佐絵理
原西忠佑 長岐大作 上島奈津子 石川裕人
長谷野勇希

あらすじ:元映画監督の俊太郎(50)と大手出版社に勤める聡美(45)夫妻は、離婚まで秒読みというところにきていた。息子の英治が成人したら……。そんな中、長年彼らの家で家族同様に暮らしてきた犬がいよいよ臨終に近づいていることを知る。愛犬の介護を通じて家族のあり方を問い直すホームドラマ。


現場からひとこと〜演出:久保健一
戦隊ヒーローとして大活躍の高橋光臣さんを主役に迎え、仙台の誇る自慢のキャストを総動員した今回のドラマ。家族それぞれの気持ちはどのように揺れ動くのかを巡って、脚本家の辻谷美加さんを筆頭に、スタッフ一同で明け方まで徹底的に議論を深めながら、脚本作りが進みました。両親に呆れつつも真っ直ぐな英二、ぼんやりしながら急所で力を発揮する俊太郎、気ままな自由人・聡美、その3人を高橋光臣さん、渡部ギュウさん、絵永けいさんが、温かく、そして軽妙に演じきってくれました。バラバラな家族を繋ぎとめる老犬役を演じたのは、本物の秋田犬たち。様々な場面に合わせて、神経質に吠えまくるギンちゃん、人なつっこく甘え鳴きの上手なマルちゃん、遊び上手なヒロちゃん、子犬のチビちゃんたちが活躍しました。雪の舞い散る仙台市で録音した家族再生のストーリー、ぜひお聴き下さい。

 

『友子とモコ』

(札幌局制作)

【放送日】
2009年1月31日(土曜日)22:00-22:50

作:今井雅子
演出:家冨未央
技術:宗片将樹
音響効果:三村俊之



出演:奈々葉 木藤玲子 斎藤和子 山野久治
岩尾亮 谷崎尚之 宮田碧 岡田雅夫
中野英一 磯川博

あらすじ:旧炭鉱町で消防署に勤める岩崎友子(愛称・モコ、27歳)は、負けん気と正義感から自分の仕事に張り切っていた。ふとしたきっかけで、かつてこの町で「炭鉱(ヤマ)のナイチンゲール」と呼ばれた助産師兼看護師のトモコさんのことを知る。同じ名前、同じく命を守るという仕事をもった二人の懸命な生き方を通じて、生命の尊さを感動的に描く。

 

『青春快進撃号』(再)

(松山局制作)

【放送日】
2009年1月24日(土曜日)22:00-22:50

作:小野田俊樹
演出:鈴木航
技術:梅田芳政
音響効果:吉田秋男


出演:佐津川愛美 原田芳雄 大高洋夫 モロ師岡
浅利陽介 松田真知子 久保晶 本多晋
本田清澄 茂木和範

あらすじ:宇和島に住む高校生の凛子(18)は進学のことで悩んでいた。そんな中、疎遠だった祖父の元へ通うようになる。地元の伝統行事、闘牛に打ち込む祖父。やがて凛子も闘牛の世話を手伝うようになり、徐々にその魅力にとりつかれる。そしていよいよ、祖父と凛子、そして牛との格闘の日々が始まった。

 

『風に刻む』

【放送日】
2009年1月17日(土曜日)22:00-22:50

作:芳崎洋子
音楽:小林洋平
演出:江澤俊彦
技術:久野裕大
音響効果:今井裕



出演:松岡依都美 笹野高史 岩本多代 中地美佐子
つかもと景子 大西麻恵 鬼頭典子

あらすじ:阪神間にある大学の内科病棟。この病棟で主任看護師をしている加藤瑞希(36)は日々の業務を忙しくこなしていた。一ヶ月ほど前、娘の住んでいる家に近いほうが便利だからと、瑞希の担当の病棟に井上(67)という末期癌の患者が神戸の病院から転院してきた・・・。
“生きること”と“死にゆくこと”を常に見つめている終末期医療に携わる看護主任を務める主人公が、かつて親類の死をめぐる出来事で確執のあった人の“死”を看取ることになる。二人の感情の行き違いと葛藤、そしてその行方を情感豊かに描き、「寛容になりえない他者にこそ寛容であれ」というホスピタリティ(歓待)の視点に立った、人生の終末期を静かに見つめるヒューマンドラマ。

 

第29回BKラジオドラマ脚本賞最優秀作

『天昇る魚』

(大阪局制作)

【放送日】
2009年1月10日(土曜日)22:00-22:50

作:住田有津子
演出:大久保篤

技術:南裕幸
音響効果:吉田秋男


出演:城土井大智 山本弘 榎園実穂 阪東浩考
竹下眞 茂中瑛子 大八木凱斗

あらすじ:隆志(32)の実家は花火店。勤めていた会社の仕事を投げ出し、生家に逃げ戻ってきたのだが、その甘い了見を花火師である父親に見透かされ、跡継ぎを断られる。そこには女花火師を目指す弟子の京香(28)がいたのだ。助っ人として京香と花火作りを手伝いながら徐々に情熱を取り戻しはじめた隆志。だが、大切な花火の競技会の日、不慮のことが起こり打ち上げが困難となってしまう…。感動のヒューマンドラマ。

 
 
 
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