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放送済みの作品(2005年)

12月24日・31日は休止となります。

 

『マウンド』

(松山局制作)

【放送日】
2005年12月17日(土曜日)22:00-22:50

作:福田卓郎
演出:福島明
技術:馬越朝広
音響効果:山田正幸


出演:佐藤隆太 佐津川愛美 佐野泰臣
RIKIYA 田内和代 ダンカン 井上順
愛媛マンダリンパイレーツの皆さん


あらすじ:千葉譲司(25)は、一流の減らず口と一.五流の変化球を持つピッチャー。日本初のプロ野球独立リーグ「四国アイランドリーグ」でプレーしている。家族の反対を押し切ってリーグに挑戦したが、シーズン後半ヒジ痛に悩まされ、あえなく戦力外通告を受ける。実家にも戻れず、絶望の淵に立たされた譲司に救いの手を差しのべたのは、投手コーチの北島だった。伝説のナイアガラフォークを伝授され、プロ球団との交流戦をかねたトライアウトに臨む。復活をかけたマウンドに立ちはだかったのは、かつて一緒に甲子園の土を踏んだチームメイトで、プロ野球界の至宝・田村元だった。

 

第26回BKラジオドラマ脚本懸賞募集入選作

『いぬ』

(大阪局制作)

【放送日】
2005年12月10日(土曜日)22:05-22:55
※放送時間が22時5分からとなります。

作:吉田秀和
演出:江澤俊彦
技術:井上裕一
音響効果:野田信男


出演:吉見一豊 郷田ほづみ 宮田圭子 春留奈舞
山ア千惠子 松のりひこ


あらすじ:酒に酔って終電で寝ていた会社員の男(48歳)は、気づくと遺失物として扱われ、競売の上自分の娘にペットの「イヌ」として買われていく。全ての決断を飼い主に委ねる主体性ゼロの飼い犬生活。意外にも、快適さを感じはじめた途端、「かわいくない!」と言われ、家を飛び出す。そして彷徨人(犬)生が始まる…。人生の岐路に立った時、必要な決断とは何か、を問いかける、不条理ヒューマンドラマ。

 

『となり町戦争』

【放送日】
2005年12月3日(土曜日)22:00-22:50

原作:三崎亜記
脚色:浜田秀哉
演出:保科義久
技術:高橋英明
音響効果:浜口淳二


出演:建藏 西山水木 鈴木一功 内山森彦
湯沢紀保 増子倭文江 児玉謙次
夏川加奈子 藤原堅一


あらすじ:「町の事業として実施される戦争」という奇想天外な設定で、戦争という非人間的な行為がいかに日常的に遂行されていくかを、住人の業務として参加する「僕」の目を通してシュールに、かつリアルに描ききり、「卓抜な批評性」「こんな完璧に近い作品は一年に一つあるかどうか」と読書界の話題を集めた小説をドラマ化する。ある日、僕は広報紙で、僕が住む町と<となり町>が戦争を始めたことを知った。町役場の「戦争係」の香西さんという女性事務員から、「敵地偵察業務従事者」に任命された。「偵察業務」とは通勤途上に見た<となり町>に関する情報を「記録表」に記入し、押印して提出するというもの。戦争が1ヵ月半も過ぎたころ、僕は「となり町戦争推進室分室勤務」を命じられた。なんと香西さんと結婚して敵地(となり町)にある分室(すなわちアパート)に住みながら敵地を偵察するのだという…。

 

『サヨナラよ、こんにちは!』

(名古屋局制作)

【放送日】
2005年11月26日(土曜日)22:00-22:50

作:坂本正彦
音楽:BANANA
演出:土井祥平
技術:浅井英人
音響効果:太田岳二


出演:高野志穂 井上純一 中田裕子 伊沢勉
杉原伊織 鈴木惠理 梅林憲太 阿部紗裕理


あらすじ:しっかり者の朋子(20歳)は父親と二人暮らし。8年前に亡くなった母親が残した録音テープを、毎年クリスマスに父親と聴くのが家の恒例行事となっていた。今年はいよいよ最後のテープ。聴き始めて間もなく、朋子の友人達が乱入してくる。ここでも落ち着いて、追い返す朋子だったが、自分のこれまでの生き方に疑問を感じてしまう。そこに、母親からの最後のメッセージが始まる。

 

『月の記憶』

(高松局制作)

【放送日】
2005年11月19日(土曜日)22:00-22:50

作:北阪昌人
演出:尾崎裕和
技術:中井勇祐
音響効果:吉田直矢


出演:水橋研二 上田耕一 片岡礼子 市川千恵子
はた栄二


あらすじ:高松市仏生山町の地下に、直径4キロ、深さ2キロの巨大なクレーターがある。フォト・ライター水町豊は、その「高松クレーター」の取材のため、売り出し中のヒーラー龍崎ユリ子とともに、高松を訪れる。目的は、クレーターをヒーリングスポットとして宣伝している男に会うためだ。その男、ドン・ピエール・ユズルこと水町譲は、豊の父親だった。久しぶりの再会にもかかわらず、豊は譲に心を開くことができない。家族を犠牲にして夢を追いかけ続けている父を許せなかったのだ。しかし、クレーターの上での不思議な体験を父と共有し、豊は、父が抱える心の空洞、そして自分の心の空洞にも気づいていく。実在する高松市の地下クレーターを舞台に、現代の人々に必要な“癒し”の姿を描くヒューマンファンタジードラマ。

 

文化庁芸術祭参加作品

『ホーム・レス』

(大阪局制作)

【放送日】
2005年11月12日(土曜日)22:00-22:50

作:鶉野昭彦
音楽:アストル・ピアソラ作曲の音楽より
演出:江澤俊彦
技術:佐藤善二郎
音響効果:吉田直矢


出演:南条好輝 泉祐介 寺下貞信 宮田圭子
小松健悦 福寿淳 西山辰夫 朝比奈潔子
松のりひこ 春留奈舞 小林育栄 城土井大智


あらすじ:大阪城公園。ここには、現在、ホームレスの住むブルーテントが100軒以上ある。このドラマは、実際にここに住む8人のホームレスに3ヶ月間にわたり、延べ25回インタビュー取材をした記録をもとに脚本化。
浜田は、大手広告代理店に勤め、家庭も省みずに大阪南港での家電メーカーの新規出店をめぐるビッグプロジェクトに没頭していたが、過労と不摂生がたたって入院する。退院後、病気の予後に医者に勧められたウォーキングを大阪城公園で始めるが、そこで知り合ったホームレスのゲンさんと親しくなり、自分の今までの生き方に疑問を感じ始める。一方で、浜田の家庭は徐々に崩壊していくのだった・・・。
出演者は全員、関西在住の俳優。「大阪弁」による「大阪人」のドラマを目指している。

 

平成16年度中四国ラジオドラマ脚本コンクール佳作

『トンテンネムクンといた夏』(再)

(鳥取局制作)

【放送日】
2005年11月5日(土曜日)22:00-22:50

作:山根尚樹
演出:盆子原誠
技術:寺尾広志
音響効果:野田信男


出演:尾上麻紀子 高尾六平 喜安浩平 吉野智美
末地嘉子


あらすじ:山陰の山あいに、風を操るといわれる伝説の精霊がいる。子どもにだけ見える精霊の名は、トンテンネムクン。何十年かに一度現れては人をさらうといわれ、人々は昔からトンテンネムクンを畏れ、神社を建て祀っていた。そんな山あいの村の小学校に、5年生の神門新(ごうど・あらた)が転校してきた。緊張するとうまく喋ることができないため、町の学校でいじめにあい、親元を離れ父の実家で暮らすことになったのだ。しかし、この学校でも、新は誰にも心を開こうとせず、友だちは親戚の裕太しかいない。一学期の終業式を迎えた夏のある日、裕太たちと一緒に神社のある山に出かけた新は、不思議な男の子に出会う。その子どもこそ精霊トンテンネムクンだった。以来、新の周りに、さまざまな出来事が起こり始める。

 

文化庁芸術祭参加作品

『フリオのために』

(名古屋局制作)

【放送日】
2005年10月29日(土曜日)22:00-22:50

原作:梨木香歩
脚色:佃典彦
演出:藤井靖
技術:佐藤勝彦
音響効果:和田尚也


出演:鬼頭典子 大内厚雄
たかべしげこ 斉藤やよい 中田裕子 鈴木駿


あらすじ:30歳を過ぎて独り身の久美は、急逝した叔母、時子の形見としてぬか床をもらった。この家に代々受け継がれてきた家宝だそうだが、不思議なことに時々「呻く」のだという。毎日朝晩かき回していた久美は、ある日ぬか床が奇妙な卵を宿しているのに気づく。そしてその卵が生んだ少年は……少女性と母性の間で揺らぐ女性の心理を端正に描いた梨木香歩の短編小説を原作に、サラウンドで描く現代の幻想奇譚。

 

第33回創作ラジオドラマ脚本懸賞公募 最優秀作

『密漁』(再)

【放送日】
2005年10月22日(土曜日)22:00-22:45

作:原雅裕
選曲:伊藤守恵
演出:一柳邦久
技術:嶋岡智子
音響効果:石川恭男


出演:岩下寛 加藤武 大橋吾郎


あらすじ:中学を卒業した僕(15歳)は、祖父と漁に出る。時化の中、しかも電灯を消す。密漁用の網を出す祖父。有無を言わせぬ雰囲気の中、もう一艘の漁船が近づく。今は亡き父親の元同級生で借金の保証人にもなってくれている男だった。男は密漁を詰問する。男の真意は何か?荒れた海上での息詰まる男達の物語。

 

第17回銀の雫文芸賞最優秀作

『門間さんの礼状』(再)

【放送日】
2005年10月15日(土曜日)22:00-22:50

原作:宇津志勇三
脚色:東多江子
音楽:荻野清子
演出:大久保篤
技術:西田俊和
音響効果:千本木真純


出演:寺田農 岩本多代 坂上二郎 石井トミコ
土井美加 今福将雄 市原清彦 矢野陽子
青木和代 入江純 水澤心吾 祖父江進 斎藤静香


あらすじ:5年前に定年となった幸三は、社会から取り残されていく不安を抱いていた。そんなある日、幸三は「活き活き舞」という体操に出会い、新しい友人を得て自分を取り戻していく。ところが、仲間の一人、門間さんは癌の末期であった。自分にできることは何かないかと懸命に考えた幸三は、重病の門間さんをあえて「活き活き舞」が参加する芸能大会の応援に誘うのだった。痴呆の妻を持つ男が、老境の友情や、仲間の死を通じて、老年期の生き甲斐とは何か、来るべき死にどう向き合うのか、を問い直す作品。

 

文化庁芸術祭参加作品

『見よ、蒼い空に白い星』(再)

【放送日】
2005年10月8日(土曜日)22:00-22:50

作:毛利恒之
音楽:西村朗
演出:保科義久
技術:高橋英明
音響効果:山田正幸


出演:藤木勇人 久松夕子 最上莉奈 平岳大
前原弘道 新垣樽助 酒向芳 後藤敦
粟野志門 今科子 古波津里英 古波津エミ


あらすじ:戦後60年。沖縄に住む古波津里英(こはつさとひで)さんが、自身の戦争体験を語る。1920年生まれ84歳。学徒動員で陸軍特別操縦見習士官となり、B29に体当たりするも生還。その後、鹿児島県知覧で同期の仲間を特攻とし見送るなど数奇な体験をする。古波津さんのインタビューとドラマを織りまぜ、平和希求の物語とする。

 

文化庁芸術祭参加作品

『父への旅』(再)

【放送日】
2005年10月1日(土曜日)22:00-22:50

作:井出真理
音楽:菱沼尚子
演出:保科義久
技術:山村隼之
音響効果:山田正幸


出演:大杉漣 横堀悦夫 長野里美 伊藤留奈
今井和子 小高三良 上村祐翔


あらすじ:父親の愛に恵まれず、自分こそは良い父親になろうとして、ついに果たせず年老いた男。亡き父が忘れられず、義父の愛を受け入れられなかった青年。義理の親子関係の中でお互いを求めながらも、近づけなかった二人の男の葛藤の30年を追い、義父の隠された情を知った息子が、心を開き義父に歩み寄り、新たな『父子』が誕生するまでを、暖かく描く。

 

シリーズ・南アフリカの現代文学

『ノーベル賞作家の描く「男と女」』

【放送日】
2005年9月24日(土曜日)22:00-22:50

原作:ナディン・ゴーディマ
訳:ヤンソン柳沢由実子
脚色:入山さと子
音楽:菅野由弘
演出:小林武
技術:佐藤清己
音響効果:原大輔


出演:左時枝 大橋吾郎 花井みを 鈴木ユウジ
下塚誠 水町レイコ


あらすじ:ノーベル文学賞受賞女性作家の短編集から2編をドラマ化する。「家庭」…舞台は人種差別(アパルトヘイト)の根強い南アフリカ。スウェーデン人の男性と結婚した、南アフリカ人の黒人であるテレサの母親、兄弟が警察に逮捕された。夫も心配するが、反アパルトヘイトの活動家であるテレサは何とか家族を救いたい東奔西走する。ある日、友達の家に泊まると言って出掛けたテレサだが、それが嘘だと夫は知る。彼はテレサが他の男性と一緒に居たのではないかと疑い、嫉妬する。しかし、実際は母親達に会いに行っていたのだ。夫婦とはいえ外国人の自分には内緒で、ひとりで母親に会いに行ったのだ。アパルトヘイトが実施されている南アフリカでは、肌の色が違う夫より、同じ黒人である家族の結び付きの強さを知り、嫉妬する。(もう一編は「体力づくり」)

 

シリーズ・南アフリカの現代文学

『アマンドラ』

【放送日】
2005年9月17日(土曜日)22:00-22:50

原作:ミリアム・トラーディ
訳:佐竹純子
脚色:原田裕文
音楽:栗山和樹
演出:真銅健嗣
技術:鈴木清人
音響効果:林幸夫


出演:中村たつ 草野康太 増田未亜 曽川留三子
増子倭文江 入江純 長沢大 三島嘉崇
下岸昌代 酒向芳 蟹江一平 茶花健太
山口愛 関貴昭 山崎健二 寺尾貴裕


あらすじ:南アフリカの現代史は人種差別との闘いだった。その象徴的事件「ソウェト蜂起(1976年)」を黒人の側から描き、その実態を世界的に知らしめた注目小説のドラマ化。町の高校で学生議長として蜂起を指揮した青年とその家族達を中心に、激闘と愛憎の物語を通じて、差別撤廃の願いと人類愛のメッセージを謳う。

 

シリーズ・南アフリカの現代文学

『母から母へ』

【放送日】
2005年9月10日(土曜日)22:00-22:50

原作:シンディウェ・マゴナ
訳:峯陽一 コザ・アリーン
脚色:谷登志雄
音楽:ニウナオミ
演出:保科義久
技術:山村隼之
音響効果:千本木真純


出演:倉野章子 岩下寛 新橋耐子 松本きょうじ
外波山文明 石住昭彦 夏川加奈子 高田恵篤
加藤絹子 藤巻るも 三村ゆうな 和田啓作
小林良也 大久保祥太郎


あらすじ:『私の息子が、あなたの娘さんを殺しました。』というショッキングなセリフから始まるこの小説は実話を基にしている。1993年8月、南アフリカの黒人居住区で、アメリカからの白人女子留学生が黒人青年らに襲われ殺された。アパルトヘイト【人種隔離体制】の廃絶をめざし南アフリカ史上初めて実施される全人種参加の総選挙を半年後に控えての事件であった。困惑し悲嘆にくれた殺人者の母親が、自らと息子の半生を語る物語は、アパルトヘイトの犯罪性を浮かび上がらせただけではない。私たちの住む現代社会もまた抑圧と暴力による闇を抱えているかぎり他人事ではないということを、この物語は普遍的に訴えている。現代南アフリカを代表する黒人女性作家の代表作で、「ポスト・アパルトヘイト」時代のアフリカ文学の誕生を告げた作品。

 

シリーズ・南アフリカの現代文学

『さあ、すわってお聞きなさい』

【放送日】
2005年9月3日(土曜日)22:00-22:50

原作:エレン・クズワヨ
訳:佐藤杏子
脚色:森治美
音楽:山本裕之
演出:大久保篤
技術:嶋岡智子
音響効果:片平洋資


出演:京田尚子 大竹周作 青木和代 村澤寿彦
林真里花 清郷流号 福井裕子 山崎海童
江良潤 佐藤せつじ 大田沙也加 中野剛
田中雄土 佐藤友樹 厚木拓郎


あらすじ:南アフリカのとある春の日の夕暮れ。たき火の前にケイおばさんが座ると、家族みんなの楽しいお話の会の始まりだ。「さあ、すわってお聞きなさい。私がずっと見たり聞いたりしてきた、家族のこと、女たちのこと…」 アパルトヘイト政策下の厳しい社会を生き抜いた黒人たちの物語が、不当な境遇に立ち向かう勇気や、家族の愛情、仲間同士の助け合いなど、今日の世界で失われつつある大切なものを教えてくれるヒューマンドラマ。

 

第20回創作ラジオドラマ脚本募集入選作

『自分からの手紙』

【放送日】
2005年8月27日(土曜日)22:00-22:50

作:植村裕子
音楽:BANANA
演出:樋口哲郎
技術:矢神彰人
音響効果:和田尚也


出演:山崎裕太 佐藤彩花 中川理沙 佳梯かこ
伊沢勉 火田詮子 小島貴弘 大山由美
入山竜之介 亀井和貴 稲葉はるか


あらすじ:友達の代わりに郵便配達のバイトを始めた新田純一(20歳)は、集配している手紙の中に自分と同性同名の差出人の手紙を度々見つける。同じ女性宛のものだ。実は純一には悩みがあった。10年前に家出した母親が自分に会いたがっているというのだ。僕を捨てたくせに今頃になって。そんな現実から逃避すると、何故か自分と同じ名前の手紙が気になってしょうがない。やがてその手紙は、純一自身の過去と重なって、自分と向き合うきっかけを作っていく。

 

『焼け跡の天女』

【放送日】
2005年7月30日(土曜日)22:00-22:50

作:竹内日出男
音楽:菅谷昌弘
演出:真銅健嗣
技術:加村武
音響効果:片平洋資


出演:滝田裕介 津田真澄 遠藤雅 石川由依
城全能成 村澤寿彦


あらすじ:終戦直後の焼け跡に、過去の記憶を一切無くし、家族も全て無くした少女がいた。近しい人々には献身的に尽くして幸と富をもたらし、「天女」の再来!とまで言われた。が、その後、彼女を待っていたのは、裏切りと失望の連続。かつて天女と呼ばれた現在は老婆となり、その半生がひもとかれる。羽衣・天女伝説と戦後日本人の人間性を重ねた寓話的ヒューマンドラマ。

 

『父への旅』

【放送日】
2005年7月23日(土曜日)22:00-22:50

作:井出真理
音楽:菱沼尚子
演出:保科義久
技術:山村隼之
音響効果:山田正幸


出演:大杉漣 横堀悦夫 長野里美 伊藤留奈
今井和子 小高三良 上村祐翔


あらすじ:父親の愛に恵まれず、自分こそは良い父親になろうとして、ついに果たせず年老いた男。亡き父が忘れられず、義父の愛を受け入れられなかった青年。義理の親子関係の中でお互いを求めながらも、近づけなかった二人の男の葛藤の30年を追い、義父の隠された情を知った息子が、心を開き義父に歩み寄り、新たな『父子』が誕生するまでを、暖かく描く。

 

平成16年度中四国ラジオドラマ脚本コンクール佳作

『トンテンネムクンといた夏』

(鳥取局制作)

【放送日】
2005年7月16日(土曜日)22:00-22:50

作:山根尚樹
演出:盆子原誠
技術:寺尾広志
音響効果:野田信男


出演:尾上麻紀子 高尾六平 喜安浩平
吉野智美 末地嘉子


あらすじ:山陰の山あいに、風を操るといわれる伝説の精霊がいる。子どもにだけ見える精霊の名は、トンテンネムクン。何十年かに一度現れては人をさらうといわれ、人々は昔からトンテンネムクンを畏れ、神社を建て祀っていた。そんな山あいの村の小学校に、5年生の神門新(ごうど・あらた)が転校してきた。緊張するとうまく喋ることができないため、町の学校でいじめにあい、親元を離れ父の実家で暮らすことになったのだ。しかし、この学校でも、新は誰にも心を開こうとせず、友だちは親戚の裕太しかいない。一学期の終業式を迎えた夏のある日、裕太たちと一緒に神社のある山に出かけた新は、不思議な男の子に出会う。その子どもこそ精霊トンテンネムクンだった。以来、新の周りに、さまざまな出来事が起こり始める。

 

『眉山』

【放送日】
2005年7月9日(土曜日)22:00-22:50

原作:さだまさし
脚色:柴田寿子
音楽:田頭勉
演出:保科義久
技術:高橋英明
音響効果:片平洋資


出演:草笛光子 純名りさ 黒田アーサー
徳井優 藤山律子


あらすじ:人の命がどれほど重く愛しいものか。人生とはいかに多くの人とつながっているのか。そして、人を愛するとはなんと切なく苦しいものか…。愛と命と人生の重さ大切さを、心に染み入るように描いた小説『眉山(びざん)』は読者に大きな感動を呼び起こす。この話題の感動作を、オーディオドラマ化する。母の病気で故郷の徳島に帰った娘・咲子(33歳)は、様々な人達に慕われていた母・龍子(70歳)の生き様を初めて知る。母の毅然として誇り高い人生、母と娘の温かな心の交流が、時にユーモアを交えながら描かれる。そして、死を目前にした母が切望した夏の阿波踊りの会場で、ドラマは最高潮に達する…。

 

『青葉花子のむすめ』

(仙台局制作)

【放送日】
2005年7月2日(土曜日)22:00-22:50

作:東多江子
演出:奥村彩
技術:星英寿
音響効果:遠藤正昭


出演:坂口理恵 大森暁美 上島奈津子 沼沢郁子
館林敦士 本間秋彦 酒井紀子 渡辺ケン
宿利佐紀子 絵永けい 百足瑞恵


あらすじ:仙台から上京して数十年の私は、独身のまま売れない女優を続けている。ある日テレビで、地元仙台で噂の平成の福の女神の番組を見る。彼女は行く先々でなぜか人を集めてしまう実在の主婦で、伝説の福の神「仙台四郎」の再来といわれる人気者おばさん。ところがびっくり。「私が女神です」と画面に登場し、ポンポンと調子良くしゃべっているのはなんと自分の母だった。まじめな父をひっそりと支えた良妻賢母の鑑のような人だったはずなのに。早速確かめてみると、母は自分が福の女神だと勝手に思い込んでいるだけ。なんと偽物だったのだ。しかし母のテレビ出演は大評判。あれよあれよと人気者になっていく。私は騒動を収めようと走り回るが、ついに母が偽物だとばれる瞬間がやってきて…。

 

『夏の影踏み』

(大阪局制作)

【放送日】
2005年6月25日(土曜日)22:00-22:50

作:吉村奈央子
音楽:めいなCo.
演出:黒崎博
技術:佐藤善次郎
音響効果:巽浩悦


出演:津田寛治 片岡礼子 中川浩三 浅野麻衣子
高田英史 稲健二 三原あや


あらすじ:勤め人の雅史(38)に別居中の妻から離婚届が送られてきた。妻とは同郷。さらに失踪したという話も耳に入る。後悔の気持ちから、久しぶりに帰郷する。そこで、余命幾許という、妻とも共通の友人と再会し、謎の手掛かりを得る。妻を探すうちに自らの新しい扉を見出す男の心の旅を詩情豊かに描く。

 

『人生ベストテン』

【放送日】
2005年6月18日(土曜日)22:00-22:50

原作:角田光代
脚色:横山玲子
音楽:荻野清子
演出:大久保篤
技術:山村隼之
音響効果:片平洋資


出演:若村麻由美 新藤栄作 山下容莉枝 大田沙也加 榊原望 森都のり


あらすじ:達成感や充実感を感じられないまま間もなく40歳をむかえる鳩子は、中学校の同窓会で昔の恋人、有作と再会する。二次会を抜け出した二人は、思い出話や仕事、結婚観を語って楽しい一夜を過ごす。有作にすすめられ、高級鍋一式を買った鳩子は、その日以来せっせと料理の腕を磨く。いつか有作を食事に招待しよう……ところがその有作と連絡が取れない。別の友達に聞くと、同窓会当日、有作は参加できなかったはずだと言う。一晩いっしょに過ごした彼はいったい誰だったのだろうか。でも鳩子は、彼が与えてくれた少しの夢と生活の張り合いが、停滞していた自分の人生をほんのちょっと変えてくれた気がしていた。

 

ギャラクシー賞受賞

『福岡天神モノ語り』(再)

(福岡局制作)

【放送日】
2005年6月11日(土曜日)22:00-22:50

作:大塚ムネト
演出:東山充裕
技術:北島正司
音響効果:岩熊展史


出演:上田裕子 中村卓二 りゅう雅登 中野弘子
佐藤順一 園田晴久 石川蛍


あらすじ:主人公・リエ(27)は、東京で働いていたが、実家に住む祖父の調子が悪いと聞き、福岡に帰った。リエの目に飛び込んできたのは、なんと実家の庭に置かれたボロボロの古い電車だった。聞けば、一ヶ月前に祖父が無理矢理買い取ってしまったとのこと。リエは祖父がおかしくなったのではないかと疑う。そんなある日、昔から愛用していた自転車が、突然リエに話しかけてくる。リエは耳を疑うが、自転車は、リエには幼い頃から不思議な能力があり「モノ」と会話が出来るのだと言う。そしてそれは祖父から受け継いだ能力だということを教えられる。天神の屋台やビルなどの「モノ」と会話をすることで自分自身の生き方を見つけていく、ファンタジックローカル再発見ドラマ。

 

『中洲バンケットブルー』

(福岡局制作)

【放送日】
2005年6月4日(土曜日)22:00-22:50

作:三上幸四郎
演出:吉田浩樹
技術:奥山操
音響効果:武田公二


出演:板谷由夏 松尾政寿 中尾ミエ


あらすじ:福岡は中洲のホステスさんたちの物語。博多の男を支える彼女たちを主人公に描く。昭和20年6月、福岡大空襲、中洲は一部を残し、全地域が廃墟となった。戦後、長崎の五島から中洲に来た権藤克子(65)は、やがて中洲で一二を争う高級クラブのママとなる。去年の夏、そのクラブ「ひまわり」は店を閉じた。平成17年7月、克子の元に藤崎(70)から連絡が入る。彼が経営するビルにあるクラブ「トワイライトブルー」を昔ながらのクラブに立て直してほしいと相談される。克子は断るが、藤崎は真剣だった。
朝美(27)は「トワイライトブルー」でコンパニオンのホステスをしている。去年、婚約した男・勇平と熊本からやってきたが、逃げられる。飛び込んだのがここだった。新旧、ふたりのホステスさんがぶつかり合いながらも、中洲の町を盛り立てていこうとする物語。女たちの物語は、10月の「女みこし」でフィナーレを迎える。
中尾ミエさんはこれがオーディオドラマ初出演。

 
シリーズ ロシア・ユーラシアの現代文学
『コーカサスの金色の雲』(再)
【放送日】
2005年5月28日(土曜日)22:00-22:50

原作:アナトーリイ・プリスターフキン
訳:三浦みどり
脚色:玉井恵子
音楽:纐纈ミカ
演出:保科義久
技術:奈良孝弘
音響効果:片平洋資

出演:夏八木勲 桜井誉礼 内山昂輝 田谷隼
大西多摩恵 織本順吉 佐藤輝


あらすじ:第二次世界大戦末期、ソビエトの独裁者スターリンは、コーカサス地方のチェチェン人を反ソ的民族であるとして中央アジアに強制移住させた。その直後の1944年夏、モスクワなどの戦災孤児が大勢コーカサスに強制疎開させられる。コーリカ(弟)とサーシカ(兄)の双子の兄弟(10歳)もまた、豊かで幸せな土地と聞くコーカサスに移送される。同じ列車でレジーナ先生に出会い、コーリカとサーシカは恋してしまう。コーカサスの村での農作業の合間に、お腹のすいた二人は食物や衣服などを盗んでは溜め込む。その間も、山岳ゲリラと化したチェチェン人が村や孤児院を襲い、サーシカは殺され一人彷徨うコーリカはチェチェン人の孤児アルフズールと出会う・・・。
 
シリーズ ロシア・ユーラシアの現代文学
『大きな家の大いなる一日』(再)
【放送日】
2005年5月21日(土曜日)22:00-22:50

原作:ファジリ・イスカンデル
訳:浦雅春
脚色:吉村ゆう
音楽:野田雅巳
演出:真銅健嗣
技術:糸林薫
音響効果:久保光男

出演:下條アトム 螢雪次朗 中村たつ 神保共子
三村ゆうな たかお鷹 花井みを 田中健三
吉野悠我 小野賢章 藤倉みのり


あらすじ:1912年盛夏。のどかな農村のある一日。12歳の少女カーマは3歳になる甥っこが可愛くてしかたがない。でも今日はその子の両親がやってきて別れなければならない。どこまでも見送りに行くカーマ。個性豊かな沢山の兄弟や、親類達。現代では多くの国が無くしてしまった古き良きふるさとの風情を詩情豊かに描く。
 
シリーズ ロシア・ユーラシアの現代文学
『最初の教師』(再)
【放送日】
2005年5月14日(土曜日)22:00-22:50

原作:チンギス・アイトマートフ
訳:赤沼弘
脚色:入山さと子
音楽:菅谷昌弘
演出:吉田努
技術:長谷川忠昭
音響効果:西ノ宮金之助

出演:銀粉蝶 清水理沙 大門裕明 有賀ひろみ
山下啓介 根岸宮子 田村錦人 小杉幸彦 水澤心吾
落合弘治


あらすじ:中央アジアキルギス共和国出身の作家、チンギス・アイトマートフが、1963年に発表した同名小説のオーディオドラマ化。1920年代のキルギスの村落を舞台に、村に最初の学校を作ろうと努力した青年と、彼を慕って勉学に励み、やがてはモスクワに出て著名な学者となる少女の交流を描く。村人の嘲笑と偏見のなかで志を持って献身的に努力する青年。学問に目覚め、女性にとって無権利状態である粗暴な村社会から脱出しようとする少女。本人達も無自覚な、ふたりの淡い恋。そして、二人を襲う悲劇・・・。それらの出来事を、今ではアカデミー会員哲学博士となった女性の回想を通して描く物語。
 

『父も恋する』

【放送日】
2005年5月7日(土曜日)22:00-22:50

作:東多江子
選曲:伊藤守恵
演出:真銅健嗣
技術:西田俊和
音響効果:小野寺茂樹


出演:高橋長英 仁科亜季子 内田健介 渡辺卓
舟木幸 山口千晴 赤沼正一


あらすじ:2年前に伴侶に先立たれ、定年まであとわずかという親父(58)に、なんと結婚を前提とした、彼女がいる!?上はサラリーマン、下は大学生という二人の息子と暮らしていた父親が、爆弾発言。母親役をこなしていた弟は激怒、兄はどっちつかずでオロオロ。いよいよ自宅に彼女がやってくるという。親の再婚にまつわる騒動をコミカルにちょっぴりペーソス交えて描く。

 

シリーズ ベトナムの現代文学

『虚構の楽園』(再)

【放送日】
2005年4月30日(土曜日)22:00-22:50

原作:ズオン・トゥー・フオン
訳:加藤栄
脚色:丸尾聡
音楽:羽柴昂
演出:真銅健嗣

技術:加村武
音響効果:岩崎進


出演:鬼頭典子 三田和代 根岸季衣
村治学 若松武史


あらすじ:第2次大戦後のベトナム。共産党指導の下、独立運動の傍ら過激な農地開放運動が展開していた。イデオロギーのため引き離されながら、愛の結晶として生まれた女の子ハン。ハンと母親、そして若くして非業の死を遂げた父親とその姉。そして党の旗振り役として、ハンの父を死に追いやった叔父のチン。厳しい社会環境で熱くたぎる家族の絆と運命の織りなす綾を熱烈にうたいあげる。
 
シリーズ ベトナムの現代文学
『戦争の悲しみ』(再)
【放送日】
2005年4月23日(土曜日)22:00-22:50

原作:バオ・ニン
訳:井川一久
脚色:谷登志雄
音楽:ニウナオミ
演出:保科義久
技術:大塚豊
音響効果:若林宏


出演:横堀悦夫 水野ゆふ 南風洋子 樋浦勉

あらすじ:ベトナム戦争(ベトナムでは対米戦争)を背景に、戦争で運命を大きく変えられた若い男女の悲劇を、時空を自在に行き来する大胆な構成と、哀切極まりないトーンで描く。
かつて対米戦争の兵士として戦ったキエンに、忘れられない壮絶な記憶の数々が夜毎襲う。戦争中、キエンの属した部隊はジャングルの中で何度も激しい交戦の果てにほとんど全滅。キエンの記憶は、1964年高校生最後の夏に飛ぶ。恋人フォンとの甘く幸せな日々・・・。1965年、陸軍へ入隊したその日、ハノイ駅で、疎開のために発とうとしていたフォンと偶然出会い、列車に乗り遅れる。所属部隊の後を追うため二人は貨物列車に乗るが激しい空襲に遭遇。爆弾炸裂の中で、同じ人民軍兵士にフォンは集団レイプされ、キエンは男の一人を撲殺する。17歳のあの日、愛し合っていた純粋無垢の若き抗米愛国の二人のうち、キエンは戦士になり、フォンは女になった。「フォンとの愛の輝きの日々への回帰を、悲しみの中で、僕は切望しつづけることだろう」
 
シリーズ ベトナムの現代文学
『未婚の女』(再)
【放送日】
2005年4月16日(土曜日)22:00-22:50

原作:グエン・ティ・トゥ・フエ
訳:加藤栄
脚色:入山さと子
演出:渡辺哲史

技術:大塚豊
音響効果:吉田直矢


出演:大河内奈々子 田中要次 大竹一重 上村祐翔
有川博 井手みな子 井上倫宏 恩田括


あらすじ:ベトナムの田舎の村。都会の暮らしに憧れる10代のミーは村にやってきた劇団の芸人に「ハノイに連れて行く」と口説かれ一夜を共にするが、翌日それがウソだったことを知る。傷心のミーの前に現れた姉の夫・ズオン。ミーはズオンを誘惑し、ハノイで居候させてもらえるよう仕向ける。姉に真相をぶちまけ、追い出しに成功するミーはやがてズオンの子を妊娠する。しかし暮らしに飽きたミーはズオンとは別にホアンという若い愛人を作る。出産直前、姉が亡くなる。一人で出産したミーは病院でなかなか赤ん坊を見せてもらえなかった。退院の日、赤ん坊は消えていた。家に戻るとズオンから電話があり、「赤ん坊には障害があり君には育てられない」と告げられた。戦争は終わったのに、そのあとにやってきたのは平和だけど過ちばかりの日々だ。寂しさに支配され、アパートの窓から渋滞を見るミーだった。
 
シリーズ ベトナムの現代文学
『ツバメ飛ぶ』(再)
【放送日】
2005年4月9日(土曜日)22:00-22:50

原作:グエン・チー・フアン
訳:加藤栄
脚色:ミラーカク子
音楽:菅谷昌弘
演出:吉田努
技術:藤井芳保
音響効果:島津楽貴


出演:片岡礼子 長塚圭史 千葉哲也
大谷亮介 鳥居しのぶ 最上莉奈 厚木拓郎


あらすじ:ベトナム戦争中、家族を殺され、その復讐の為にテロ組織「ツバメ隊」に入隊した14歳の少女クイ。自らも傷つきながら、サイゴン政権側の要人を次々に暗殺し、ついには復讐を果たす。やがて戦争は終わり、大人になった彼女は、戦時中の拷問による後遺症に苦しみながら、自分が殺した旧敵の遺族の生活を心にかける…。隣人同士が殺しあったベトナム戦争の悲劇。その悲劇を経てなお、強い意志で、「憎しみの連鎖」を断ち切ろうとするヒロインの生き様が、今を生きる我々に強いメッセージを投げかけてくる。1990年ベトナム作家協会賞受賞作品のオーディオドラマ化。
 

『密漁』

第33回創作ラジオドラマ脚本懸賞公募最優秀作

【放送日】
2005年4月2日(土曜日)22:00-22:50

作:原雅裕
選曲:伊藤守恵
演出:一柳邦久
技術:嶋岡智子
音響効果:石川恭男


出演:岩下寛 加藤武 大橋吾郎
あらすじ:中学を卒業した僕(15歳)は、祖父と漁に出る。時化の中、しかも電灯を消す。密漁用の網を出す祖父。有無を言わせぬ雰囲気の中、もう一艘の漁船が近づく。今は亡き父親の元同級生で借金の保証人にもなってくれている男だった。男は密漁を詰問する。男の真意は何か?荒れた海上での息詰まる男達の物語。
 
平成16年度文化庁芸術祭大賞
『奇跡の星』(再)
【放送日】
2005年3月26日(土曜日)22:00-22:50

作:小松與志子
音楽:長谷部徹
演出:真銅健嗣
技術:糸林薫
音響効果:原大輔


出演:渡辺卓 佐藤慶 五大路子
深沢敦 上田雄大

あらすじ:命綱にぶら下がって、ビルの窓拭きをしている青年。就職する意欲もなく、人生に不貞腐れていた。ある空きビルで毎日のように訪れる老人と知り合う。この老人元教師か何かでやたら宇宙や天文のことを講義し始める。青年は次第にこの老人に心をかよわすようになってきた。実はこの老人には一つの目的があり、青年はそのことに積極的に関わり始める。青年と老人の交流から生きる尊さを描くヒューマンドラマ。
 
『昭和八十年のラヂオ少年』
【放送日】
2005年3月19日(土曜日)22:00-22:50

作:今井雅子
音楽:中村勝彦
演出:保科義久
技術:糸林薫
音響効果:西ノ宮金之助


出演:内山昂輝 田谷隼 加藤武 二木てるみ
増子倭文江 林次樹

あらすじ:中学生の元気君は春休み暇を持て余していた。物置蔵に入り、今では使わなくなったラジオのスイッチをひねると、なんだか違う世界に来てしまったようだ。元気君の冒険が始まる・・・。ラジオが家族団欒の中心にあった時代を背景に、ラジオ放送開始の日に生まれた少年と現代の少年が時空を超えて出会い、ラジオドラマへの夢を育む。二人の友情が家族の絆を結び直す、ファンタジーSF物語。
 
『もう いいかい』
(名古屋局制作)
【放送日】
2005年3月12日(土曜日)22:00-22:50

作:萩生田宏治
演出:濱田裕之
技術:矢神彰人
音響効果:沢田智哉


出演:戸田昌宏 相築あきこ 鈴木駿
内田藍子 伊沢勉

あらすじ:サラリーマンのテツヤ(39歳)は年末も仕事に追われる程忙しい。やっとの休みに田舎で一人暮らす母親のもとへ、妻と息子と連れ立って行く。その途中妻から離婚話を切りだされ、また田舎では息子がふいに行方不明に。家族関係がうまくいかないのは、どうやら30年前にテツヤ達を捨てて逃げだした実の父親との記憶に原因があるらしい。テツヤの近くに謎の男が見え隠れする。中年を迎える男と家族の深層心理ドラマ。
 
『雪割草』
(大阪局制作)
【放送日】
2005年3月5日(土曜日)22:00-22:50

作:中江有里
音楽:内山周作
演出:中寺圭木
技術:藤善雄
音響効果:村中向陽


出演:松尾れい子 洪仁順 笠原浩夫 宮田圭子
朝比奈潔子 森田芳光

あらすじ:東京に住む朝子は、来年に卒業を控えた大学生。まもなく父の七回忌である。年上の恋人である竜司との結婚を考えている。母が骨折で入院し、家でひとり過ごす朝子は、ある日、父と見知らぬ少女との写真を偶然見つける。写真の裏には大阪と思しき住所が書かれていた。一体、いつ、誰と撮った写真なのだろう。入院中の母に写真のことをたずねると「その子、父さんの子供よ」と、あっけなく、そう答えた。父には隠し子がいたのだ。朝子はショックを受ける。戸惑いを振り切れずに朝子は、竜司とともに大阪に写真の住所を訪ねてみることにする。二人の異母姉妹の心の交流を描くヒューマンドラマ。
 
『みかん畑のロボット ZERO』
(松山局制作)
【放送日】
2005年2月26日(土曜日)22:00-22:50

作:福田卓郎
演出:松園武大
技術:馬越朝広
音響効果:佐藤彰


出演:石倉三郎 遠藤久美子 朝倉伸二 平川和宏
片平光 小倉功

あらすじ:国内最大級のみかん産地、八幡浜市を舞台に、農家の老人とロボットの心の交流を描くヒューマンSFドラマ。前の年の台風被害の影響で、愛媛県のみかん生産農家は大被害を受けた。農家を救済しようと、農林水産省が開発したみかん育成ロボット‘ZERO'が八幡浜市の独居老人 二宮幸造(70)の畑にやってきた。「ロボットにみかん作りができる訳がない」と幸造。マニュアル通りのみかん作りを主張するZERO。都会に出て行った一人息子・亮輔(40)も心配する。やがて秋が来て季節はずれの大型台風が今年もやってきた。暴風雨の中、幸造とZEROはみかん畑を守るために、奮闘するが・・・。ロボットが人間の心を知り、老人が失意の中からみかん作りの情熱を取り戻していくまでを、感動的に描く。
 
『響け!針の歌』
(広島局制作)
【放送日】
2005年2月19日(土曜日)22:00-22:50

作:藤井友紀
音楽:松岡祥吾 末田晴
演出:渡辺哲也
技術:田嶋猛
音響効果:西ノ宮金之助


出演:松澤一之 吉野智美 吉本武史 佐々木麻里
武田宜裕 末武太

あらすじ:広島市近郊のA町は針が名産。町には針資料館、小学校では針の授業、町を上げて針を偏愛している。舟木四郎(54歳)は小さな針工場を経営している。30年前、吉田拓郎の「フォーク村」の一員として活動、自作のフォークソングで針の大切さを歌い、町の産業を救ったのが何よりの誇りだ。今も、年に一度の町の式典では「針の新曲」を作り発表している。しかしそんなA町が「ジェット風船」の生産で有名な隣町B町と合併。町は「風船」と「針」を合わせた新しい町のシンボル作りを画策する。「針のシンガー」舟木も式典で「針と風船の歌」を歌ってほしいと頼まれる。「針の歌」か「針と風船の歌」のどちらを歌うか悩むうちに、舟木は自分が愛するのは「針を歌う」ことではなく「歌う」ことそれ自体なのではないかと気づいていく。「針」にこだわることを主張する工員の木島、「針と風船」の歌を歌うことを進める新町長、「自分の歌いたい歌」を歌えばいいと言う事務員の朝子とペットのポチ。悩み抜いた末、舟木は合併後初の式典に臨む。針を異様に愛する架空の町が合併を機に揺れる様を、オリジナル曲にのせて描くシュールな音楽劇。
 
第25回BKラジオドラマ脚本懸賞募集入選作
『がらんどう綺譚』
(大阪局制作)
【放送日】
2005年2月12日(土曜日)22:00-22:50

作:田中浩司
音楽:佐藤心
選曲:三好里美
演出:櫻井賢
技術:南裕幸
音響効果:野下泰之


出演:綱島郷太郎 石橋蓮司 富岡涼 野田晋市
三島ゆり子 鍋島浩 山本禎顕 川原田樹
牛丸祐司 西村頼子 鈴木友香 竹中絵里

あらすじ:恩田満輝(30)は、失踪した市役所の上司、毛利課長の捜索願を出した。一方で恩田はいつかマンホール博物館を建てるという夢があり、そのミニチュアづくりに熱中していた。不思議な少年との出会い、たわいない日常、その狭間で、恩田は予期せぬ毛利との再会を果たす。現実と非現実の間に落ち込んだ人間の内面を深みのある世界観のもとに独特の詩情で描いた作品。
 
第28回FMオーディオドラマ脚本募集佳作受賞作
『明日の花たち』
(盛岡局制作)
【放送日】
2005年2月5日(土曜日)22:00-22:50

作:菊池一雄
演出:石田望
技術:志村宏
音響効果:遠藤正昭


出演:菅原玄哉 山谷初男 斎木良太 高橋美峰 
石川裕人 絵永けい 佐藤優介 篠谷薫子 浅井隆繁

あらすじ:農家の後継ぎとして村に残された、研吾、幹夫、春太の3人。周囲への反発から無気力な日々を送っていた。そんな閉塞感に嫌気がさして、幹夫は故郷を後にする。ますます腐る研吾と春太だが、ふとしたきっかけで、村の老人、理作と知り合うことになる。農業の魅力を若者たちに伝える理作、土を耕すことに、徐々に手応えを感じ始める研吾と春太は、同時に、東京からUターンしてきた理作の姪、加奈に想いを寄せていく。後継者不足に悩む東北の農村を舞台に、若者たちの成長物語を、東北のお国言葉もたっぷりに明るいタッチで描く。
 
『河童淵夜曲』
(名古屋局制作)
【放送日】
2005年1月29日(土曜日)22:00-22:50

作:山口茜
演出:松川博敬

技術:矢神彰人
音響効果:岩城成生


出演:新井亜樹 越智貴広 平田裕香
多田木亮佑 鈴木正悟

あらすじ:春山トイは30歳の女性占い師。家族もなく、惰性で続いている不倫の彼氏が一人いるだけ。そんな彼女の目の前に「河童」と名乗る少年が現れる。彼は河童だから、川の向こうへ帰るんだという。少年の不思議な魅力に徐々に引き込まれる主人公。そんな時、現実の少年が事故で意識不明に陥る。河童はその少年の分身なのか?二人を救うことはできないのか?都会の片隅に起こるヒューマンファンタジー。
 
『石の声』
(札幌局制作)
【放送日】
2005年1月22日(土曜日)22:00-22:50

作:清水友陽
演出:藤並英樹
技術:板山豊
音響効果:河津孝広


出演:岩尾亮 気仙ゆかり 丸谷小一郎 吉田美咲
谷崎尚之 田中翔太郎 平舘昴
吉田美乃莉 大石彩稀 水野晃誉
 立川佳吾

あらすじ:北海道小樽市の小学校教諭、勉(つとむ)の教育方針は、「見る、触る、感じる」。校外学習や体験学習が子供たちには必要、と考えてきた。しかし相次ぐトラブルで、周囲の教員たちや保護者の理解を得られなくなり、今ではすっかり自信を失っている。そんな勉のもとに毎日、意味不明の石片が届く。勉は、子供たちが訪れたという石造りの倉庫で、かつての教え子・まさ子に出会う。まさ子は、小学生のころ勉から教わった「石の声の秘密」を今でも信じていることを勉に打ち明ける。ある晩、勉の教え子たちが行方不明に…
まさ子が今でも信じているという「石の声の秘密」とは?行方不明の子供たちはどこへ?毎日届く意味不明の石片の正体は?石造りの倉庫がもつ不思議な力「石の声」で、自らの生き方を見つめ直す教師の姿を描いた、ヒューマンドラマ。
2005年1月15日は休止となります。
 
『奇跡』
【放送日】
2005年1月8日(土曜日)22:00-22:50

作:原田裕文
演出:真銅健嗣
技術:西田俊和
音響効果:片平洋資


出演:原康義 横尾香代子 栗山かほり 柳澤愼一
廣田行生 梅津直美 斉藤とも子 山田孝子


あらすじ:作家である私(47歳)は高校卒業後、30年ぶりに故郷の元炭鉱町に帰ってきた。若い日々衝突した父親が危篤だという。長兄たちの冷やかな態度にうんざりし、久しぶりの町に出る。そこで、高校時代の同級生の女の子の幻影に囚われてしまう。自分が記憶の奥の奥にしまい込み、現れないように忘れようとしていたことが、くすぶり始める。忘却という残酷さを描く文芸ドラマ。
 
2005年1月1日は休止となります。
 
 
 
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