徳島・小松島の「ぽんぽこ」な神社 板金の職人技でいけます?
- 2023年06月09日
24市町村すべてに行きたい!わたしだってみなさんに会いたい!あなたのまちの輝く人に会いに行って、とことん紹介する(あわよくば友達になってもらう)「藤原陸遊のいま、いけます?」今回は小松島市!
いつでも誰かが~ きっとそばにいる~♪
きょうはたぬきですよ。 こんなに大きいと思わなかったですね!
この伝説、アニメ・映画にもなってますから。 じゃあさっそく行きましょうか!
きょうは小松島~いま、いけます~♪
小松島市は港を中心に栄えてきた港町。 まずは小松島港へ。
います!釣りされている方。
こんにちは~。小松島の方ですか?
うん、小松島。
ああどうも!釣れますか?きょう。
うん、サバはなんぼでも釣れる。
出会ったのはよく小松島港に釣りに来るという、さすらいの釣り人のKさん。(恥ずかしいからそう呼んで~とのこと)。Kさんは元・板前!自分で釣って自分でさばいて家族と食べるのが楽しみだそうで。
大きなスズキやヒラメも釣り上げる腕前! と、そんな時!
なにかきました?
たぶんエソ!かまぼこにする魚かな。
釣りあがったのはエソ!
もうすこし大物釣れたらよかったな・・・(笑)
立派なエソですよ!みんなここに釣りに来るんですか?
ここの釣りくる子らはみなええ子ばっかりやし 魚交換したり、釣りしてたらジュース持ってきてくれたり弁当持ってきてくれたり、のんびりと一日過ごすような感じかな。
へ~、ありがとうございました。お邪魔しました!
また来てください。次は!がんばります。
ははは!ヒラメが釣れるときにまた来ます。
さて、お次は!
お目当ての金長神社!徳島の民話、阿波狸合戦に登場する「金長狸」をまつった神社です。
神社のなかには某アニメ映画のファンから寄付された狸たちが。 この映画をすり切れるほど見ていたわたし。 胸が高鳴ります。
はあ~・・・じゃあ・・・一礼して・・・。
あの~ここがあの映画でも有名になった、金長神社ですよね。
はいそうです、はい。
本当に一番好きなアニメ映画で。小説とかにもこの神社出てる・・・。
そうです、たくさんいろんな作品に出てるので、ぜひいろんな方に来ていただけたらうれしいですね!
迎えてくれたのは、金長神社の保存会の代表、松村優子(まつむら・ゆうこ)さん。 神社を守りたいという熱い思いを持ち、神社の存続を求める運動を行っていました。
この神社、一時期老朽化から解体が検討されましたが、地元の人たちの熱い思いで存続へ。 最近、修復工事がちょうど完了したところでした。
あ、この赤い屋根もですか?
そうですね、はい。本殿のほうも傷んでいる部分は直していただいて いつ崩れてもおかしくない危険な状態だったので。
これ屋根はどなたがやられたんですか。
徳島県板金工業組合の方と青年部の方がやってくださったんです。
松村さんたちの声を受けて立ち上がったのがこの方たち! 徳島県板金工業組合の方と青年部の方! 地元で愛されている神社の補修を買ってでました。その仕事ぶりを見せてもらおうと、組合の理事長の方と待ち合わせ。
ん?あの車か・・・?
お待たせしました。
ばっ、板金組合の・・・?
はい。徳島県工業板金組合理事長の寺澤でございます。
ス、スタイリッシュすぎる!
徳島県板金工業組合の寺澤大毅さんです。撮影ということでスーツでびしっと決めてくれました。
(かっこよすぎてびっくりしちゃったな・・・)
寺澤さんに実際に手がけた屋根を見せてもらうことに。
この部分を全部手作りで、手でたたいてます。 特にこのカーブですよね。このカーブの部分は一枚一枚型を取って職人さんが手でたたいてアールを作っていきます。一番見どころですよね。
え?手作業なんですか。
そうです。
こういう神社の修復が専門というわけではないんですよね?
そうですね。我々ものづくり、板金業にとって神社のお仕事っていうのは憧れのところでもあって、 施工に関わりたくてもなかなか関われない難しいお仕事なので、本当にありがたい機会でした。
実際に施工に関わった職人のみなさんにも集まっていただきました。
左から、藤井隆志(ふじい・たかし)さん、下川将吾(しもかわ・しょうご)さん、川成裕也(かわなり・ゆうや)さん、木内勇太(きうち・ゆうた)さんです。
施工を引っ張ってきたのは徳島県板金工業組合副理事長の藤井さん。職人みなが憧れるのは、その仕事の速さと正確さ。
・・・・(職人技に息をのむ)。
藤原さん、しゃべって大丈夫ですよ(笑)
あっ、いやっ!見入ってました・・・。
いつの間にかカーブできてますね・・・!
これを何枚やられたんですか?
う~ん、何枚でしょう・・・。わかりませんけれど・・・。
数えきれないくらいありましたよね・・・
そうですね、かなりの数です(笑)
経験豊富な藤井さんとの仕事は、若手の職人も刺激を受けたようです。
まだ全然経験が浅いんですけど、その中でもこんなに貴重な体験を目の前でさせてもらえて。これからの仕事につなげていけるようにしたいですね。
道具をこう使ってというのは分かるんですけども、やはり力加減だとか絞り具合というのはやっていかないと分からないことなので。その出来る技術を持っている方が少ないので、横でやらせていただいて見させていただくのはいい宝になりました。
はよう追いつきたいなと。追いついて追い抜いて、悔しい顔をされたいんですけどね。
藤井さん、若い方にはどんな気持ちを持ってお仕事に当たってほしいですか?
とにかく向上心ですね。ひとつ最高のものを作ったら、良かったらこの上のものを考えるという気持ちを持って現場に当たってもらえたら次々いいものができていくと思うんです。終わりないです、職人にはね。一生修業ってよく言いますけど。
藤井さんもまだ、じゃあ修業中なんですか・・・。
まだもう、志半ばです。
職人のあくなき向上心が復活させたお社です!
お世話になりました!ありがとうございました。
え~と、帰る前にちょっと・・・。
なっ・・・何でしょうか・・・?
うちの副理事長が藤原さんにプレゼントがあるということで。
プレゼント?
番組のロゴというか、なんというか。こういうものを作ってみました。良かったら飾ってください。
えっ!?!?!?!?ちょっと見てくださいこれ! これも手作業で?
手作業です。こちらを見て作ったんです。
わざわざコピーして! いっしょじゃないですかこれ! 一生大事にします本当に。 あら~。ありがとうございます。 本当に思い出になります。
そういってもらえたら。
こんなにかっこよくしてもらって・・・わたし・・・。
ちょっと顔がうまくいかなかったかな・・・(笑)。
そんな!!最高です。ありがとうございます・・・!
藤井さん、お仕事がありながら1日がかりでやってくれたんだそうです・・・。
本当に大事にします。みなさん、お忙しいところありがとうございました!
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目の前の人を笑顔に出来る職人技に憧れました。プレート、うれしかったなあ・・・。