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徳島・鳴門のスゴいトレーナー 高橋英司さんといけます?

  • 2023年05月26日

24市町村すべてに行きたい!わたしだってみなさんに会いたい!あなたのまちの輝く人に会いに行って、とことん紹介する(あわよくば友達になってもらう)「藤原陸遊のいま、いけます?」今回も鳴門市です!
今回はスポーツ選手を支えるすごい方に出会いました。

さて、訪れたのは鳴門市瀬戸町。
また雨が降ってきました。

3回中2回雨でのロケです。雨天率驚異の6割越え。
藤原

そろそろおはらいにでも行った方がいいのかなあ・・・。

雨の中訪ねたのは、とある治療院。選手を支えるプロがいるとのこと!

地元・鳴門市で治療院を開いています。
高橋英司さん

こんばんは!高橋英司です。

迎えてくれたのは、高橋英司(たかはし・えいじ)さん。まぶしい笑顔で迎えてくれました。雨雲も吹っ飛ぶようです。 鳴門市出身。去年の春に東京から鳴門に戻って自宅で治療院を開きました。
 

藤原

よろしくお願いします!って、高橋さん、これ・・・!

治療院に入ってすぐ目に飛び込んできたのは!

ユニフォームが!

さらに!

ええっ!

なんと、こちらは斎藤佑樹さんの使っていたグラブとバッグ!さすがに気になります。

藤原

あの~、高橋さんって何者なんですか!?

高橋さん

アスレティックトレーナーとしてスポーツ選手のパフォーマンスを上げるためのサポートをしていました。

さまざまなプロスポーツの選手を担当してきたそうです。

高橋さん、名だたるスポーツ選手たちをサポートしてきたトレーナー。
地元・鳴門高校を卒業後、大学や専門学校で研さんを積み、東京を拠点にして、数々の選手を支えてきました。

玄関にあったユニフォームの持ち主は岡田選手!

東京オリンピックに競歩の日本代表として出場した岡田久美子(おかだ・くみこ)選手もそのひとりです。指導を受けていた当時の話を聞きました。

先日の大会で日本記録を樹立した岡田選手!
レース後での取材、ありがとうございました。
藤原

高橋さんの指導を受けて岡田さんのパフォーマンスに変化はありましたか?

岡田久美子選手

大きく影響がありました!ほかの競技のプロ選手の姿勢を参考に指導していただいたこともありました。指導のおかげで記録も伸びましたし、世界大会でも入賞することが出来ました!教わったことは今でも頭の中に入れて生活していますよ。

高橋さんが指導や治療で、大事にしていることのひとつは「姿勢」。
どんな競技の選手でも優れた選手はいい姿勢をしているんだそうです。

取材を通して感じた、高橋さんのやさしい語り口と、選手を否定しない指導。
選手たちからの信頼が厚いのもうなずけます。

と、そんなとき。

ガチャッ(ドアが開く音)。

高橋さん

あれっ。こんばんは!

藤原

あ、お客さん・・・。

お客さん

どうも・・・。

鳴門市出身で、大学まで競泳に打ち込んでいたという金澤さん。
1年ほど前から高橋さんの治療院に通っています。

治療院に通っているお客さんが。水泳に打ち込む金澤健司さんです。

金澤さん、競泳をしているんですけど、マスターズの大会でこの間、
世界記録を出されたんですよ。

へ~・・・。はい?

「ちょっと何言っているか良く分からない」状態です。
高橋さん

えっと・・・世界記録を・・・。

藤原

そうなんですか?

金澤健司さん

まあ・・・。ちょっとですけれどね・・・。

ちょっとの世界記録ってなんだ!?というツッコミはさておき。ユーモアたっぷりの金澤さんが「ちょっと」世界記録を出すことが出来たのは、高橋さんの治療が大きいといいます。

メドレーリレーで背泳ぎを担当した金澤さん。
スタートから抜きん出ていました。
金澤さん

身体の動かなかったところをしっかり治療で動かしてくれるので、自分の中にいままで無かった感覚が生まれたような感じです。

マンツーマンでの治療を行います。

大学まで競泳続けていた金澤さん。当時ケガが原因で引退せざるを得ませんでした。 第一線から退いて15年ほどが経ちますが、高橋さんの治療で現役時代と変わらないタイムが出るように。
競技への向き合い方も変わりました。

金澤さん

練習や試合に出るとなると気持ちを詰めていくような感じだったんですけど、いまは本当に楽しんで水泳ができているような感じですね。

高橋さんのゴッドハンド、わたしもすこし体験させてもらいました。
 

藤原

うう~~~ああ~~~効きます・・・ああ~~。

治療後、座った時の背筋が伸びて目線が高くなった感覚がありました!

そんなとき、ふと疑問が。

高橋さん

高校時代に野球をしていたんですが、ケガが多かったんですよね。

高校時代の高橋さん。ケガの影響で最後の夏はベンチに。
高橋さん

プロ野球選手を目指してやっていたんですけど諦める形になりました。
僕みたいな人をなくしたいと思ってこの仕事を始めました。

高橋さん、地元の鳴門市に最終的には戻って仕事をしたいと考えていたそうです。
 

高橋さん

自分のような悔しい思いをしないように、徳島の子供たちの育成といいますかサポートが出来たらいいなと思いますね。

高橋さん、いまは県内の中学生の野球チームで子どもたちの指導にあたっています。
トレーナーとしての視点から、身体の動かし方を中心に教えています。

この日は中学1・2年生の選手たちに指導です。
相手の陣地から自分の陣地にボールを運ぶゲーム。
 ボールや相手の位置を素早く見極めて動くトレーニングだそうです。

高橋さんの指導中は、選手からも楽しそうな声が聞こえてきます。
チームに入ったばかり、中学1年生の尾方春さんに聞いてみると。
 

藤原

高橋さんの考えたメニューはどう?

尾方春さん

楽しいです!

高橋さん

中学生までにどんな動きをしたか、何をさせたかによっていわゆる運動神経が決まってくるんです。

選手たちも高橋さんの指導に信頼を置いています。
 

中学2年生・徳島東リトルシニアの長尾翔太さん。
長尾翔太さん

プロの選手の映像を使って、バッティングのときの「割り」という動作を教えてもらってから動きが良くなった気がします。

保護者の方からも!

徳島リトルシニア・生藤大侍さんと、生藤さんのお母さんです。
生藤大侍さん

球速も変わったし、体のキレも変わりました。

生藤さん

とにかく投げたらスピードが速くなるという指導ではなく、体の使い方が出来るようになったらこういった動きが出来るようになるという教え方が希望があるというか、納得できます。

選手たちも納得して指導を受けているような表情が印象的でした。

最後に高橋さんに今後の目標を聞きました。

高橋さん

鳴門市といいますか徳島県でなるべくプロの選手が出てくれるとうれしいと思いますね。その手助けが少しでもできたらと思います!

ケガで夢をあきらめる選手をなくしたい。 選手の未来を守り、支えていく高橋さんでした!

【動画でご覧になりたい方はこちらから】

【あなたの街の情報も募集中!】

さて、「藤原陸遊のいま、いけます?」はみなさんからのいま紹介したいひとを大募集中!
こちらからお便り、お待ちしています!
次はあなたのまちにお邪魔するかもしれません!

投稿はこちら!
 

藤原

選手を第一に、否定をしない。のびのびできる環境を自然と作り出す高橋さんの優しさをずっと感じたロケでした。教えてもらえる選手たちがうらやましい!ありがとうございました!

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