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徳島・美波町の「かめたろう」さんといけます?

  • 2023年05月26日

24市町村すべてに行きたい!わたしだってみなさんに会いたい!あなたのまちの輝く人に会いに行って、とことん紹介する(あわよくば友達になってもらう)「藤原陸遊のいま、いけます?」今回は美波町!

う、うれしいっ!

4回目にしてついにお便りが!
(あなたからの情報もこちらからお待ちしています!)

かめたろうさん、ご存じですか?
藤原

黒猫ふくちゃんから。美波町といえば、やっぱりかめたろうさん。藤原アナにはかめたろうさんに会って一緒に美波町のいいところを知ってほしいです。

道の駅日和佐で待ち合わせていると・・・。

藤原

えっ!?

インパクト大の登場。
かめたろうさん

おまたせ~~~~!!

かめたろうさんです。
藤原

(車に乗っているときもカメの格好なんだ・・・)

カメのデザインがあしらわれた車に乗って現れたかめたろうさん。
ご本人は、特注のカメカー(地元の塗装屋さんが手がけたそう)に乗って、亀の甲羅に見えるリュックに、ヘルメットで登場です。

藤原

あの~、今回美波町を知るんだったらかめたろうさんと一緒に美波町を回ったほうがいいと言われまして・・・。

かめたろうさん

ええ~!!!うれしいうれしい!!ペチペチペチペチ

藤原

わははは!

甲羅を叩いてペチペチかめたろうさん。話すと元気が出ますね~。

美波町で生まれ育ったかめたろうさん。
美波町観光協会に勤めながら、地元の魅力を伝えるキャラクターとして活動しています。

かめたろうさん

ではいきましょう!!!がんばりましょう!!うううう、いえ~~い!!

藤原

い、いえ~~い!!なんだこれ~~!(笑)

楽しいロケになりそうです。

カメカーに乗って、美波町を知り尽くすかめたろうさんおススメの3人に会いに行きます。

まず訪れたのは、かめたろうさんが子どものころからよく歩いたという道沿いのお店。

かめたろうさん

ここ通学路だったんです。それで、古くから残っている和菓子屋さんがここなんですよ。

おじゃましま~す。
藤原

ここ?

十一、と書いて「とかず」さん。じゅういっちゃんと呼ばれています。
十一喜次さん

いらっしゃい!

迎えてくれたのは十一喜次(とかず・よしじ)さん。みんなからは「じゅういっちゃん」と呼ばれているそうです。この和菓子屋の創業は慶応2年。150年以上続く老舗です。

地元・日和佐城の形のもなかです。

じゅういっちゃんによると、かつては徳島出身の南極観測隊の隊員がここのお菓子を南極まで持っていったことがあるとか。長年、多くの人に愛されてきた味。いただきました。

お城をパクリ。
藤原

優しいあんこの甘さ!これはファンたくさんいますね…。

じゅういっちゃん

お店をやっていてうれしいのは、(食べた人が)おいしいって言ってくれるところやね。

かめたろうさん

みんなここの味が大好きなんですよ~!

じゅういっちゃん、ありがとうございました!

続いて向かったのは、大浜海岸!

ウミガメの産卵地として有名です。

すぐそばには「日和佐うみがめ博物館カレッタ」が!

カメに詳しい方が集うここで、かめたろうさんが特に紹介したい人が。

田中さん!

あ、田中さん!

田中宇輝さん

えーと、どうしたらいいですか・・・?

ちょっとシャイな田中さん。しかし、その言葉からは、かめたろうさんに並ぶカメ愛を感じました。

博物館の学芸員、田中宇輝(たなか・ひろき)さん。幼いころからカメが大好きだったそうです。

田中さん

でかい動物で攻撃とかもあんまりしてこないカメがわたしは好きだった。こういうダイナミックな動物がすごく好きなんですね。

館内には田中さんのカメ愛あふれるものたちが!

かわいらしい図です。

リクガメの生態を説明した展示に・・・。

フジツボも本物です。

ウミガメの気持ちを知ってもらおうと作った甲羅リュック。

藤原

うん。このまま、海いけそう。

中でもほかで見られないとっておきが!屋外にあるウミガメプールに行くと・・・。

カレッタ最高齢のオスの浜太郎!(ことし73歳)
田中さん

浜太郎さんの「爪」です。

藤原

つ、爪を作った・・・?

ウミガメに欠かせない爪!

ウミガメは交尾のとき、メスから離れないために爪を甲羅に引っかけます。しかし、浅く角ばったプールのなかでは浜太郎の爪は削れてなくなってしまったそうです。

田中さん

繁殖というのは必要なことですし、何とかしたほうがいいよねということで。

そこで田中さんが目をつけたのが、「歯の治療で使う素材」。
地元の歯科技工士のかたの協力で、浜太郎の爪を完成させました。

「レジン」を使って作ったことで、耐久性が高くなったとのこと。

そのおかげで交尾は成功!繁殖も期待できるようになりましたが・・・。

なかなか難しいですね・・・。
田中さん

爪をつけていても栄養状況とか・・・メスとオスの相性とか・・・。そういうのでうまく行っていないようですね・・・。

藤原

浜太郎さん・・・。

田中さん

飼育とか管理の腕の見せ所みたいなところでは本来あるんですよね。

田中さんの愛情のもと、たくさんのカメたちが暮らしていました。
かめたろうさん

田中さん、忙しいところありがとう~!!

続いて向かったのは、日和佐川沿いのとある宿泊施設。

かめたろうさん、もちろん地図なしでずんずん進みます。

すると、
 

あ!原田さ~ん!ごめんいきなりなんやけど~!!

原田エリカさん

あ~こんにちは!

生まれは兵庫県。イギリスで長く暮らした後、京都に暮らし、美波町へ。

迎えてくれたのは、原田エリカさん。
イギリスで育ち、去年、美波町に移住しました。
 

藤原

原田さん、ここってなんですか?

原田エリカさん

ホステルなんです。

オーナーの方とご友人がDIYで作り上げたホステル。お遍路をしに来た海外からのお客さんが多いんだそうです。
原田エリカさん

隣は納屋を改装したパブなんですよ~。

藤原

納屋がパブに!?

おじゃまします~。
藤原

うわ~~。雰囲気ありますね!

原田エリカさん

DJブースもあって、居心地のいい空間になってますよ~。

地元のフルーツを使ったカクテルが人気だそう。

原田さんはこのホステルとパブでお客さんの対応をしつつ、美波町での暮らしを満喫しています。
 

藤原

美波町に来たのはいつなんですか?

原田エリカさん

初めて日和佐を訪れたのは2020年10月だったんですけど、お遍路で回って・・・。

八十八番札所の大窪寺の前で。原田さんの笑顔、達成感がにじんでいます。
原田エリカさん

その時に友達がこのホステルをおすすめしてくれて泊まりに来たんです。

ホステルを作ったオーナーの和田大海さん。原田さんに信頼を寄せています。
和田大海さん

(英語などでの)メッセージのやり取りとか僕よりも出来るので、全部その辺はお願いして、文章を作った時の翻訳など助かっています。

ホステルのオーナー、和田大海(わだ・ひろうみ)さんと意気投合。今度は原田さんが海外からのお客さんを迎える立場になりました。

海外からのお客さんからの信頼も厚い原田さん
藤原

これから美波町でやりたいことはありますか?

原田エリカさん

海外からの観光客は京都・大阪・東京だけでなくて小さい日和佐みたいな四国とかを見に来てほしいですね。これから力を入れていきたいなと思います。

日に日にやりたいことが増えていると話す原田さん。応援しています!
藤原

楽しみですね!!
あの~・・・ところで原田さん、ここってパブですよね・・・。

原田エリカさん

はい・・・?あっ。

仕事中ですが・・・。パブですから・・・。
原田エリカさん

おいしそうに飲みますね(笑)

藤原

すみません、つい・・・(笑)。美波町、ステキなところだ~。
原田さん、そしてかめたろうさん、ありがとうございました!

かめたろうさん

よかった~!ありがとうございました!

美波町編、これにて完結です!

【動画でご覧になりたい方はこちらから】

【あなたの街の情報も募集中!】

さて、「藤原陸遊のいま、いけます?」はみなさんからのいま紹介したいひとを大募集中!
投稿はこちらから! 
お便り、お待ちしています!次はあなたのまちにお邪魔するかもしれません!
 

好きという気持ちは何よりも強いエネルギーになる!ありがとうございました!

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