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スポーツのまち鳴門!ボートレース、いけます?

  • 2023年04月27日

24市町村すべてに行きたい!わたしだってみなさんに会いたい!
あなたのまちの輝く人に会いに行って、とことん紹介する(あわよくば友達になってもらう)「藤原陸遊のいま、いけます?」今回は鳴門市です!

前回は雨でしたが・・・。

藤原

快晴で~す!

藤原

大鳴門橋のケーブルが笑顔に見えますもん。

これまでのロケはすべて雨…。
久々の晴れにテンションもおかしくなってしまいました。
・・・笑顔に見えますよね?ねっ?

鳴門といえば、スポーツのまち。
前から会ってみたいある選手がいました。
その方とは・・・?

おや・・・?

来ました来ました!
渋~いカスタムのバイクで現れたのは!バイクの選手?いえいえ。

喜多須
杏奈さん

喜多須です。ボートレーサーです!

ボートレーサーの喜多須杏奈(きたず・あんな)さん。
(バイクが趣味なんだそう!この日は貴重なお休みでした。)

最高時速は80km/hにもなるんだそう。

鳴門市出身でプロのボートレーサーとして活躍する喜多須さん。
ファンからは「ズアンナ」さんとも呼ばれファンに愛される選手です。

バイクに乗る後ろ姿もきまってました。

そんな喜多須さんが、地元で久々に行きたい場所があるそうで・・・。
ついていくと・・・?

たどり着いたのは鳴門高校!喜多須さんの母校です。 

青春の香りがしました。
喜多須
さん

このにおいかいだことある!懐かしい!

たどり着いたのは母校の「トレーニングルーム」。
ここでボートレーサーになるための減量に励んだそうです。
 

藤原

なるほど!鳴門高校、たしかに部活も盛んですしね!

喜多須さん

いえ、実は・・・。

ま、まさかの帰宅部だったそうです。
喜多須さん

わたし・・・部活してないんですよ。帰宅部で。

藤原

き、帰宅部!?部活してないんですか!?

喜多須さん

ここ部活をやっている子たちしか基本的には使えなかったので、体育の教師に
「お願いお願い!一生のお願い!」といって許可をもらって使っていました。

ボートレーサーを志したのは高校2年生のとき。
三重県で開催されたレースで徳島出身の女子選手が優勝したのを見て、「私もやりたい!あんなすてきな女性になりたい!」と思ったんだそうです。

いまは笑顔でやってのける喜多須さん。

トレーニングはほぼ未経験でしたが、同級生に聞いたりして懸命にトレーニングしたそう。
時には涙しながら懸命に努力を続けました。

しかし、道は険しいものでした。

喜多須さん

(ボートレーサーになるための)受験を全部で5回したんですよ。
みんな同級生は大学行ってイエーイ!とかパーティーしているのに私はこんな毎日必死に走って。「え、なれへんのちゃうかな」「なにしとんのやろいま」とか心が折れそうになりました。

藤原

・・・受かった時はどうでした?

※当時の喜びを再現した声は記事の最後にある動画から!
喜多須さん

いいいいいやった~~!!よおおおおかった~~!!

藤原

わはは!(笑)喜び爆発!本当によかった!!

20歳で合格をつかみ取り、ボートレースの世界に飛び込んだ喜多須さん。
養成所には、髪を丸刈りにして気合を入れて入所したそう。
卒業の時のレースでは、見事優勝。
プロの世界で活躍を続けています。

これまでの努力を聞いていると、喜多須さんのレースが見たい・・・!
ということで!

独特の緊張感が漂います。

やってきました!鳴門ボートレース場!
オイルのにおいが立ちこめます。この日は前日検査日。レースに出場する選手が集まります。
選手の健康診断やボートの試運転などを行います。

慣れた手つきで整備を進める喜多須さん。

自分でエンジンを取り付けたり、プロペラを調整したり、自分でボートを整備します。
ちなみにエンジンだけで重さは40㎏以上あるんだそう・・・。

ボートと合わせると重さは120㎏ほどに。

ちなみにこのエンジンは抽選で割り当てられます。
エンジンの調子の良さや悪さもあるので運も重要です。
喜多須さんのエンジンは77番。
 

藤原

縁起が良さそうですね!

喜多須さん

ラッキーセブンが2つ並んでますね!きょうはお墓参りと神社でお願いもしてきました。

運も味方につけて、自分にピッタリ合うようボートを調整することが本当に大事です。
そこから勝負は始まっています。

相棒のボートの調子はどうでしょうか・・・?

さあ、いよいよ試運転です!わずかな時間でボートの調子を見極めなければいけません。
余りのスピードに・・・。
 

藤原

は、はやっ!!

上がってくると、試運転の調子をもとに整備です。
とここでこんな一幕も。

おちゃめな渡邉さん。
渡邉さん
 

・・・(カメラをじっと見つめる)。

プロペラをカメラに向けてくれたのは渡邉真奈美(わたなべ・まなみ)選手。レース前に情報を共有しあっているようでした。喜多須さんとは同い年で仲がいいという渡邉さんに喜多須さんのことを聞いてみると?

渡邉さん

(喜多須さんは)ちょっとふざけすぎ・・・?(笑)

藤原

れ、レースのときは・・・?

渡邉さん

レースのときはまじめ・・・です(笑)

喜多須さん

にやにやすんな!(笑)

渡邉さん

そういう風に言わなきゃいけないやつですよね、ねっ?

おちゃめな渡邉さんとのレース前のリラックスした一幕でした。
このあとはガラッと真剣なムードに。今回のレースについての戦略などについて話し合っていましたよ。

ボートレーサーの夢をつかみ、厳しい勝負の世界で戦う喜多須さん。
この仕事にしかない魅力が原動力です。

喜多須さん

普通の仕事をしてたら全然知らない方に頑張ってねとか声かけて応援してもらうことってないと思うんですね。けどこの仕事のおかげで全国のいろんな方に「応援してるよ」とか「いつも見とるよ」とか言ってもらえるのですごいありがたいことだなって思う。ほんま楽しいです。この仕事。

最後に目標を聞きました。
 

喜多須さん

直近の目標で言ったらまだ優勝したことがないので初優勝目指して頑張りたいです!

自分の気持ちにまっすぐに、夢を叶えた喜多須さん!
さらなる目標に向かって漕ぎ出していきます!

【動画でご覧になりたい方はこちらから】

【あなたの街の情報も募集中!】

さて、「藤原陸遊のいま、いけます?」はみなさんからのいま紹介したいひとを大募集中!
こちらからお便り、お待ちしています!
次はあなたのまちにお邪魔するかもしれません!

こちらからお待ちしています!

藤原

好きだからあきらめない。簡単なようで難しくて、すばらしいことだと教えてもらいました。ズアンナさん、ありがとうございました!

  • 藤原 陸遊

    徳島局・アナウンサー

    藤原 陸遊

    「とく6徳島」のメインキャスター。好きなことはみんなで行くランチ。嫌いなことはひとりぼっちになること。24市町村すべてに行くことを宣言し、「藤原陸遊のいま、いけます?」がスタート!

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