静岡の防災施設 夏休みの日帰り旅行にいかが?
- 2023年08月07日
夏休み!どこに行こうかな、と思っている方、お出かけ先としていかがでしょうか?
防災について体験しながら学べる、静岡県内各地の施設を紹介します。
さまざまな災害を体験!静岡県地震防災センター
静岡市葵区にある静岡県地震防災センター。2020年にリニューアルされました。
地震と津波をはじめ、 リニューアル後は2階に風水害のコーナーを開設したので、 様々な災害や備えについて学んでいただくことができます!
地震のコーナーでは、地震の揺れの体験ができ、過去の災害で発生した揺れや、震度別の揺れを選択できます。南海トラフ巨大地震で想定される最大震度、震度7の揺れを体験しました。
体が激しく左右に振られて、立っているのが難しいほど。しっかりつかまっていないと倒れそうでした…!さらに地震のあとは津波の映像が。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、静岡県におしよせる津波はとても早いと想定されています。ある程度揺れがおさまって動けるようになったら、一刻も早く、津波避難タワーなどに避難してください。
南海トラフ巨大地震の発生時は、迅速な避難のため、沿岸部では揺れが継続している最中でも避難を開始しなければいけない厳しさを、改めて感じました。津波の実験模型などもあって、メカニズムや必要な備えを知ることができます。
避難所体験コーナーもあります。
床に敷物を敷いただけの状態で寝てみます。枕は段ボール。…このまま長時間過ごすとなると、背中や肩などが痛くなりそうです。
一方、段ボールのベッドでは。
床の堅さが和らいで、先ほどより快適でした。 ただ避難所では、必ずしも環境が整っているとは限りません。
ご自宅が安全な場合は、在宅避難という選択肢もあると思うので、家の耐震化や家具の固定は重要です。
2階には、火山と風水害のコーナーがあります。
富士山とその周辺を表した、 直径およそ4メートルの模型!
ハザードマップや溶岩流のシミュレーションを立体的に見ることができます。
風水害のコーナーでは、台風の接近時に安全を確保するための行動などを確認できます。
2階には、NHKの「いのちを守る防災ボイス」の展示もありますので、チェックしてみてくださいね。
静岡県地震防災センターは入場無料。月曜休館。
原則として来館前の予約をお願いしているということです。
夏休みにいかが!静岡県内の防災を学ぶ施設
浜松市の防災学習センターでは、部屋の危険な箇所を確認するなどして、地震への備えを学べます。
焼津市の防災学習室 「しえーる」では、地震の揺れを体験するコーナーや、3D用のメガネをかけて特別警報級の雨の激しさを体験するコーナーなどがあります。
静岡市の治水交流資料館 「かわなび」では、巨大な模型やシアターを使い、1974年の七夕豪雨など過去の水害や治水について知ることができます。
富士宮市の「静岡県富士山世界遺産センター」には、過去の富士山噴火の歴史が分かる展示があります。常設展示だけでなく、9月18日まで富士山噴火をテーマにした企画展も行われています。
伊豆の国市の 「狩野川資料館」では、1000人以上の死者・行方不明者を出した「狩野川台風」の被害や備えを必要な備えを学べます。
夏休みの機会に、身近な災害とその備えについて考えてみてはいかがでしょうか!