大泉潤 函館新市長が初登庁「都市のステータス上げたい」

函館市長選挙で初当選した大泉潤新市長が4月27日初登庁し、記者会見で「都市のステータスをあげて誇りが持てる街にしていきたい」と抱負を述べました。

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函館市の観光部長や保健福祉部長などを歴任した大泉潤新市長は4月23日の函館市長選挙で、3期12年務めた工藤寿樹氏を抑え初当選しました。

27日初登庁し、午前9時半すぎに市役所本庁舎に到着すると、職員から花束が贈られ、玄関や通路などに集まった大勢の職員に大きな拍手で出迎えられました。

このあと早速、市長室に入り市長のいすに座りました。
大泉新市長は「課題は山積していてすぐに着手しなければならないものも多く、職員とすぐに打ち合わせをしていきたい。たくさんのご支援をいただいたので、それに応えなければならないという重みを改めて感じている」と述べました。

「都市のステータス上げたい」

記者会見した大泉新市長は「若い人たちに選ばれるよう都市のステータスを上げていきたい。子育てや教育といった未来への投資や高齢者福祉にも全力で取り組む」と抱負を述べました。

その上で「今回いただいた票は函館を変えてほしいという市民の気持ちだと思うので、誇りがもてる街にしていきたい」と述べ、物価高の影響を受ける市民生活の支援に優先的に取り組む考えを示しました。

一方、今後、担当部局などとの協議が必要だと前置きした上で、今年度中に結果をまとめるとしている北海道新幹線のJR函館駅への乗り入れに向けた調査について、調査の費用を6月の議会に提出する予算案に盛り込む考えを示しました。

また、第2子以降の保育料の無償化と新1年生に1人あたり10万円を支給することについては、来年度に実施する意向を明らかにしました。