ランが核合意を履行
歓迎している」河野外相

河野外務大臣は、訪問先のシンガポールでイランのザリーフ外相と会談し、アメリカが離脱したイランの核合意について、日本としてイランが合意に踏みとどまっていることを歓迎する考えを伝えるとともに、イラン産原油の輸入継続を目指しアメリカ側と協議していると説明しました。

ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議などに出席するためシンガポールを訪れている河野外務大臣は、日本時間の2日午後、イランのザリーフ外相と会談しました。

この中で河野大臣は、アメリカのトランプ政権が一方的に離脱したイランの核合意について「イランが合意を継続的に履行していることを歓迎している」と述べ、日本としてイランが合意に踏みとどまっていることを歓迎する考えを伝えました。

そのうえで、アメリカがイランに対する経済制裁を再開する方針を表明し、日本を含む各国にイラン産原油の輸入をことし11月までに完全に停止するよう求めていることについて、日米両政府の実務者の間で輸入の継続を目指し協議していると説明しました。

これに対しザリーフ外相は、日本側の対応を歓迎する考えを示したということです。