まん延防止「検討せざるを
えない」埼玉県知事

埼玉県の大野知事は専門家会議のあとの記者会見で「まん延防止等重点措置」について、「埼玉県内で変異ウイルスが広がっている状況があり、検討せざるをえない」と述べ、適用を政府に要請するか、検討に入る考えを明らかにしました。

判断する時期については「大型連休を見据えて考えていかないといけない」と述べました。

埼玉県は13日夜、医師や幹部が参加する専門家会議を開きました。

大野知事はこのあと会見を開き、埼玉県内で4月5日から11日にかけて、確認された感染者839人のうち、463人分について変異ウイルスの検査を行ったところ、14.5%にあたる67人に変異ウイルスの感染が確認されたことを明らかにしました。

そのうえで、「まん延防止等重点措置」について「変異ウイルスがこの数週間で広がってきており懸念があるので、適用を検討せざるをえない」と述べ、適用を政府に要請するか、検討に入る考えを明らかにしました。

判断する時期については「大型連休を見据えて考えていかないといけない」と述べました。

また、高齢者が昼間に飲食店でカラオケを利用したことによる感染が増えているとして、飲食店でのカラオケの利用を自粛するよう県民に求める方針を固めました。