総務相 JR東海名誉会長と
会食“規範に抵触しない”

武田総務大臣はJR東海の葛西名誉会長と会食していたことについて、JR東海も総務大臣の「関係業者」にあたるとの認識を示す一方、会食で許認可に関する要望などは全く受けておらず、大臣規範には抵触しないという考えを強調しました。

武田総務大臣は去年11月、JR東海の葛西名誉会長から案内があった会食に出席し、NTTの澤田社長らも同席していたことを明らかにしています。

これについて武田大臣は、22日の衆議院総務委員会で「JR東海は、総務省から許認可を受けていることなどから大臣規範の『関係業者』に該当するとは思うが、出席者から特定の許認可などに関する要望は全く受けたことがなく、大臣規範に抵触する会合ではない」と強調しました。

また、立憲民主党が「当時は政府内でリニア新幹線などにも利用される通信技術に関連する予算案が議論されていた時期であり、総務大臣として会食に行かないという判断はなかったのか」と指摘したのに対し、武田大臣は「それぞれの大臣がみずからの倫理観と節度を持って、しっかりとした態度や言動で会合にのぞむことはあり得る」と述べました。