「学園もい余ったか」
今治市長 事実確認へ

加計学園の獣医学部新設をめぐり、学園側が3年前の2月の安倍総理大臣と理事長の面会を否定したことについて、愛媛県今治市の菅市長は「学園も勢い余ったのかと思う。とにかく一生懸命だった」と述べたうえで、市として、できるだけ早く事実関係を確認する考えを示しました。

加計学園の愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐり、愛媛県が今月、国会に提出した内部文書には、学園側からの報告として、今治市が国家戦略特区に提案する以前の平成27年2月25日に加計理事長と安倍総理大臣と面会し、獣医学部の構想を説明したなどと記載されています。

安倍総理大臣は、文書に記載された日に面会はしていないとして文書の内容を否定しています。

これについて加計学園側は「当時の担当者が、実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と今治市に誤った情報を与えてしまったように思う」というコメントを出し、面会について否定しました。

今治市の菅良二市長は29日の会見で「学園も勢い余ったのかと思う。とにかく一生懸命だった。何かメリハリのあることを言って、地元である私たちのモチベーションをしっかり上げたいという気持ちがあったのだろう」と述べました。

そのうえで、市としてできるだけ早く学園に事実関係を確認する考えを示しました。