国民の心と政治の心に
かい離」自民 岸田氏

「ポスト安倍」の1人と目されている、自民党の岸田政務調査会長は、28日、静岡市で開かれた党の会合で、政治の現状に強い危機感を示し、立党の原点に立ち返るべきだと訴えました。

「政治の説明能力、説得能力が大事だという時代にあって、政治の信頼そのものが、いま問われている。信頼できない人間の言うことを聞くんだろうか、ということだ。やはり今、難しい時代にあって、国民の理解・協力を得て、政治は努力をしなければいけない時代にあって、政治の信頼そのものが問われている今の時代、深刻さを、われわれ今一度、しっかりと感じなければならないのではないか」

「間違いなく、今、国民の心と政治の心にかい離が生じているということなんだろう。私たち自民党は、昭和30年、党を立ち上げる結党の理念として、『政治は国民のものだ』と高らかにうたいあげたものだ。国民政党として、こんにちまで歩んできた、このことをしっかり振り返りながら、国民の心と政治の心をしっかりつなぎあわせる努力を、今一度しっかりしなければいけないのではないかと思う」