北朝鮮への洋上監視活動参加
カナダ国防相に謝意 防衛相

岸防衛大臣はカナダのサージャン国防相と電話で会談し、北朝鮮に対する洋上監視活動へのカナダ軍の参加に謝意を伝えたうえで、海洋進出を強める中国を念頭に、一方的な現状変更の試みに強く反対するメッセージを国際社会に発信していくことで一致しました。

岸防衛大臣とカナダのサージャン国防相の電話会談は、日本時間の午前10時からおよそ40分間行われました。

この中で岸大臣は、北朝鮮の関係船舶が制裁に違反して洋上で物資を積み替える、いわゆる「瀬取り」への対応として、カナダ軍が艦船を派遣して監視活動に参加していることに謝意を伝えました。

そのうえで、北朝鮮の大量破壊兵器や弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄の実現に向けて、両国で引き続き連携して対処していくことを改めて確認しました。

また両氏は、東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対していくメッセージを国際社会に発信していくことでも一致しました。