Go Toトラベル 来春の
連休まで継続を提言 公明

観光需要の喚起策「Go Toトラベル」について公明党は、少なくとも来年春の大型連休まで継続するよう政府に提言しました。菅総理大臣は「予算がなくなったからやめるということではなく、全体状況を見ながら判断したい」と述べました。

公明党の斉藤副代表や竹内政務調査会長らは、総理大臣官邸で菅総理大臣と会談し、新型コロナウイルスに伴う景気対策などを提言しました。

このうち、観光需要の喚起策「Go Toトラベル」について、東京発着の旅行がおよそ2か月遅れて対象に加えられたことなどから、予算を積み増して、少なくとも来年春の大型連休まで継続するよう要望しました。

これに対し、菅総理大臣は「予算がなくなったからやめるということではなく、全体状況を見ながら判断したい」と述べました。

このあと斉藤氏は記者団に「観光業界や交通業界の全体の下支えには今一歩至っていない。大型連休まで継続したほうが社会経済活動の再生に役立つ」と述べました。

加藤官房長官「終了時期は適宜判断」

加藤官房長官は午後の記者会見で「割引販売の終了時期はあくまで1つの目安として1月31日としているが、実際には、今後の感染状況や観光需要の回復、予算の執行状況などを見ながら今後、適宜判断していく。また、平日の利用の促進など観光需要の平準化などの論点も大事であり、観光庁で事業の分析、検証をしっかり行い、今後の対応を考えていくべきだ」と述べました。