衛隊観閲式 基地の
部隊のみで一般招待行わず”

自衛隊の訓練の成果を確認するため、例年、行われている観閲式について、河野防衛大臣は「不必要な負担を部隊にかけるのは好ましくない」と述べ、今後、規模を縮小する方向で検討していく考えを示しました。

防衛省は、自衛隊の日頃の訓練の成果を確認するため、例年、総理大臣が出席して、陸・海・空の自衛隊が持ち回りで、全国から部隊を集めて観閲式や観艦式などを行っていて、1万人を超える一般の人も招待されています。

河野防衛大臣は記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、今年度の航空観閲式と来年度の観閲式は、原則として開催する基地の部隊のみで実施し、一般の人の招待も行わないことを明らかにしました。

そのうえで、河野大臣は「昨今の安全保障をめぐる環境や、災害派遣が増えている状況などを考慮して、不必要な負担を部隊にかけるのは好ましくないと判断した」と述べ、再来年度以降も縮小する方向で検討していく考えを示しました。