銀 再編も選択肢
制度活用し経営基盤強化を」

経営環境が厳しくなっている地方銀行の在り方について、菅官房長官は、3日午前の記者会見で、「再編も1つの選択肢になる」と指摘したうえで、地方銀行の経営統合を後押しするための制度も活用し、経営基盤を強化していく必要があると強調しました。

菅官房長官は、自民党総裁選挙への立候補を表明した2日の記者会見で、経営環境が厳しくなっている地方銀行について「将来的には、数が多すぎるのではないかと思う」と述べました。

この発言について、菅官房長官は、3日午前の記者会見で「地方銀行は、人口減少の中で経営環境も厳しく、みずから経営改革を進めて経営基盤を強化し、地域に貢献していく必要がある。個々の銀行の経営判断の話になるが、再編も1つの選択肢になるという趣旨を申し上げた」と述べました。

そのうえで、「これまで独占禁止法の特例制定の環境整備に取り組んでおり、地方銀行には、こうしたことも活用しながら、経営基盤の強化を進めていただきたい」と述べ、地方銀行の経営統合を後押しするための制度も活用し、経営基盤を強化していく必要があると強調しました。