池都知事 高速道路の
完全ETC化を要望

東京都の小池知事は赤羽国土交通大臣と会談し、スムーズな高速道路の通行を実現するためETCの利用率100%に向けた普及促進などを求める要望書を提出しました。

東京都の小池知事は27日午前、首都圏の1都3県と政令指定都市のトップでつくる団体を代表して赤羽国土交通大臣と会談しました。

この中で小池知事は都市部の高速道路について「高速道路の会社が運営している区間ごとにその境で料金徴収が行われていて、混雑を招いている」と述べました。

そのうえでスムーズな通行に向けてETCの利用率100%に向けた普及促進や、ETC専用の「スマートインターチェンジ」の整備を推進することなどを求める要望書を提出しました。

小池知事らは「完全ETC化」を実現することで高速道路の本線にある料金所の撤廃や、混雑状況に応じて料金を設定する仕組みの導入などにつながることが期待できるとしています。

要望に対し赤羽大臣は「そうした方向にしたい。ETCカードを持てない人もいるので、技術的にクリアできないか検討している」と述べ、前向きに取り組む考えを示しました。

会談のあと小池知事は記者団に対し「技術的、制度的な改善でキャッシュレス、タッチレスの高速道路にしてほしい」と述べました。