内への不要不急の移動
慎重に対応を」茨城県知事

都内で新型コロナウイルスの感染者数が増加していること受けて、茨城県の大井川知事は「移動の自粛をお願いするのとほぼ同じだ」などと述べ、県民に対し、都内への不要不急の移動について慎重に対応するよう改めて求めました。

茨城県は、都内や県内での感染者の増加を受けて、今月3日から県独自の感染対策の指針を「ステージ2」に引き上げ、外出自粛や営業自粛は求めないものの、都内への不要不急の移動や滞在については慎重に対応するよう呼びかけています。

大井川知事は10日の会見で、現在の対策を継続するものの、都内の感染者数はその上の対策を取るべきレベルに当たるとしたうえで、「都内の感染拡大に伴い、県内でも徐々に感染者が増える状況にある。自粛ということばは使わないが、中身としては移動の自粛をお願いするのとほぼ同じだ」と述べました。

そのうえで「行くなとは言わないが、都内に行く場合にはリスクが大きいことを認識して行動してほしい」と述べ、県民に対して改めて慎重な対応を求めました。

さらに大井川知事は、今後も新しい生活様式を意識した行動を促すことで、茨城県内では休業要請や外出自粛を行わず、ポイントを絞った対策を取っていきたいという考えを示しました。