学校再開後の子どもたちのマスクの着用をめぐり、菅官房長官は、体育の授業で着用が必要かどうかは、スポーツ庁で専門家の意見を踏まえたうえで、対応を周知していく考えを示しました。

政府が、緊急事態宣言の解除に向けた調整を進めていることに関連して、大分県教育委員会は、学校再開後、体育の授業では、屋外などであれば必ずしも着用する必要はないとする方針を示しています。

これに関連して、菅官房長官は午後の記者会見で「教育現場が、生徒の健康や安全を最優先に対応を考えているが、体育の授業時のマスク着用の取り扱いについては、スポーツ庁で、専門家の意見を聴きながら整理している」と述べ、スポーツ庁で専門家の意見を踏まえたうえで、対応を周知していく考えを示しました。

また気温が上昇する中、マスクの着用により体に熱がこもりやすくなるなど、例年以上に熱中症のリスクが指摘されていることについて、「熱中症予防については、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた留意点を含め、専門家の意見を聴いて、関係省庁で整理し、周知・広報を行う」と述べました。