またぐ移動は自粛を」
東北6県と新潟県知事ら

東北6県と新潟県の知事らが、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、大型連休中の外出や県をまたぐ移動の自粛を呼びかける緊急の共同宣言を発表し、宮城県の村井知事は、「県をまたぐ帰省や旅行の自粛を強くお願いする」と呼びかけました。

緊急の共同宣言は、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の東北6県と新潟県の知事、それに、仙台市と新潟市の市長が発表しました。このうち宮城県の村井知事と仙台市の郡市長は、午後4時から県庁で記者会見を開きました。

宣言では東北各県と新潟との往来のほか、感染が拡大している関東や関西の都市部からの帰省や旅行など県をまたぐような移動をしないよう協力を呼びかけています。

村井知事は「大型連休中の活発な活動が患者数の激増につながり、医療崩壊が起きるおそれがある。県をまたぐ帰省や旅行の自粛を強くお願いする」と呼びかけました。

また仙台市の郡市長は「ここ数日、感染者の確認はないが予断を許さず、今が重要な局面だ。大型連休中の外出自粛を強く呼びかけたい」と述べました。

各県の知事らは、人の往来がある複数の県が共同で同じメッセージを出すことで大型連休中の外出自粛につなげ、感染の拡大防止を図りたい考えです。