改正は必要なく
断念を」共産 志位委員長

新型コロナウイルスへの対応をめぐり、安倍総理大臣は立憲民主党など野党5党の党首らと個別に会談し、さらなる感染拡大に備え「緊急事態宣言」を可能にする法案の早期成立に協力を呼びかけました。

共産党の志位委員長は記者会見で「参議院予算委員会で、政府が、新型コロナウイルスの対応に現行の特別措置法に基づく措置をとっていたことが明らかになっており、法改正の必要はなくなっている。安倍総理大臣に『法改正は断念すべきだ』と伝えた」と述べました。

そのうえで「敵はウイルスであり、与野党の枠を超え、協力して取り組まなければならないが、そのためには安倍総理大臣の姿勢を変えてほしいと指摘し、第2弾の緊急対応策を決める前には、再度、党首会談を行い、各党の提案を聞いて反映させてほしいと伝えた」と述べました。