本防衛副大臣 公費で
140回余 ホテルに宿泊

山本防衛副大臣が、前回、副大臣を務めた時も含め、140回余りにわたって公費で防衛省近くのホテルに宿泊していたことが分かりました。防衛省は山本副大臣が、当時、都内に宿舎を確保しておらず、危機管理上必要だったとして支出は適切だと説明しています。

防衛省によりますと山本防衛副大臣は、北朝鮮によるミサイル発射などに対応するため、前回、副大臣を務めていた2017年8月から翌年の10月までと、再び就任した去年9月から10月までの間に合わせて146回、防衛省の近くのホテルに宿泊していました。

費用は117万円余りで、公費で支払われたということです。

山本副大臣は都内の議員宿舎に入居せず、地元の神奈川県に住んでいましたが、河野防衛大臣の指示を受け、現在は東京 港区にある議員宿舎に入居しているということです。

過去5年間で、ほかに都内に自宅や宿舎がなかった政務三役はおらず、同様のケースはないということです。

防衛省は「危機管理体制の確保という公務のためであり、公費を支出していた。正当で支出は適切だった」と説明しています。

河野防衛相「宿舎に入るのが筋」

河野防衛大臣は2日夜、国会内で記者団に対し、「衆議院議員は宿舎に入れるので緊急事態に備えて都内に待機する『在京当番』をやるにあたって、宿舎に入るのが筋だと思った。私の副大臣をやっていただくにあたっては議員宿舎から、『在京当番』をしっかりやってもらいたい」と述べました。