根 丸山知事が
「イクボス」宣言

島根県の丸山知事は14日、部下が仕事と子育てを両立できるよう後押しする職場の上司を目指す、いわゆる「イクボス」宣言を行いました。

島根県では今年度から「イクボス」の育成を行い、長時間労働の是正や仕事と子育てや介護を両立できる職場作りに取り組んでいます。

14日は県庁で丸山知事や幹部職員など17人が研修を受講し、「イクボス」の活動を支援するNPOの代表から、育休などの制度を充実させるだけでなく、職場の風土が変わらなければ目的は達成できないとして、上司から積極的に機運を高めていくことが重要だと説明を受けました。

このあと丸山知事が「イクボス」宣言を行い、時間を有効に使うため会議の効率化を図ることや、男性職員の育児休暇取得を推進するなどと書かれた宣言書にサインをしました。

県によりますと、昨年度に育休を取得した男性職員は7.9%ですが、今年度は13%を目標にしているということです。

丸山知事は「知事として取り組むことは県庁全体に影響が及ぶので、自分自身の所作や行動を工夫して、むだな仕事を最小限にし、成果を最大限に引き上げたい」と話していました。