権は疑惑に日本語で
説明できなくなっている」

共産党の志位委員長は、国民民主党の小沢一郎・衆議院議員の政治塾で講演し、安倍政権は末期的状況だと指摘し、野党間の連携をさらに強化して政権交代を目指す考えを強調しました。

共産党の志位委員長は、9日夜東京都内で、国民民主党の小沢氏が主宰する政治塾に招かれて講演しました。

この中で、志位氏は、「安倍政権は政権末期で『桜を見る会』をめぐる疑惑に日本語で説明できなくなっている。政権を倒さなければならないのは自明のことだ」と指摘しました。

そのうえで、「野党共闘を政治を変える本気度がビンビン伝わるものにバージョンアップする必要がある。『政権を倒し、こういう政権を作る』としっかり示すことが大事だ」と述べ、野党間の連携をさらに強化して政権交代を目指す考えを強調しました。

この後、両氏はそろって、記者団の取材に応じ、志位氏は、「小沢氏と協力することは、30年前にはおよそ考えられなかったが、それだけ日本の政治がめちゃくちゃになっているということだし、私たちもずいぶん変わったということだ」と述べました。

また、小沢氏は、「共産党に対して、なんだかんだと言いながら『共産党の票だけがほしい』と言うのはとんでもない話で、お互いに力を合わせて頑張っていくという姿勢でなければならない」と述べました。