客・乗員の客室待機を
徹底」安倍首相

横浜港沖に停泊しているクルーズ船で、新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、ほかの乗客、乗員には船内の客室で待機してもらい、感染拡大の防止を図る考えを示しました。

この中で、公明党と立憲民主党はクルーズ船に残されている乗客、乗員への対応について質問しました。

これに対し、安倍総理大臣は「クルーズ船には客室があるので、まずは、その中で待機していただくことを徹底していかなければならない。乗客、乗員の健康状態の確認を最優先にしながら、感染拡大防止に全力を尽くす」と述べました。

また、橋本厚生労働副大臣は「待機が長期化すると、日頃飲んでいる手持ちの薬が足りなくなることもあると思うので、ニーズを把握し対応していく」と述べました。

一方、茂木外務大臣は、今週中にも帰国を希望する人を乗せるチャーター機の第4便を運航させる方針を示しました。そして、希望する日本人のほか、人道的観点から現地に滞在する中国籍の配偶者らも帰国できるよう、調整を急ぐ考えを示しました。