を見る会「“総理、長官
等推薦者”は党推薦も含む」

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、菅官房長官は、総理大臣や官房長官などの推薦者について、平成26年度の人数が政府が説明していることしの人数より多くなっているのは、自民党関係者からの推薦が多く含まれていたからで、問題はないという認識を示しました。

「桜を見る会」をめぐり、野党側は、政府から提供された資料に、平成26年度の招待者のうち「総理、長官等推薦者」は3400人などと記載されていることから、ことしの推薦者数は政府が説明している2000人程度よりも実際は多かったのではないかと指摘しています。

これについて菅官房長官は記者会見で「指摘されているような区分や数字の積み上げを、当時どういう考え方に基づいて行ったのか、招待者名簿もすでに廃棄しているため現時点で確認できない」と述べました。

そのうえで、総理大臣や官房長官などの推薦者について「『総理、長官等推薦者』の中には、実際には自民党関係者からの推薦も数多く入っていると思う」と述べ、平成26年度の人数が政府が説明していることしの人数より多くなっているのは、自民党関係者からの推薦が多く含まれていたからで、問題はないという認識を示しました。

公明 山口氏「資料の在り方も明確に」

公明党の山口代表は記者会見で「政府は、招待者の基準やプロセスの透明化を抜本的に再検討し、来年は中止するという明確な方針を決めているので、資料の在り方についても疑義を招かないよう明確にしてもらいたい」と述べました。

社民 吉川氏「真実をシュレッダーにかけることはできない」

社民党の吉川幹事長は記者会見で「疑惑は深まるばかりで、内閣府の説明も二転三転している。安倍総理大臣からの推薦が1000人以上だったのではないかという疑惑も浮上した。書類はシュレッダーにかけられても、真実をシュレッダーにかけることはできない。野党の追及本部で徹底的に追及したい」と述べました。