待者「最終的な意思決定
私が責任者だ」菅官房長官

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、菅官房長官は、25日の参議院行政監視委員会で、招待者などを決める際の最終的な意思決定は誰が行っているのかと問われ、「私が責任者だ」と述べました。

この中で菅官房長官は、「桜を見る会」の招待者について「長年の慣行で官邸内や与党にも推薦依頼を行ってきており、いただいた推薦をもとに、内閣官房および内閣府で取りまとめを行っている」と述べました。

そして、野党議員から、招待者などを決める際の最終的な意思決定は誰が行っているのかと問われたのに対し「最終的な意思決定といえば、私が責任者だ」と述べました。

「見直し開始時期 決めていない」

菅官房長官は、午後の記者会見で「『桜を見る会』の見直しの内容や方法について、現段階で具体的に申し上げる段階にはないが、来年はいったん中止し時間があるので、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化、予算や招待人数も含めて、全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら検討していきたい。いつから始めるかは決めていない」と述べました。

自民 岸田氏「しっかり検証し結果説明を」

自民党の岸田政務調査会長は、記者会見で、「政府は来年の『桜を見る会』を中止し招待者の基準や予算を検討するということなので、しっかりと検証し、結果を説明してもらいたい。『桜を見る会』そのもの以外にも、さまざまな指摘がされており、関係者が丁寧に説明責任を果たしていくことが重要だ」と述べました。