島 除染廃棄物の袋流出
「環境影響なし」小泉環境相

台風19号によって、福島県田村市で保管されていた除染廃棄物が入ったフレコンバッグが流出したことについて、小泉環境大臣は参議院予算委員会で、ほかにも流出がないか調査を急ぐとしたうえで、現時点では環境への影響はないという認識を示しました。

台風19号によって、福島県田村市では今月12日、市内の仮置き場で除染廃棄物を入れた複数のフレコンバッグが川に流出しているのが見つかりました。

これについて小泉環境大臣は、15日午後の参議院予算委員会で「これまでに6袋を回収済みで、さらに4袋を発見し回収作業中だ。ほかに流出したものがないか引き続き調査中だ」と述べました。

また飯舘村の仮置き場でも、1袋が流出しているのが発見されたことを明らかにしました。

そのうえで、小泉大臣は「回収されたものは容器に破損はなく、環境への影響はないと考えられる。引き続き、現場やそれぞれの仮置き場の状況の確認を実施していく」と述べました。