ずまずに収まった」に
官房長官コメント控える

台風19号による被害をめぐり、自民党の二階幹事長が13日、「まずまずには収まった」などと発言したことについて、菅官房長官は記者会見で、政府としてコメントは控えるとしたうえで、二階幹事長自身がその後、真意を説明しているという認識を示しました。

台風19号による被害を受けて、自民党が13日に開いた緊急の役員会で、二階幹事長は「いろいろ言われていたことからすると、まずまずには収まったと感じている」と述べ、その後、「大災害で日本がひっくり返るような災害に比べればということだ。1人亡くなっても大変なことだ」と釈明しました。

これについて、菅官房長官は臨時の記者会見で「与党幹部の発言一つ一つに政府の立場でコメントは控えたい。発言については、その後、ご自身からご説明があったと聞いている」と述べました。

また、菅官房長官は今回の台風に関する情報発信の在り方について、「最終的に特別警報を出したが、その前の段階から気象庁を中心に極めて危険な状況だということを繰り返し、繰り返し発信したと思っている」と述べました。