電 緊急調査「儀礼
超える金品授受なし」

関西電力の経営幹部らが3億円を超える金品を受け取っていた問題で、東京電力は、現役の役員らを対象に聞き取り調査をした結果、全員が「儀礼の範囲を超える金品は受け取っていない」と回答したことを明らかにしました。

東京電力は、関西電力の経営幹部らが3億円を超える金品を受け取っていた問題を受け、4日に現役の役員や福島第一原発、福島第二原発、それに新潟県の柏崎刈羽原発の所長ら20人ほどを対象に、面談による緊急の聞き取り調査を行いました。

その結果、全員が「儀礼の範囲を超える金品は受け取っていない」と回答したということです。

東京電力は、就業規則の中で正当な理由がなく、職務に関連して金品などの提供を受けた場合、「懲戒解職」を含む重い処分とすることを定めているということです。

また、企業倫理の順守を徹底するために設けている「行動憲章」では、取引先との間での贈答や接待について、受ける場合も行う場合も良識の範囲内にとどめ節度ある健全な関係を保たねばならないとしています。