民 稲田氏が代表の支部
元助役関連企業から献金

自民党の稲田幹事長代行は、代表を務める政党支部が、関西電力の経営幹部らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役が取締役を務めていた警備会社から献金を受けていたことについて、「違法性はない」としたうえで、今後対応を検討する考えを示しました。

政治資金収支報告書によりますと、自民党の稲田朋美幹事長代行が代表を務める「自民党福井県第1選挙区支部」は、平成23年から3年間にわたり高浜町にある警備会社から毎年12万円、合わせて36万円の献金を受けていました。

この警備会社は、関西電力の経営幹部らに3億円を超える金品を渡していた高浜町の森山栄治元助役がおととしまで取締役を務めていました。

これについて、稲田氏は4日夜、東京都内で記者団に対し、この会社から献金を受けていたことを認めたうえで「政治資金規正法上、適法であり、適切に報告も済ませている。違法性はないと認識している」と述べました。

また、「私自身は、元助役と、どこかで同じ会場にいたこともあるかもしれないが面識はなく、名前も顔も全く認識していない」と述べました。

そして、献金を返金するかどうかについて、元助役と会社との関わりなど事実関係を確認したうえで、今後対応を検討する考えを示しました。