院選 比例代表の
当選者に当選証書

先の参議院選挙の比例代表で当選した人たちに総務省で当選証書が手渡されました。

今月21日に投票が行われた参議院選挙の比例代表には13の政党と政治団体の合わせて155人が立候補し、自民党が19人、立憲民主党が8人、国民民主党が3人、公明党が7人、日本維新の会が5人、共産党が4人、社民党が1人、れいわ新選組が2人、NHKから国民を守る党が1人の合わせて50人が当選しました。

26日は総務省で当選証書の付与式が行われ、中央選挙管理会の宮里猛委員長から、本人や代理人に当選証書が手渡されました。

参議院で歴代最多となる8回目の当選を果たし、新しい議長に選出される見通しの自民党の山東昭子氏は「令和の時代は社会情勢も刻々と変化しているので、参議院のよき伝統は守りながらも、思い切った改革をしていかなければならない」と述べました。

格闘家などとして活躍した立憲民主党の須藤元気氏は「選挙で頂いた一票一票を大切に、食の安全と環境保護と平和外交の3つに力を入れて取り組みたい」と述べました。

会場には、れいわ新選組から当選した、全身の筋肉が動かなくなる難病のALS=筋萎縮性側索硬化症患者の舩後靖彦氏と、幼いときに障害を負い手足がほとんど動かなくなった重度の障害者の木村英子氏も付き添いの介助者と一緒に訪れ、当選証書を受け取ると笑顔を見せていました。

その後、2人はそろって記者団の取材に応じ、舩後氏は、介助者が代読する形で「感無量です。ことばもありません」と述べ、木村氏は「当選は、多くのボランティアの皆さんたちが起こしてくれた奇跡です。現在の制度では国会議員として安心して働くことができないので今後、制度の改善をお願いしたい」と述べました。

今回の選挙で当選した人たちの任期は今月29日から6年間です。