定枠」当選の4人
名前書かれた票数を公表

今回の参議院選挙で、比例代表に新たに導入された「特定枠」の制度で当選した4人について総務省は、それぞれの名前が書かれた票数を公表しました。

今回の参議院選挙では、比例代表に候補者個人の得票に関係なく、あらかじめ政党が決めた名簿の順位にしたがって当選者が決まる「特定枠」が新たに導入されました。

「特定枠」の候補者名が書かれた票は、その政党への投票とみなされることになっていて、今回の選挙では、3つの政党と政治団体がこの制度を活用しました。

そして、自民党とれいわ新選組のそれぞれ2人が当選しています。

「特定枠」の制度で当選した4人について、総務省はそれぞれの名前が書かれた票数を公表する予定はありませんでしたが、報道機関から求められたことを受けて、すべての開票結果がまとまったあと、票数を公表することにしました。

公表された票数によりますと、自民党の特定枠第1位の元財務政務官の三木亨氏は1万6171票、第2位の元衆議院議員の三浦靖氏は、3308票でした。

また、れいわ新選組の第1位の元日本ALS協会千葉県支部運営委員の舩後靖彦氏は4165票、第2位の重度の障害者を支援する「全都在宅障害者の保障を考える会」代表の木村英子氏は5211票でした。