イートから小一時間で
レス」と米側が経緯明かす

30日の3回目の米朝首脳会談について、河野外務大臣は講演でアメリカ側から経緯の説明があったとしたうえで、トランプ大統領がツイッターで会談を呼びかけてからわずかな時間で返事があり、アメリカ側も急きょ準備に追われたことを明らかにしました。

30日の3回目の米朝首脳会談は、アメリカのトランプ大統領が29日ツイッターで意欲を示してからわずか1日で実現しました。

これについて、河野外務大臣は東京都内で講演し、30日夜のアメリカのポンペイオ国務長官との電話会談で、経緯について説明があったことを明らかにしました。

それによりますと、ポンペイオ長官は「トランプ大統領のツイートから小一時間で北朝鮮側からレスポンスがあった。その夜から非武装地帯の北側で動きがあったので、『本当に北は首脳会談をやる気かもしれない』となり、準備をした」と述べたということです。

また、ポンペイオ長官は「キム委員長が来るまで半信半疑だった。ずっと待っていたら車列が来てキム委員長が出てきたので、『会談をやるんだな』と思った」と述べたということです。

一方、河野大臣は北朝鮮による拉致問題について、「トランプ大統領もポンペイオ長官も、北朝鮮側と会うたびに拉致問題を提起してくれており、北朝鮮側もそこはしっかり認識をしていると思う。最後は日本が北朝鮮と話し合わなければならず、しっかりと準備をしておきたい」と述べました。