自掃海艇 貨物船と衝突
けが人なし 広島 尾道沖

27日午前0時ごろ、広島県尾道市の沖合で、海上自衛隊の掃海艇と貨物船が衝突しました。双方の乗組員にけがはなく、油の流出なども確認されていないということで、海上保安部が当時の詳しい状況を調べています。

海上自衛隊や尾道海上保安部によりますと、27日午前0時ごろ、広島県尾道市の高根島の北東およそ1.5キロで、海上自衛隊の掃海艇「のとじま」と貨物船が衝突しました。

「のとじま」は船体の右側後方を損傷し、貨物船は船首付近にへこみがあるということです。「のとじま」には41人、貨物船には5人が乗っていて、双方の乗組員にけがはなく、沈没のおそれや油の流出もないということです。

掃海艇は、京都府舞鶴市にある第44掃海隊の所属で、当時、広島県の呉港に向けて航行中だったということです。

尾道海上保安部が双方の乗組員から話を聞くなどして、見張りの態勢などに問題がなかったか、当時の詳しい状況を調べています。