海道で米軍機低空飛行
「米軍は安全な高度と回答」

北海道蘭越町でアメリカ軍の戦闘機が低空で飛行していたとみられる問題で、岩屋防衛大臣は、アメリカ側は安全な高度を保っていたと回答していることを明らかにしました。

蘭越町によりますと、今月7日に、アメリカ軍の戦闘機と見られる複数の航空機が、町の中心部を低空で飛行していたということで、町は、「住民に不安を与えるような低空飛行は容認できない」として、防衛省に事実確認を求めていました。

これについて岩屋防衛大臣は、記者会見で「アメリカ側からは、三沢基地所属の航空機が、日米両政府の合意に基づき、定められた最低安全高度に細心の注意を払って飛行していたと回答があった」と述べ、アメリカ側からは、安全な高度を保っていたと回答していることを明らかにしました。

そのうえで「アメリカ軍機の飛行は、言うまでもなく、安全の確保が大前提だ。引き続き、日米合同委員会の合意を順守し、地域に与える影響を最小限にとどめるよう、機会があるごとに要請していく」と述べました。