文言削除「告書の影響
考えられない」麻生金融相

麻生副総理兼金融担当大臣は、みずからに対する不信任決議案と問責決議案が否決されたことについて、臨時閣議のあと、記者団に対し「信任をいただいたので、仕事を淡々とやらせていただきたい」と述べ引き続き、職責を果たしていく考えを示しました。

この中で、麻生副総理兼金融担当大臣は、「1日に衆参同時でというのは過去に例を知らないが、否決されて信任をいただいたので、仕事を淡々とやらせていただきたい」と述べ引き続き、職責を果たしていく考えを示しました。

また国の財政制度等審議会が予算編成に向けてまとめた提言をめぐり、原案に盛り込まれていた「将来の年金の給付水準が想定よりも低くなる」といった文言が削除されたことについて、麻生副総理は「審議会の途中経過の話をどうなってますか、こうなってますかと言われても私らのところでは、わかる訳ではない。金融庁の審議会の報告書の影響があったということは、ちょっと考えられない」と述べました。

老後の資産形成をめぐる金融庁の審議会の報告書が文言の削除に影響した可能性を否定した形です。