ージス「配備ありき
だったのでは」 野党が批判

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、候補地の秋田市に関連する調査データのミスなどで、地元に反発が広がっていることを受けて、野党側の会合では「初めから『配備ありき』なのではないか」といった批判が相次ぎました。

「イージス・アショア」の配備をめぐり、候補地の秋田市に関連する調査データに誤りがあったほか、その後の住民説明会で、職員が居眠りしたことなどに、地元では反発が広がっています。

これを受けて、立憲民主党など野党側は、国会内で防衛省からヒアリングを行い、出席した議員からは「初めから秋田市の自衛隊演習場への『配備ありき』なのではないか」といった批判が相次ぎました。

これに対し、防衛省の担当者は「可及的速やかに配備するため、候補地を演習場に絞り込んだうえで、インフラや地形などの観点から判断したものだ」と説明しました。

また、野党側が「配備先としている演習場にも、津波の影響があるのではないか」とただしたのに対し、防衛省側は「土地のかさ上げ対策で津波の影響はなくなる。ほかの調査地は影響が大きく、かさ上げだけでは対応できない所もある」と説明しました。